次世代の計算機として社会を大きく変えると期待される量子コンピューターについて、主要部品などがすべて日本製となる「純国産」の初号機を大阪大学などの研究グループが開発し、28日、その初号機が稼働しました。 量子コンピューターは、原子や電子などの量子の世界で起こる、特有の物理現象を応用することで超高速の計算が可能になるとされ、将来的には新しい薬や素材の開発などにつながることが期待されています。 これまで国内では6機の同じタイプの量子コンピューターが開発されていますが、グループによりますと、主要部品やソフトウェアがすべて日本製となる「純国産機」としては初号機になるということです。 開発競争が世界各国で激化する中、部品の設計や製造を国内で完結させることで、海外に依存せずに開発を進められるとしています。 また、今回の「純国産機」は来月14日から20日にかけて、大阪・関西万博の会場からタブレット端末を使
