この連載では「ダメに見せないことで評価を高める」ための仕事術を扱っている。前回から、ダメ評価につながる11のネガティブ特性の四つ目である「無責任、逃げ腰体質」を説明している。11のネガティブ特性は以下の通りである。 先を読まない、深読みしない、刹那主義 主体性がない、受け身である うっかりが多い、思慮が浅い 無責任、逃げ腰体質 本質が語れない、理解が浅い ひと言で語れない、話が冗長 抽象的、具体性がない、表面的 説得力がない、納得感が得られない 仕事が進まない、放置体質 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散 駆け引きできない、せっかち、期を待てない 前回は「無責任」で「逃げ腰体質」な上司のエピソードを紹介した。大手通信系システムベンダーA社のシステム開発部に所属する西条氏(仮名)は、自治体向けシステム開発のPM(プロジェクトマネジャー)を担当した。上司である課長の大内氏は西条氏に対