米原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)が22日、米海軍横須賀基地(神奈川県)に入港した。2008~15年に続いて2度目の配備となる。 今年5月に離日した同型艦ロナルド・レーガンの後継。前回の配備後…
レームダック化した米大統領が9月21日に主催した日米豪印の枠組み「Quad(クアッド)」の首脳会議で何が達成できたのだろうか。順番通りなら今回の開催国はインドだった。バイデン大統領が地元の東部デラウェア州ウィルミントンで開くことを望み、インドに対して主催を翌年に延期するよう説得した。クアッドは故安倍晋三元首相が提唱し、米国もルールに基づく自由主義的秩序の象徴として支持した「自由で開かれたイン
かつてアメリカ海軍は戦艦中心主義だったが、ミッドウェー海戦など太平洋戦争で航空母艦が中心的役割を果たしたことから、空母中心主義に転換した。しかしながら、アメリカ海軍を支配している空母中心主義も、いまや新たな海軍戦略への抜本的転換が迫られているのである。 理由の一つが、航空母艦の稼働率が劇的に低下するという危機的状況に陥りつつあるということが挙げられる。稼働率の低下の最大の原因は、海軍工廠(こうしょう)と民間造船所を含んだアメリカ国内における造艦・メンテナンス能力の不足にあるといえる。このような海軍関係ロジスティックス能力の低下は量的なものだけではなく、質的にも深刻であるという調査結果も数多く提示され、アメリカの国防上、深刻な問題となりつつあるのだ。(北村淳) とはいえ、これまで永きにわたってアメリカ海軍の組織、艦隊、兵器開発、教育訓練、そして人事などが空母中心主義に立脚して動いてきたため、
「次の10年を予測するなら、中国は軍事的に非常に危険な存在となるだろう」 アメリカ太平洋陸軍のトップ、チャールズ・フリン氏の言葉です。 世界最強とも呼ばれるアメリカ軍のなかでもっとも古い歴史を持つアメリカ陸軍は今、中国の動きを念頭に「ここ数十年で最大の変革」に着手しました。 アメリカ陸軍はどう生まれ変わろうとしているのか。変革の最前線・ハワイで取材しました。 (ワシントン支局記者 渡辺公介) “パラオに武器を送れ” 真夜中に動き出した米軍 小雨がぱらぱらと降る午前2時すぎ。暗闇のなか、ハワイ・オアフ島にあるアメリカ軍の飛行場は、一角にだけ明かりがともされていました。 そこには、C17輸送機を前に黙々と作業にあたる軍人たちの姿がありました。兵器を輸送機に積み込む作業を進めていたのです。 輸送機に積み込まれる兵器(アメリカ ハワイ州 2023年11月) 積み込んでいたのはハイマース。精密で射程
※以前書かせていただいた「海軍におけるマネジメント(艦隊勤務雑感)」を復刻版としてメルマガに載せてみたところ、意外にもご好評をいただいたため、今回から15年前に書いたものではなく、退職後19年を経過した現在の私が思い起こして感じていることを書かせていただきました。 これまでのものと同様に、私のわずかな経験の中で見聞きしたことを、特に明確な意図というものはなく、何とはなしに書いてみたいと思います。「艦隊勤務雑感」という副題も、あえてそのままとさせていただきます。むろん、艦隊勤務を本望として20年間生きてきた私のことであり、主に艦「ふね」(以後「艦」と「船」がごちゃごちゃに出てまいりますのであしからず)や海上自衛隊にまつわることでお話を進めたいと思っております。 みなさんは、海軍における本来の任務である近代の「洋上での戦い」というのはどのようなものと思っておられるのでしょうか。陸上での戦闘の様
アルフレッド・セイヤー・マハン(Alfred Thayer Mahan [məˈhæn][1], 1840年9月27日 - 1914年12月1日)は、アメリカ合衆国の海軍軍人・歴史家・地政学者。最終階級は海軍少将。 マハンはアメリカ海軍の士官であるだけでなく、研究者としても名を馳せた。その研究領域は海洋戦略・海軍戦略・海戦術などに及び、シーパワー・制海権・海上封鎖・大艦巨砲主義などに関する研究業績がある。中でも古典的な海洋戦略を展開した『海上権力史論』は世界各国で研究されている。「世界の諸処に植民地を獲得せよ。 アメリカの貿易を擁護し、かつ外国に強圧を加えるために諸処に海軍根拠地を獲得し、これを発展させよ」との持論を持っていた[2]。また、初めて中東という呼称を使ったとも言われている。 19世紀フランスの研究者アントワーヌ=アンリ・ジョミニや父デニス・ハート・マハンの影響を強く受けており、
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