もう電王トーナメントの季節がやってきたのか…
早すぎだろ。まだ何もしてないぞ。電王トーナメントにエントリーするかどうかすら躊躇うレベルだ。
そして全くやる気が沸かない。こりゃ今回は駄目かも知れんね。
ところが、先週から息子(5歳)が将棋を始めた。くもん出版の将棋盤を嫁が買ってきたのだ。駒に移動できる升が書いてあるので息子にもわかりやすいようだ。息子に将棋を教えていると何か将棋熱が戻ってくるかも知れない。
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息子に将棋を教えていると次の将棋の格言がおかしいことに気づいた。
「飛車当たりに香を打つ」の意味で、「飛車取りに香を打つ」と言うから、「両取り」も別に使ってもいいのではないかと言われるかも知れない。ちょっと待って欲しい。「飛車取り」は放置すると次に飛車が取れる。
「お湯をわかす」って言葉があるだろ?実際に沸かしているのは水なのだけど、その結果、お湯になるので、それを先取りして書いてあるわけだ。これを修辞学では「予期的叙述法(prolepsis)」と言う。「飛車取り」という表現はこれに該当する。だから、これはレトリックとしてアリなわけだ。
しかし「両取り」は放置しても次に両方は取れない。放置してたらその次にもう片方も取れますよね、と言われるかも知れない。それは大間違いだ。
その代表格が「桂での両取り」だ。先手が5九桂で後手に両取りをかけた場合、後手が何手放置し続けたらもう片方を取れるというのか。敵陣まで行って、桂を成ったあとそれを自陣まで引いてこないといけないんだぞ?そんなプロの実戦譜を見たことがあるか?ないだろ。ないない。そんなに後手は放置するはずがない。要するにそんなことは現実的に起こりえない。だから予期的叙述法ではない。使ったら駄目、絶対!
というのが私の考えなんだけど…。
同じ理由で将棋の戦法の「縦歩取り」戦法というのもおかしい。普通は実際に歩が取れるわけではないので(本当に歩を取らせた羽生さんの実戦例があるが)、「縦歩狙い」戦法ではないかと思う。この「縦歩取り」という命名をしたのは、確か加藤 治郎先生だったと思うが、その著書『将棋は歩から』という本のなかで、「読者の方から、魚釣りは魚が釣れなくても魚釣りと言うので、縦歩取りも歩が取れなくても縦歩取りと呼んでいいのではないかという意見をもらった」というようなことを書かれていたと思う。
おお、そうか…。じゃあ「縦歩取り」はいいや。でも、「両取り」だけはワシは認めんヽ(`Д´)ノ
なんてことを考えてたら、また私のなかの将棋熱がにわかに戻ってきたかも知れん…。
そういや、最近、私は音楽制作に夢中なんだけど、そろそろいいヘッドホンを買おうと思って、評判のいいBeats by Dr.Dreのヘッドホンをamazonで買ったんだよ。ちょうどamazonがネット最安で25,480円だったんでな…。
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ところがこの良さが全くわからん。以前から使っている千円で買ったヘッドホンとほとんど変わらん。曲によっては低音と高音がよく鳴ってるなーという程度。俺の耳は一体どうなっているんだ…。もしかして豚に真珠とはこのことか。いやいや、違いはわかるんだよ。違いは。
例えば、このヘッドホンをつけてからというもの人様の演奏動画で以前は気にもならなかった録音時のシャーっとかザリッとか言うノイズが気になるようになった。確かにノイズが超鮮明に聴こえる。このヘッドホンは大変素晴らしいものだ。こんな小さなノイズまでクリアに聴こえるだなんてな!ただ、ノイズが気になるぐらい聴こえるのはデメリットであって、メリットじゃないよな…。こんなものに25,480円か。また金をドブに捨ててしまったか。
こりゃ、電王トーナメントの賞金もらって取り戻さないとな…。第二回電王トーナメントはありまぁす!もとい、第二回電王トーナメントに出場しまぁす!