弁護士(日本・ニューヨーク州)骨董通り法律事務所代表パートナー 日本大学芸術学部客員教授 1965年生まれ。神奈川県出身。東京大学、コロンビア大学ロースクール卒。著作権法を専門とし、出版、音楽、映像、舞台芸術ほかのクリエイター及びエンタテインメント関連企業の顧問先多数。著書に『著作権の世紀 ――変わる「情報の独占制度」』(集英社新書)などがある。「自炊」について多くのメディアでコメントし、ニコニコ生放送『ネットの羅針盤』『「自炊」と電子書籍』にも出演。Twitterでも「@fukuikensaku」で発信中 骨董通り法律事務所Webサイト 法律とユーザーの感覚の乖離 ―― スキャンしたデータのコピーを有償・無償で譲ったり、インターネットで公開したりすると、著作権の侵害になる、ということは、一般にもよく理解されるようになりました。 ところが、自分のお金で買った本を、あくまで自分用としてデータ
パナソニック製の専用機「UT-PB1」を携えて電子書籍市場に乗り込んできたRabooですが、楽天というユーザーにもなじみの深い場所で電子書籍の取り扱いが開始されたことは、いわゆるアーリーアダプタ層だけでなく、広く利用者を増やす可能性があり、面白い存在となりそうです。 ただし、現状では専用機を購入する必要があり、利用のハードルが高いのはいただけません。シャープのメディアタブレット「GALAPAGOS」の例を見ても、専用タブレットが市場に受け入れられるかは不透明です。中期的にはAndroidやiOS向けにRabooアプリがリリースされるでしょうから、少し静観するのも賢明な判断でしょう。 ポジティブな要素としては、ソニーや紀伊國屋書店も含めた4社連合によるストア/端末の相互接続です。これは要するに、端末とストアをn:nで扱えるようにするというもの。より分かりやすく言えば、どの電子書籍ストアで購入
国内の出版社20社が電子出版ビジネスの市場拡大をサポートするための公共的なインフラとなるべく新会社「出版デジタル機構(仮称)」の設立に合意した。この冬をめどに設立を予定する。 同機構は、市場の基盤を固め、日本の電子出版物の国際競争力を確立することなどを目的に設立されるもの。基本業務として、「参加各社の出版物デジタルデータの保管業務」「対図書館ビジネスの代行」「各電子書店・プラットフォーマーに向けての配信業務」「著作権者への収益分配支援」などが挙げられている。 現時点で同機構に参加を表明しているのは、インプレスホールディングス、勁草書房、講談社、光文社、集英社、小学館、新潮社、筑摩書房、東京大学出版会、東京電機大学出版局、版元ドットコム(代表・ポット出版ほか6社)、文藝春秋、平凡社、有斐閣。設立準備連絡会議長は東京電機大学出版局局長の植村八潮氏。
「出版社7社、作家・漫画家122人が『自炊業者』に質問状」が話題となっている。ここでは、スキャン代行業者に送付された質問状の内容と、今後の動きについて考える。 出版社7社、作家・漫画家122人が突きつけた質問状 書籍を裁断・スキャンして電子化する行為を表す「自炊」は、Googleなどで検索すると、本来の炊事の意味より上位にくるまでになった。実際、さまざまな理由――電子化して部屋を広くしたい、大量の書籍や漫画を電子書籍端末で読みたい、など――から、自炊を行うユーザーは増加傾向にあるが、スキャナや裁断機などの購入をためらうユーザー向けに、それらを代行してくれる業者も複数登場し、人気を博している。 そんな中、9月5日にニュースとなった「出版社7社、作家・漫画家122人が『自炊業者』に質問状」は、こうしたスキャン代行業者(自炊業者)に対する出版社・作家からのアクションとして注目を集めている。 著作
米書店チェーン最大手のBarnes & Nobleが、「NOOK」シリーズの新型モデルを5月24日にも発表すると現地メディアが報じている。 米書店チェーン最大手のBarnes & Nobleが、電子書籍端末「NOOK」シリーズの新型モデルを5月24日(現地時間)にも発表する可能性が高いと現地メディアが報じている。 Tom's Guideの記事によると、同社は証券アナリスト向けに行なった業績報告会で新型モデルを発表する計画を明らかにしており、5月24日にニューヨーク市内で開催される電子書籍カンファレンス「Digital Book 2011」でお披露目される可能性が濃厚だという。 NOOKシリーズは現行モデルすべてがAndroid OSを搭載しており、新型モデルは最新のAndroid 3.0を採用したカラータブレット型になると予想されている。 関連記事 Amazonタブレットいよいよ登場か――
オライリー本読んでますか?いろいろ揃っていて、ついつい買っちゃいますよね。でも、価格が高い&厚い&重いの三重苦です。ところが、iPhone版の電子書籍だと600円で買えてしまいます。しかも、場所を取らない。最初は数冊だったのが、今では868冊がリリースされています。 これがO’ReillyのiPhone電子書籍だ!!(写真満載レビュー) - このブログは証明できない。 600円でフルバージョンが手に入るオライリー本ですが、やはりiPhoneであのボリュームを読むのはツライ。そこでオライリーでは、iPadやKindleで読める電子書籍を販売しています。 no title ところが、紙の本と比べてそれほど安くないんですね。iPhone版の600円はやはり魅力です。大丈夫。実はこのアプリからiPadで読めるepubを取り出すことができるんです。特殊なハックというわけではなく、オライリーのサイトで
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