デザイン科だった学生時代、「色相環」についてちょくちょく勉強をした。色相環とは、赤・青・緑の三原色を基準にした12色を環状に配したカラーチャートのことだ(右図参照)。 当時、教授が「色相環、色相環」というたびにこっそり思い描いていたイメージがある。「色相⇒色相かん⇒しきそうかんてん」。 何が言いたいのかさっぱり、かと思われます。えーと、「牛乳かん」「トマトかん」と並ぶかんてん料理、「12色相かん」を作りたいのです。 (text by 田中あずさ) 色水づくり 「牛乳かん」「トマトかん」などのかんてん料理と肩を並べる「色相かん」は食べられないと意味がない。絵の具を溶いた色水を使えば、ばっちりキレイな色相かんができるのだろうが、今回は食べられる色相かんをめざして色水を作ります。