長妻昭厚生労働相は20日昼、大臣室で事務次官ら局長級以上の幹部を集め、就任後初めて昼食を共にした。出席者からは弁当代500円(お茶代込み)ずつを徴収。大臣室の入り口では領収書(レシート)も渡すなど「長妻流」(政務三役の一人)がにじみ出た。 昼食は長妻氏からの呼びかけで正午から約40分、大臣室のテーブルを囲んだ。長妻氏は「幹部の皆さんのご指導をよろしくお願いします」「国会、予算を支えてください。頑張ってください」などと幹部に対して何度も協力を求めた。また来年度予算の概算要求を振り返り「とにかくきつかった」などと苦労話を語った。 政務三役と幹部との関係改善を狙った今回の昼食会。就任から1カ月以上経過したにもかかわらず、冒頭ではお互いに自己紹介や趣味を1人ずつ語るなど、ぎこちなさも浮き彫りとなった。【佐藤丈一】