探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰った試料から塩の結晶を見つけたと、京都大や東北大などの研究チームが国際学術誌ネイチャーアストロノミー電子版に発表した。研究チームは、天体の水や材料物質につながる有機物の進化を考える上で重要な成果になるとしている。 研究チームはリュウグウの砂を電子顕微鏡などで観察し、表面に最大で長さ約500マイクロメートル、幅20マイクロメートル、厚さ1マイクロメートル(1マイ…
![はやぶさ2:リュウグウに塩 試料の結晶観測 京大・東北大チーム | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2c7b49efd1343821c71f83fc6e908d15a9928a6d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffanyv88.com%3A443%2Fhttps%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2024%2F11%2F27%2F20241127ddm001010113000p%2F0c10.jpg%3F1)
防衛省が部隊どうしの情報共有のために整備する防衛通信衛星が、4日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターからH3ロケット4号機で打ち上げられ、予定の軌道に投入されて打ち上げは成功しました。 防衛通信衛星を載せたH3ロケット4号機は4日午後3時48分、種子島宇宙センターから打ち上げられました。 補助ロケットやロケットの1段目を切り離しながら上昇を続け、衛星を予定の軌道に投入して打ち上げは成功しました。 H3ロケットは2023年、1号機の打ち上げに失敗しましたが、その後、対策を講じた上で、今回の4号機まで3機連続で成功しました。 ロケットに搭載された防衛通信衛星は、防衛省が広い範囲に展開する部隊どうしの情報共有などに使う目的で独自に整備を進めていて、これまでに2機が打ち上げられていました。 今回、3機目の打ち上げに成功したことで、防衛省が計画している独自の衛星3機を同時に運用する体制が整うことになり
「H3」の2号機は17日午前9時22分すぎ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。 JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、2号機は補助ロケットや1段目のエンジンを切り離しながら上昇を続け、午前9時40分ごろ、ロケットの2段目のエンジンの燃焼が停止し目標の軌道に到達したということです。 その後、搭載した2つの超小型衛星を切り離して軌道に投入したほか、アルミ製の模擬衛星の分離動作も確認するなど計画どおりに飛行し、打ち上げに初めて成功しました。 「H3」は去年3月に打ち上げた初号機では2段目のエンジンが着火せず打ち上げに失敗していて、JAXAなどはおよそ1年かけて対策を講じ、17日の打ち上げに臨んでいました。 「H3」は、現在運用されているH2Aに代わる新たな主力ロケットで、激しさを増す宇宙ビジネスをめぐる国際競争で今後の日本の宇宙開発を担う“切り札”として対抗していくことが
打ち上げに成功したH3ロケット2号機=鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで2024年2月17日午前9時22分、吉田航太撮影 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日午前9時22分、新型主力ロケット「H3」2号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から発射した。JAXAによると、機体は予定の高度約680キロに到達し、搭載した超小型衛星の分離に成功した。 新たな国産主力機のデビューは1994年のH2ロケット以来となる。H3は2024年度中に退役予定の現行の主力機「H2A」に代わり、今後20年間の日本の宇宙輸送の中心を担う。宇宙ビジネス拡大で需要が増す国際的な衛星打ち上げ市場で、競争力確保を目指す。 JAXAは14年からH3の開発を始め、23年3月に初号機を打ち上げた。ところが、電源系統の不具合で2段目エンジンに着火せず失敗に終わった。共同開発する三菱重工と共に、部品の絶縁を強化するなどの再発防止
月面に着陸した探査機SLIM。手前左下に映っているのはSLIMから分離された小型ロボット=JAXAなど提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、20日未明に月面に着陸した小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」が、着陸目標地点から誤差100メートル以内に降り立つ「ピンポイント着陸」に成功したと発表した。あわせて、分離した小型ロボット「LEV―2」が撮影した、月面のSLIM本体の画像を公開した。 JAXAによると、SLIMが着陸したの…
1月20日、月面への着陸に成功した日本の無人探査機「SLIM」についてJAXA=宇宙航空研究開発機構はこれまでに探査機から送られたデータなどから着陸目標地点との誤差を100メートル以内とする世界初の「ピンポイント着陸」に成功したことを発表しました。 日本の無人探査機「SLIM」は1月20日未明、世界で5か国目となる月面への着陸に成功しました。 25日、都内で開かれた会見でJAXAはこれまでに探査機から送られたデータなどを詳細に解析した結果探査機は着陸目標地点から東側に55メートルほどの地点に着陸したと推定されることがわかったと明らかにしました。 従来、誤差が数キロメートル単位とされてきた月面着陸で、誤差100メートル以内を目指す世界初の「ピンポイント着陸」に成功したと発表しました。 また搭載していた2機の小型の探査ロボットも正常に機能したことが確認され、月面で撮影された画像にはメインエンジ
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(理事長:山川宏)と株式会社タカラトミー(代表取締役社長 COO:小島 一洋)、ソニーグループ株式会社(代表執行役 会長 CEO:吉田 憲一郎)、同志社大学(学長 植木 朝子)の4者で共同開発※1した変形型月面ロボット(Lunar Excursion Vehicle 2(LEV-2)、愛称「SORA-Q」、以下「LEV-2」)は、小型月着陸実証機(SLIM、以下「SLIM」)※2の撮影に成功しました。これにより、LEV-2は超小型月面探査ローバ(Lunar Excursion Vehicle 1(LEV-1)、以下「LEV-1」)※3と共に、日本初※4の月面探査ロボットになり、世界初※4の完全自律ロボットによる月面探査、世界初※4の複数ロボットによる同時月面探査を達成しました。さらに、LEV-2は世界最小・最軽量※4の月面探査ロボットとなりました。 LE
月面への着陸に挑戦した無人探査機「SLIM」について、JAXAは午前2時すぎから会見を開き、「着陸には成功した」と発表しました。 この中で、JAXA宇宙科学研究所の國中均所長は「私どもとしましてはソフトランディングには成功したと考えている。その理由は、探査機が正常にテレメーターを地球に送信していて、搭載機器がおおむね健全に動いているということを意味している。高度10キロから降りたので、うまくいっていないのであれば高速で激突していたはずだ。そうなれば探査機の機能はすべて失われていたはずだが、着陸後もデータが地球に送り届けられているということは、当初の目的としていたソフトランディングに成功した証左だと考えている」と述べました。 会見で、太陽電池が電力を発生せず、バッテリーを使っている状況について、「いまのところは数時間、バッテリーの電力がもつであろうと考えている。バッテリー電力を温存するために
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日未明、日本の月探査機「SLIM(スリム)」が月面着陸したと発表した。 地球からの信号を正確に受信し、SLIMが反応していることは確認できているという。国中均・…
【▲ 小惑星Bennuのサンプルを収めた回収カプセルの分離後、延長ミッションに向けて軌道を離脱する小惑星探査機OSIRIS-REx(延長後のミッション名はOSIRIS-APEX)(Credit: NASA's Goddard Space Flight Center Conceptual Image Lab)】 アメリカ航空宇宙局(NASA)の小惑星探査ミッション「OSIRIS-REx(オシリス・レックス、オサイリス・レックス)」の探査機は2023年9月24日に地球へ接近し、小惑星「101955 Bennu(ベンヌ、ベヌー)」で採取されたサンプルを収めた回収カプセルが大気圏へ再突入して帰還する予定です。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」に続き、世界で3例目の小惑星サンプルリターンミッションとなったOSIRIS-RExのカプセル地球帰還について、最新情報
Published 2023/09/18 19:09 (JST) Updated 2023/09/18 19:21 (JST) 海洋研究開発機構や九州大などの研究チームは、探査機はやぶさ2が採取した小惑星りゅうぐうの砂試料から、地球では塩の主成分となるナトリウムが見つかったと18日付の英科学誌に発表した。地球が誕生する前の太陽系で物質がどのように存在していたかや、地球の海や生命の起源、進化を解明する手掛かりになるとしている。 りゅうぐうは、地球と火星の公転軌道の近くを回る大きさ約900メートルの小惑星。氷を含む母天体が壊れ、岩石が再結集してできたと考えられており、太陽系が成立した過程の記録をとどめているとされる。 研究チームは、りゅうぐうの表面や地下から採取した砂試料を分析。熱水に溶けやすい成分に、ナトリウムイオンが非常に多く含まれていることが分かった。一部は有機物と結び付いて存在していた
14日午前、秋田県能代市で行われた小型ロケット「イプシロン」の改良型「イプシロンS」の燃焼試験の途中で爆発が起き、炎が上がりました。 JAXA=宇宙航空研究開発機構は原因究明を急ぐ考えですが、来年度に予定している初号機の打ち上げのスケジュールが遅れる可能性もあるとしています。 「イプシロンS」は日本の主力ロケットのひとつで、これまで運用されてきた固体燃料式の小型ロケット「イプシロン」の改良型としてJAXAなどが開発を進めています。 秋田県能代市のJAXA能代ロケット実験場で、14日午前9時から「イプシロンS」のエンジン部分にあたる二段目のロケットの燃焼試験が行われました。 試験の開始直後は、炎と共に煙が勢いよく噴射しましたが、およそ1分後にボンという爆発音が聞こえて施設の一部が吹き飛びました。 その後、炎と黒い煙が上がりました。 消防が消火にあたり、およそ2時間後に火は消し止められ、警察に
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