PCに比べた場合の携帯電話の大きな特徴の1つは、端末によってその仕様が大きく異なることだ。キャリアによってブラウザやアプリが異なるのはもちろんのこと、同じキャリアでも機種によって表示できるデータ量や画像の大きさ、種類などが違う。それぞれに応じたサイトを作る必要があることを考えると、モバイルサービス運営者にとって、対象とする携帯電話端末をどこまで広げるかというのは大きな問題になる。 その判断をするときに大きな助けとなるのが、携帯電話機種のシェアだ。そこでこの連載では毎月1回、どういった端末がどの程度利用されているのかを、モバイルインターネットアクセス実勢データをもとに紹介していく。 データはビートレンドの携帯電話向けASPサービス群「BeMss」を利用している約600社のモバイルサイトのアクセス実績を利用する。BeMssを利用している企業の業種は金融から小売まで多岐にわたるため、より実勢に近
総務省は2月15日、情報通信審議会(会長:庄山悦彦氏=日立製作所取締役会長)に、「通信・放送の総合的な法体系の在り方」について諮問した。 諮問理由は「同一インフラの通信と放送による共用や放送番組のブロードバンド配信、通信・放送の両方に利用できる端末の出現、通信・放送両分野の資本の連携といった形態が一般化してきているため、2011年の世界最先端の情報通信インフラ構築の完成に向け、通信・放送の融合・連携サービスの発展を実現させるための制度的な対応が必要。そのため、総務省では、通信と放送に関する総合的な法体系について検討し、2010年度までに国民の100%が高速ブロードバンド回線に接続可能な社会の実現を目指す」というもの。 2010の通常国会への法案提出を目指すため、通信・放送の融合・連携に対応した具体的な制度の在り方について情報通信審議会に諮問する。答申希望時期は2009年12月頃。 審議体制
文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子 2008-02-12 16:45 Microsoftは米国時間2月11日、「Office Live Small Business」製品の既存の3バージョンをひとつに統合し、このひとつのバージョンを無料で提供すると発表した。 Office Live Small Businessは、ウェブベースのサービスの一式であり、従業員が10名以下の企業を対象とし、「Microsoft Office」を補完することを意図したものである。Microsoftはこのサービスの最初のバージョンを2006年10月に開始し、それ以来3種類が提供されていた:無料のエントリレベルの製品(Office Live Small Business Essentials)、1カ月あたり19.95ドルのミドルレンジのサービス(Offic
IPA/ISEC(独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター)は2月12日、脆弱性対策の促進に向けて、各国の中小規模組織における脆弱性対策の現状、組織内で脆弱性情報を共有するためのフレームワーク(情報共有の枠組み)や脆弱性対策確認作業の自動化に向けた取り組みに関して調査を行い、調査報告書を公開した。 この調査は、情報セキュリティの専門家の確保が難しい中小規模組織における情報システムの脆弱性対策を促進するために、IPAが取り組むべき施策の検討および活用可能な脆弱性対策ツールの開発を支援することを目的として、国内中小規模組織の実態および諸外国における情報共有フレームワークの動向調査を行ったもの。 調査では、IPAが取り組むべき施策を短期的に実現可能な施策と、長期的な観点から検討すべき施策に分け、前者の検討として「脆弱性関連情報の活用促進に関する調査」、後者の検討として「脆弱性対策の自動
ビデオリサーチインタラクティブは2月13日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)およびブログ、動画共有サイトなどのCGM(Consumer Generated Media)の視聴動向をまとめて発表した。 調査によると、2007年1年間のSNSサイト訪問者数は前年対比145%の2129万人と大幅に増加した。一方、平均視聴ページは前年対比88%の952.6ページ、平均滞在時間は前年対比103%の7時間21分46秒にとどまったことから、ライトユーザーの増加がうかがえる。 また、2007年1年間のCGMトータルの訪問者数は3656万人となった。内訳はSNS、ブログ、動画のいずれにも訪問したユーザーが1690万人(46.2%)、ブログのみ訪問者が801万人(21.9%)、ブログと動画の訪問者が680万人(18.6%)、SNSとブログの訪問者が356万人(9.7%)となっている。SNSと動画の
サイバーマップ・ジャパンは2月13日、同社が運営する地図情報検索サービス「マピオン」で、地図上に自由にラクガキできるサービス「地図ガキ」の提供を開始した。無料で利用できる。 地図ガキは、地図をキャンバスに見立て、その上に自由にラクガキするというサービス。 サイバーマップ・ジャパンでは、「『リアルな紙地図に近いツール』として、紙地図に近い味わい深さや便利さを感じてもらう一方で、ラクガキ行為自体の面白さも同時に楽しめるサービスを目指した」としている。 落書きにはペン、図形、文字、消しゴム、ラインなどのツールを使うことができ、それぞれカラーや太さ、透明度などを細かく設定できる。 キャンバスは、通常の「地図」と「白地図」を用意。待ち合わせ場所などを説明する場合は通常の地図、塗り絵やオリジナルな日本地図の作成などには白地図と、用途にあわせて選択できる。地図、白地図ともに自由に移動、拡大、縮小、回転す
ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は2月13日(現地時間)、スペインで開催中の携帯電話関連の国際展示会「The Mobile World Congress 2008」にて基調講演を行い、携帯電話が「インターネットマシン」になるという持論を展開するとともに、先端事例としての日本市場の状況と、その中で競争する苦労を語った。 世界的に見ると、携帯電話市場は第2世代携帯電話(2G)から第3世代(3G)への移行期にある。しかし孫氏は講演の冒頭で「私は3Gには興味がない。3Gでは遅すぎる。3.5GのHSDPA以上になってはじめて携帯電話でインターネットが“使える”」と指摘。日本ではようやくこの環境が整ったとした。 日本がモバイルインターネットの先進市場だという根拠として孫氏が挙げたのは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)国内最大手であるmixiのアクセス状況と、着メロや着うたの市場規模だ。
スペインで開催中の携帯電話関連の国際展示会「The World Mobile Congress 2008」では、LTE(Long Term Evolution)もしくはSuper 3Gと呼ばれる次世代の通信規格が1つの大きなトピックになっている。早ければ2010年にもサービスが開始されるこの技術の魅力とはなんだろうか。 LTEとはW-CDMAの高速化規格。NTTドコモは第3世代携帯電話の上位版という意味を込めてSuper 3Gと呼んでいる。複数のアンテナを利用することで高速化し、100Mbps以上の高速通信が可能になる。NTTドコモは2009年までに技術開発を完了させる計画で、Ericssonのほか富士通、NEC(Alcatel-Lucentと合弁会社を設立する予定)、松下電器産業(Nokia Siemens Networksと協力)を基地局ベンダーとして選定している。2010年度中にサー
最もテクノロジに好意的な米大統領候補は誰だろうか? 簡単に言ってしまえば、その答えは「問題による」ということになるだろう。たとえば、ネットの中立性という考え方を支持し、ブロードバンドプロバイダーによる「差別的な」措置を罰する包括的な権限を米連邦通信委員会(FCC)に手渡してもいいと思っているのか? あるいは、いわゆる「フェアユース(公正使用)」の権利を守るよう、著作権法を改正することを支持するか?といった、さまざまな問題がある。後者の問題については、プログラマーやコンピュータ科学者の多くは賛成しているが、ほぼすべてのソフトウェア企業やビデオゲームメーカーが反対している。 大統領選の予備選挙や党員集会に参加しようと考える読者の判断を手助けするため、われわれは、テクノロジ関連の問題に対する有力候補者たちの見解を、以下の表にまとめてみた。 お決まりの反対意見が出てくる前にあらかじめ断っておくが、
「アジアとケータイを制した者が、世界のインターネットを制するだろう」--ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は2月7日、同社の中長期ビジョンについてこのように述べ、携帯電話市場に進出しつつあるGoogleへの対抗心をあらわにした。 Googleは検索市場において、ソフトバンク子会社のヤフーの競合企業にあたる。ただしGoogleは近年、携帯電話市場への強い意欲を見せている。2007年11月には携帯電話向けプラットフォーム「Android」を公開したほか、米国では700MHz帯のオークションに参加し、携帯電話用の周波数を取得する動きを見せている。日本国内でもauに続いて、国内最大手の携帯電話事業者であるNTTドコモとの包括提携を1月に発表。Googleにとって日本市場は携帯電話サービスを開発するための重要な市場であると明言している。 一方のソフトバンクは、ADSL事業や携帯電話事業などに進出し
もっとも、そのメッセージを皆が受け取ったわけではないようだ。例えば、XP SP3にはInternet Explorer(IE)7とWindows Media Player 11が含まれると考えている人もいる。実はそうではない。これらをシステムにインストールしているのであれば、SP3には、これら比較的新しいMicrosoftアプリケーションの新しいパッチが含まれる。わたしとしては、これでいい。IE7でうまく動かないIE 6向けのWebアプリケーションが今でもあるからだ。 セキュリティの改善(革新ではない)はSP3の重要事項だ。 大きな追加機能の1つが、SP3にNAP(ネットワークアクセス保護)が盛り込まれることだ。これは次期サーバOS「Windows Server 2008」の新機能を活用できる。NAPはプロトコルの一種で、NAPで保護されたLANに接続しているPCが必ず「健全」な状態である
米Microsoftは12月3日、かなり遅れていたWindows XPのService Pack(SP)3のリリース候補(RC)を、MSDN(Microsoft Developer Network)とTechNetの会員向けにリリースした。β版が約1万5000人のテスターに配布されてから約1カ月後のことだ。 顧客はまだVistaへの移行に熱心でなく、XP SP3への関心は高まっている。SP3には新機能という点ではほとんど追加はないが、2004年8月にSP2がリリースされた後にMicrosoftが公開した数百件のフィックスをまとめたもの、重要なセキュリティと安定性のフィックス、幾つかの新機能が搭載されている。 XP SP3(β版)ではSP2と比べてアプリケーションが10%高速だったとも報じられているが、これはSP3のベンチマーク測定やレビューのための試みではない。 β版とRCには本質的に、少
文:Hakon Wium Lie(CNET News.com) 翻訳校正:吉武稔夫、中村智恵子、長谷睦 2008-02-04 08:00 2年前、ウェブ標準準拠テストの「Acid2」に関してこのコラムでご紹介した。Acid2はウェブブラウザを総合的にテストするページで、正しく表示できると笑顔のマークが描画される。 Web Standards Projectが開発したこのテストは、ブラウザのバグを取り除くうえで大きな成果をあげている。バグがあると、デザイナーが意図した通りにウェブページが表示されないといった事態が生じる。「Safari」と「Opera」はAcid2に準拠しており、次期版の「Firefox 3」もこのテストに適合したものとなる予定だ。 最近になって、Microsoftは「Internet Explorer」(IE)の次期版となるバージョン8(IE8)がAcid2に合格したことを
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Computerworldはウェブホスティング会社C I Host Inc.の事件についての記事をまとめ、同社のデータセンターがどのように強盗にあったかを詳しく述べた。深夜勤の技術マネージャーは、強盗がコンピュータ機器を盗んでいる間、人質に取られていた。 この話の要点はあまりにも明らかだ。データセンターは、思っているほど安全ではない。 データセンターは確かに物理的なセキュリティに注力しており、われわれの多くは情報セキュリティとはハッカーとの戦いであり、このスパイ同士の戦いには暴力は入り込まないものだと思っている。この見方は間違いかも知れない。 C I Hostの最高経営責任者(CEO)であるChristopher Faulkner氏にと
ラスベガス発--Seagate Technologyの最高経営責任者(CEO)であるBill Watkins氏に言わせると、Blu-rayとHD DVDが戦っているが、じつは勝者はハードディスクなのだという。 ここラスベガスで、米国時間1月7日〜10日の会期で開催されているConsumer Electronics Show(CES)の朝食会で、Watkins氏は「Blu-rayが競争に勝利したと言われているが、それは問題ではない。本当の争いは物的流通と電子的配信との間で行われており、Blu-rayもHD DVDもこの争いでは敗者だ。この争いでは、フラッシュメモリとハードディスクが同じ陣営にいる。決着はすでについており、物的流通の陣営は敗北した」と語った。 Watkins氏は当然、自分の利害で話をしているのだが、同氏の話には一理ある(元陸軍兵士で、ロックバンドGrateful Deadのファ
「Googleドキュメント」をいかす「OOO2GD」 最近はローカルコンピュータ上で使われていたソフトウェアをブラウザ上で動かす、いわゆる"Webアプリケーション"が次々に登場している。タスク管理やグループウェアもそのひとつだが、もっともビジネスで使われるのは表計算やワードプロセッサをはじめとするオフィススイートだろう。そして、それをWebアプリケーション化したもので有名なのが「Googleドキュメント」だ(図1)。 【図1】「Googleドキュメント」のトップページ Googleドキュメントはワードプロセッサの「文書」、表計算の「スプレッドシート」、プレゼンツールの「プレゼンテーション」で構成されている。従来のような「ローカルで文書を作成してメールで送る」という形態ではなく、「ブラウザ上で作成してそのまま共有する」という新しいオフィス文書の活用法が期待できる便利なWebアプリケーションだ
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