UNCTADによる分類。青がグローバルノース(先進諸国)、赤がグローバルサウス(発展途上諸国)。 グローバルサウス(英語: Global South)は、南半球に多い新興国・途上国を指す用語で、主に北半球に多い先進国との対比で用いられる[1]。 その範囲や定義は論者によって様々であり、中華人民共和国は冷戦期における第三世界と同様の意味で用いており、自らをグローバルサウスを支える側と位置付けている(G77プラス中国)。一方、アメリカ合衆国のジョー・バイデン大統領は、先進国を中心とする民主主義陣営にも中国やロシアなどの権威主義陣営にも属さない非同盟・中立の立場を取る途上国と位置付けている[2]。共通して北アメリカ・ヨーロッパ諸国とイスラエル・日本・大韓民国・オーストラリア・ニュージーランドはグローバルノースと位置付けられており、これらの国々への対義語としての文脈で用いられる[3]。 経済のグロ