南国の言語はよく響き、北国の言語は控えめに響く――そんなイメージはないでしょうか。 実はこのステレオタイプ、科学的に裏付けられるかもしれません。 中国の南開大学(NKU)とドイツのキール大学(Kiel University)を中心とする国際共同研究チームがの研究によって、温暖な地域で話される言語ほど音がよく響き(ソノリティが高く)、寒冷な地域の言語ほど控えめな響き(ソノリティが低い)になる傾向が明確に示されたのです。 では、なぜ気温が言語の響きに関係するのでしょうか? 研究内容の詳細は『PNAS Nexus』にて発表されました。 目次 言語は気候の影響を受けない?100年間続いた常識への挑戦9179言語を分析して分かった『気温と声』の意外な関係言葉の響きをデザインするのは気候だった 言語は気候の影響を受けない?100年間続いた常識への挑戦 言語は気候の影響を受けない?100年間続いた常識へ
