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豪州ウーメラの砂漠地帯に着地した「はやぶさ2」のカプセルを手にする回収隊のメンバー(JAXA提供) 日本の小惑星探査機「はやぶさ2」から地球に向けて分離されたカプセルが6日未明、大気圏に突入した。現地に派遣された宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))などの回収隊が同日午前4時47分、豪州南部ウーメラの砂漠地帯に着地したカプセルを発見。約3時間後に回収された。 はやぶさ2が分離したカプセルが大気圏に突入し、オーストラリアで観測された火球=JAXA提供 小惑星リュウグウで採取した石などが入っているとみられているカプセルは5日午後2時半、地球から約22万キロ・メートル離れたところで探査機本体から分離され、秒速12キロ・メートルという猛スピードで地球に接近。6日午前2時半頃、大気圏に突入したカプセルが明るく輝く「火球」となって移動していることを、回収隊が確認した。 回収隊が、カプセルから発信
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、探査機「はやぶさ2」から分離され、小惑星リュウグウの試料が入ったとみられるカプセルが日本時間6日午前2時半ごろ、高度約120キロで地球の大気圏に突入したと発表した。 カプセルは、大気圏に突入すると1万度を超える超高温にさらされ、明るく輝きながら飛んでいく「火球」と呼ばれる流れ星のような状態になる。この様子をJAXAが観測し、大気圏突入を確認した。 計画ではその後、高度約10キロでパラシュートを開いて降下速度を落とし、オーストラリア南部の砂漠に着陸。夜明け以降、カプセルが発する電波などを手掛かりに、ヘリコプターやドローン(無人機)で捜索し回収する。
「はやぶさ2」のカプセルが大気圏に突入し、オーストラリアで観測された火球=2020年12月6日、JAXA提供 小惑星探査機「はやぶさ2」から5日に分離された小惑星リュウグウの試料入りカプセルが日本時間6日午前2時28分ごろ、オーストラリア上空の大気圏に突入し、現地では流星のように光る火球として観測された。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、同午前3時ごろに着地した模様で、現地のチームが回収準備を進めている。津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャーは「美しい大気圏突入でした。我々も感動しています」と語った。 カプセルは秒速約12キロで大気圏に突入。高度80キロ以下では周辺の空気が押しつぶされて約1万度にもなり、明るい流れ星のように見える。カプセルは高度10キロ付近でパラシュートを開いて降下。地上のチームは火球の位置や角度から落下地点を推定し、パラシュートを開いた後にカプセルから発信さ
日本の探査機「はやぶさ2」は日本時間の5日午後2時半、カプセルの分離に成功しました。カプセルには小惑星の砂が入っているとみられ、6日未明に地球の大気圏に突入してオーストラリア南部の砂漠地帯に着地する計画です。プロジェクトチームは、カプセルの帰還に関係する6日の主な時刻を公表しました。 「はやぶさ2」は、探査した小惑星「リュウグウ」の砂が入ったとみられるカプセルを帰還させるため地球に向けて飛行していました。そして5日午後2時半、地球からおよそ22万キロ離れた位置でカプセルを地球に向けて分離することに成功しました。 カプセルは地球に向かい、6日午前2時28分に地球の大気圏に突入し、その後、パラシュートを開いてオーストラリア南部の砂漠地帯に着地することになっています。カプセルは天気がよければオーストラリア上空で、大きな流れ星のような火球として30秒余り観測できると予想されています。 また、「はや
地球を観測した人工衛星のデータや画像を高速通信で地上に中継することができる「データ中継衛星」を搭載したH2Aロケットの43号機が29日午後4時すぎに鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは成功しました。 鹿児島県にある種子島宇宙センターでは「データ中継衛星」を搭載したH2Aロケット43号機が午後4時25分に打ち上げられました。 ロケットはメインエンジンと補助エンジンに点火して上昇をはじめ、上空で補助エンジンや1段目などを切り離しながら飛行を続けました。 ロケットは打ち上げからおよそ30分後、高度およそ300キロで予定どおり「データ中継衛星」を分離し、打ち上げは成功しました。 この「データ中継衛星」は、地球を観測した人工衛星のデータや画像を高速通信で地上の基地局に中継するほか、内閣衛星情報センターの情報収集衛星のデータも中継します。 「データ中継衛星」は今後、衛星のエンジンを
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一飛行士(55)ら4人を乗せた米国の新型民間宇宙船「クルードラゴン」が米東部時間15日(日本時間16日)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。…
企業が開発した民間の宇宙船としては世界で初めて運用段階に入る、「クルードラゴン」の1号機が、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんら4人を乗せて、フロリダ州のケネディ宇宙センターから国際宇宙ステーションに向けて、日本時間の午前9時27分に打ち上げられました。宇宙船は打ち上げからおよそ12分後にロケットから分離され、高度400キロにある国際宇宙ステーションに向かう計画です。今回の打ち上げは、宇宙の商業利用が本格化する時代の始まりとして注目されています。 「クルードラゴン」は、NASA=アメリカ航空宇宙局の支援を受けて「スペースX」が開発したもので、民間の宇宙船としては世界で初めて運用段階に入り、アメリカと宇宙ステーションとの間を往復します。 「クルードラゴン」は17日、国際宇宙ステーションにドッキングする計画で、10年ぶり3回目の宇宙飛行となる野口さんは、宇宙ステーションにおよそ6か月滞在し、科学実
米国の新型宇宙船「クルードラゴン」に搭乗し、10月31日に国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう宇宙飛行士の野口聡一さん(55)が30日、オンラインで会見し「本当に光栄に感じている。10年ぶりの宇宙飛行で、この間に変わったことをぜひ経験したい」と笑顔を見せた。 野口さんは日本時間10月31日午後3時40分、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから出発する。クルードラゴンは今回が運用初号機。同乗する飛行士3人と愛称を相談し、強靭(きょうじん)性や回復力などを意味する「レジリエンス」と決めた。 「世界中が新型コロナウイルスで大変な影響を受けている。困難な状況でも宇宙に挑戦する姿から、何かを感じてもらえれば」と命名の理由を明かした。 日本人で最高齢での宇宙飛行となる。「寄る年波には苦労させられている」と苦笑いしながら「55歳でもやれることを示すために、可能であれば宇宙空間で最も過酷な船外活動をぜひ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウの試料入りカプセルを12月に地球に届けた後、さらに別の小型小惑星「1998KY26」に探査へ向かうことを決めたと発表した。到着は2031年7月の予定で、目的の小惑星まで新たに100億キロの旅路に出る。 「1998KY26」は直径約30メートルで、直径約900メートルのリュウグウよりもかなり小さく、地球と火星の間を公転している。JAXAは新たな任務で小型小惑星の地球衝突による被害の軽減や、太陽系のより遠方への探査に必要な知見の獲得を目指す。 はやぶさ2は12月5日にカプセルをオーストラリアに向けて投下する予定。その後、太陽の周りを約11周して目的地に向かう。リュウグウと地球の往復は約50億キロで、新たな目的地までの往路でさらに2倍の距離を航行する。その途中でさらに別の小惑星の近接撮影や、太陽系の外側にある「太陽系
日本は欧米に比べ険峻な地勢を持ち、山間部に都市が点在しています。このため地方都市間の移動所要時間が長く、地域格差の原因ともなっています。そのため日本でのVTOL(Vertical Take-Off and Landing=垂直離着陸)機の需要は欧米に比べて高いと考えられます。 VTOL技術はヘリコプターやティルトローター、ティルトウィングなどさまざまなシステムが考えられますが、本研究ではファンを円筒形のダクトの中に格納した「ダクテッドファン」を用いたVTOL機の成立性を実証します。 ダクテッドファンによるVTOL機は、地方都市間を結ぶ航空路線に適した、安価で信頼性の高いVTOL旅客機の形態の1つと考えられます。 2mクラスのVTOL試作機を製作し、室内でのホバリング試験を終了しました。さらに屋外での水平飛行を行い、リフトファン式VTOL機機体制御技術の獲得を目指します。また二人乗り有人機の
地球へ帰還し、小惑星リュウグウの石などが入ったカプセルを分離した探査機「はやぶさ2」の想像図=宇宙航空研究開発機構提供 小惑星探査機「はやぶさ2」が、今年12月6日に地球へ帰ってくることが明らかになった。萩生田光一・文部科学相が14日の閣議後会見で発表した。はやぶさ2は地球上空で、探査した小惑星リュウグウの物質が入っているとみられるカプセルを分離し、オーストラリア南部の砂漠へ落とす。カプセルを地球へ届けた後、はやぶさ2の探査機本体は新たな天体へ向かう計画だ。 はやぶさ2は2014年12月に打ち上げられ、18年に地球と火星の間にある小惑星リュウグウへ到着した。当初の計画では3回リュウグウへ着陸し、試料を採取する予定だったが、リュウグウの表面全体が大きな岩で覆われ、簡単に着陸できないことから作戦変更を余儀なくされた。
日米両政府は10日、日本人宇宙飛行士が初の月面着陸を行うことを盛り込んだ月探査協力に関する共同宣言を発表した。2020年代後半にも実現するとみられる。米国の月探査計画に参加する上で焦点だった日本人の着陸で合意したことで、日本の有人宇宙開発は大きく前進することになった。 共同宣言は、米国が国際協力で建設する月の周回基地と月面において「日本人宇宙飛行士の活動機会を可能とするための取り決めを策定する」と明記した。今後は着陸時期や人数、活動内容などを詰める。 米国はアポロ計画以来、約半世紀ぶりに有人月面着陸を行う「アルテミス計画」に基づき、24年に自国の飛行士が着陸する。その後、日本人の着陸機会が訪れるとみられる。これを受け宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月に向かう飛行士の選抜を本格化する見通しだ。関連予算の確保も課題となる。 米国は新型の有人宇宙船と大型ロケットで月に向かう計画で、日本人もこ
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