衆議院選挙が10日公示されました。与野党が互いの政策を大衆迎合のポピュリズムと揶揄する場面も出るなど、政権を決める選挙戦では、その行方を握るのは、わたしたち有権者と呼ばれる一般大衆です。 しかし、大衆とは、そもそも何者なのでしょうか。そして大衆心理とはどのようなものを指すのか。 帝京大学文学部、大浦宏邦教授が「大衆心理からみる現代社会」をわかりやすく説明します。1回目は、普通選挙が実施されるようになった大衆社会の幕開け期にドイツで起こったナチス・ヒトラーの台頭とそれを支持した人々のパーソナリティの特徴を取り上げます。 ---------- 最近は社会が不安定になっているなあと思わせる出来事が増えています。イギリスのEU離脱やアメリカのトランプ大統領の当選、フランスのマクロン大統領を支持する政党の躍進などは記憶に新しいところです。 こうした出来事の背後には大衆心理の動きがあることが予想されま