【カイロ=伴安弘】リビアの停戦などについて調停をめざすアフリカ連合(AU)の代表団が10日、リビアを訪問し、首都トリポリでリビアの最高指導者、カダフィ大佐と会談しました。 中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、同大佐は停戦と和平についてのAUのロードマップ(行程表)を受け入れました。この後、代表団は反政府勢力の拠点ベンガジに向かう予定。 これに対し、反政府勢力、リビア国民評議会のスポークスマンは11日、「独裁者(カダフィ大佐)の言葉は無効だ」とし、「軍事的解決以外ない」と述べました。 アフリカ調停団はモーリタニアのアブドルアジズ大統領を団長とし、南アフリカ、マリ、コンゴ民主共和国、ウガンダの各大統領からなっています。