観光庁では2030年までに訪日外国人旅行者数6,000万人、訪日外国人旅行消費額15兆円とする目標を掲げ、国際観光の更なる拡大・充実を図っている。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「日本政府が観光立国を目指す理由は、経済の活性化です。日本では少子高齢化が急速に進んでいます。さらに景気の低迷が続く中、インバウンド観光客の増加を図ることで、経済成長を促すのが狙い。また観光産業が雇用の創出にも寄与するため、地域社会の活性化も期待されます。この度中野国土交通大臣が成田空港を訪れ、外国人旅行者受け入れ拡大へ機能を強化していく考えを明らかにしたことからも力の入りようがみて取れますね」 訪日外国人総数 ・2023年:25,066,350人 ・2024年:36,869,900人 「国別で見ると韓国が最も多く、ついで中国、台湾、米国、香港と続きます。東南アジア、欧米豪・中東の訪日も増えていて、
