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白馬岳コースガイド|山中の秘湯・蓮華温泉から登るコース

白馬岳コースガイド|山中の秘湯・蓮華温泉から登るコース

北アルプス・後立山連峰の一座で日本百名山にも選定されているのが白馬岳(2932m)です。展望はもちろん高山植物が豊かな山としても人気があり、様々な登山コースが延びています。

今回は新潟県糸魚川市にある山中の秘湯・蓮華温泉からのコースを紹介。歩きやすい樹林帯を抜けると、白馬大池の神秘的な水鏡・小蓮華山など稜線からの展望が見事なコースです。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔

歩きやすい樹林帯で白馬大池をめざし、絶景の稜線へ

蓮華温泉から見た雪倉岳
撮影:鷲尾 太輔(蓮華温泉から見た雪倉岳)

新潟県糸魚川市に位置する蓮華温泉は、標高1473mの山懐に抱かれた秘湯。白馬岳の北に連なる日本二百名山・雪倉岳(2611m)や日本三百名山・朝日岳(2418m)への登山口でもあります。

今回はこの蓮華温泉から白馬大池を経由して、白馬岳へ登頂するコースを紹介します。前半は歩きやすい樹林帯、後半は小蓮華岳周辺の絶景満載の稜線を歩くコースです。

コース概要

合計距離: 19.33 km
最高点の標高: 2910 m
最低点の標高: 1464 m
累積標高(上り): 1807 m
累積標高(下り): -1807 m

体力レベル:★★★☆☆

1泊2日|コースタイム:13時間45分

参考:ヤマプラ

技術的難易度:★★★☆☆

・ハシゴ、くさり場、雪渓、渡渉箇所のいずれかがある
・転んだ場合に転落・滑落事故につながる箇所がある
・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要

凡例:グレーディング表

コース概要

【1日目】蓮華温泉(110分)→天狗ノ庭(100分)→白馬大池(120分)→小蓮華山(50分)→三国境(60分)→白馬岳(10分)→白馬山荘(泊)
【2日目】白馬山荘(15分)→白馬岳(30分)→三国境(60分)→小蓮華山(90分)→白馬大池(90分)→天狗ノ庭(90分)→蓮華温泉

蓮華温泉へのアクセス情報

蓮華温泉バス停
撮影:鷲尾 太輔(蓮華温泉バス停)

新潟県糸魚川市にある蓮華温泉からの登山口になります。バス停の奥に駐車場とトイレ、さらにその奥に白馬岳蓮華温泉ロッジがあります。

【クルマの場合】
・上信越自動車道「須坂長野東」IC−県道31号−県道33号−国道148号−県道433号−国道148号−県道505号−蓮華温泉
・北陸自動車道「糸魚川」IC−国道148号(千国街道)−県道505号−蓮華温泉

■蓮華温泉駐車場
台数:70台
トイレ:あり
料金:無料

【公共交通の場合】
JR「糸魚川」駅またはJR「平岩」駅下車、「糸魚川 白馬岳登山バス」乗車ー蓮華温泉

コース詳細ガイド

今回のコース
出典:YAMAP(今回のコース)

今回は、コースを3つのセクションに分けて紹介します。

セクション①:蓮華温泉〜白馬大池(210分)
セクション②:白馬大池〜小蓮華山(120分)
セクション③:小蓮華山〜白馬岳(110分)

*各セクションをクリックすると、そのセクションへジャンプします

セクション①:蓮華温泉〜白馬大池(210分)

セクション①
出典:YAMAP(セクション①)

このセクションでは、蓮華温泉から白馬大池をめざします。大半が樹林帯の中の歩きやすい登山道で、途中にある天狗ノ庭周辺は、露岩が積み重なった不思議な光景が広がります。

蓮華温泉登山口
撮影:鷲尾 太輔(蓮華温泉登山口)

白馬岳蓮華温泉ロッジの建物の裏にある登山口。途中までは、野天風呂を巡る周回路と同じ道を歩きます。

野天風呂周回路との分岐
撮影:鷲尾 太輔(野天風呂周回路との分岐)

野天風呂の周回路と分かれて、右手へ進みます。小さな沢を越えると、ジグザグの登りが始まります。

火山噴気帯からの噴煙
撮影:鷲尾 太輔(火山噴気帯からの噴煙)

登山道からは、野天風呂の周回路の途中にある火山噴気帯から立ち昇る噴煙を望むこともできます。

蓮華の森
撮影:鷲尾 太輔(蓮華の森)

この看板で尾根をまたぎ、少しだけ下ります。あとは斜面西側をトラバース(横断)するように、ゆるやかに登り返します。

蓮華温泉から1km
撮影:鷲尾 太輔(蓮華温泉から1km)

登山道が左にカーブして、今度は北斜面をトラバース気味に登っていきます。白馬大池までの5kmの道のりのうち、1kmを進んできたことを示す看板があります。

灌木帯の中の登り
撮影:鷲尾 太輔(灌木帯の中の登り)

トラバース区間が終わり、笹やシダの多い灌木帯の中を登っていきます。

蓮華温泉から1.4km・標高1752m地点
撮影:鷲尾 太輔(蓮華温泉から1.4km・標高1752m地点)

標高1473mの蓮華温泉から、標高差にして300m弱を登ってきました。

ジグザグの登り
撮影:鷲尾 太輔(ジグザグの登り)

このあたりは、やや急なジグザグの登りが続きます。

蓮華温泉から2km
撮影:鷲尾 太輔(蓮華温泉から2km)

ジグザグの区間が終わると、ふたたび斜面西側をトラバースするように登っていきます。

天狗ノ庭
撮影:鷲尾 太輔(天狗ノ庭)

不意に樹林が開けて、ハイマツやシャクナゲなどの低木の中に露岩が積み重なった場所に出ます。この場所が天狗ノ庭で、白馬大池までコースタイムにして半分を過ぎたあたりです。

ふたたび樹林帯へ
撮影:鷲尾 太輔(ふたたび樹林帯へ)

天狗ノ庭を過ぎると、周囲はふたたび樹林帯へと戻ります。斜面西側をトラバースする状態は、白馬大池直下まで続きます。

尾根をトラバースする
撮影:鷲尾 太輔(尾根をトラバースする)

岩場を登り、正面に見える針葉樹の森の中で尾根をトラバースします。

木製のハシゴ
撮影:鷲尾 太輔(木製のハシゴ)

この場所だけ、木製のハシゴがかけられています。斜度はゆるやかで短いので、容易に通過できるでしょう。

岩場の登り
撮影:鷲尾 太輔(岩場の登り)

その先の岩場の方が段差が大きく、必要に応じて手で岩を掴みながら進みたい場所です。

沢をトラバースする
撮影:鷲尾 太輔(沢をトラバースする)

この沢をトラバースする場所は道幅が狭いので、すれ違いの登山者がいたら譲りあって進みましょう。

尾根をトラバースする
撮影:鷲尾 太輔(尾根をトラバースする)

先ほどの写真の右奥に見えた尾根をトラバースするあたりから、登り傾斜がややゆるやかになります。

周囲の樹林も低木に
撮影:鷲尾 太輔(周囲の樹林も低木に)

登山道周囲の樹林帯も、背が低い木々が目立ってきました。

樹林帯の終わり
撮影:鷲尾 太輔(樹林帯の終わり)

樹林帯が終わると、前方の視界が大きく開けてきます。

草原の中を進む
撮影:鷲尾 太輔(草原の中を進む)

登山道はほぼ平坦になり、グリーンロープで仕切られた草原の間を進んでいます。周囲は夏にはチングルマなどの高山植物が美しい場所です。

新潟・長野県境
撮影:鷲尾 太輔(新潟・長野県境)

この場所で、新潟県から長野県に入ります。前方に白馬大池山荘の赤い建物が見えてきました。トイレやベンチが設置され売店もあるので、ここで休憩してもよいでしょう。

セクション②:白馬大池〜小蓮華山(120分)

セクション②
出典:YAMAP(セクション②)

このセクションでは、新潟・長野県境の尾根をたどって小蓮華山をめざします。展望の良い稜線歩きを楽しむことができる区間ですが、今回の登山時は残念ながらガスに包まれていました。晴れた日に同じ場所から撮影した写真も交えて、その絶景を紹介します。

白馬大池山荘を出発
撮影:鷲尾 太輔(白馬大池山荘を出発)

白馬大池山荘を後にして、グリーンロープで仕切られたゆるやかな登山道を進んでいきます。

ハイマツ帯を潜る
撮影:鷲尾 太輔(ハイマツ帯を潜る)

ハイマツ帯に囲まれた登山道を進みます。道幅が狭いので、下ってくる登山者がいる場合は手前で待ちましょう。

ゆるやかな登り
撮影:鷲尾 太輔(ゆるやかな登り)

ハイマツ帯を抜けると、ケルンが積まれた広い道を、ゆるやかに登っていきます。

稜線への登り
撮影:鷲尾 太輔(稜線への登り)

しばらく進むと、稜線へ向かってやや急な斜面をジグザグに登っていきます。

船越前の稜線
撮影:YAMA HACK編集部(稜線に出る)

小さな鞍部で稜線に出ます。前方に見えるのが、最初のピーク・船越ノ頭です。

船越ノ頭
撮影:YAMA HACK編集部(船越ノ頭)

地形図やGPSアプリに・2612と記載された、船越ノ頭に到着です。

船越ノ頭からの白馬大池
撮影:鷲尾 太輔(船越ノ頭からの白馬大池)

振り返れば、青い水をたたえた白馬大池を眼下に望むことができます。

小蓮華山との鞍部
撮影:YAMA HACK編集部(小蓮華山との鞍部)

船越ノ頭からゆるやかに鞍部まで下り、小蓮華山へのなだらかな稜線を登り返します。

雪倉岳・朝日岳
撮影:鷲尾 太輔(雪倉岳・朝日岳)

晴れた日に右方向を見ると、白馬岳の北に連なる雪倉岳・朝日岳から日本海までの眺望が広がります。

小蓮華山への登り
撮影:鷲尾 太輔(小蓮華山への登り)

小蓮華山へは、ところどころ巨岩が連なるガレ場を登っていきます。

お花畑と白馬三山
撮影:鷲尾 太輔(お花畑と白馬三山)

この付近から晴れた日に左前方を見ると、高山植物のお花畑を前景に端正な山容の白馬三山を望むことができます。

小蓮華山山頂直下
撮影:鷲尾 太輔(小蓮華山山頂直下)

ハイマツ帯の中を登りながら、小蓮華山の山頂をめざします。

小蓮華山山頂
撮影:YAMA HACK編集部(小蓮華山山頂)

シンボルマークの剣や三角点が設置された小蓮華山山頂です。あまり知られていませんが、この山が新潟県の最高峰となります。

小蓮華山からの眺望
撮影:鷲尾 太輔(小蓮華山からの眺望)

小蓮華山の山頂からは、このセクションで歩いてきた美しい稜線を一望することができます。

セクション③:小蓮華山〜白馬岳(110分)

セクション③
出典:YAMAP(セクション③)

このセクションではいよいよ白馬岳山頂をめざします。小蓮華山からゆるやかに下り、三国境へと登り返します。さらに進むと、白馬岳へと続く主稜線に出ます。このセクションも、晴れた日の写真を交えて紹介します。

小蓮華山からの下り
撮影:YAMA HACK編集部(小蓮華山からの下り)

小蓮華山から、まずは草地の中をなだらかに下っていきます。

ハイマツ帯の下り
撮影:鷲尾 太輔(ハイマツ帯の下り)

やがて周囲はハイマツ帯へと変わっていき、さらに下っていきます。

白馬岳を見上げる
撮影:鷲尾 太輔(白馬岳を見上げる)

晴れた日にこの付近から見る白馬三山は、先ほどより白馬岳が手前になって存在感が強くなります。

赤茶けた稜線
撮影:鷲尾 太輔(赤茶けた稜線)

この付近だけ岩石が赤茶けた色に変わり、登山道がS字を描くように下っていきます。

鞍部からの登り返し
撮影:鷲尾 太輔(鞍部からの登り返し)

下り切ったら、右前方は二重山稜のようになって見える斜面を登り返します。

三国境への登り
撮影:YAMA HACK編集部(三国境前)

勾配がやや急になりハイマツ帯を抜けると、三国境が近づきます。

三国境
撮影:YAMA HACK編集部(三国境)

雪倉岳からのルートが合流する三国境に到着です。長野・新潟・富山県の3県の境であることからついた地名ですが、実際の3県境は背後に見える凹地の対岸にあり、この場所は富山県内です。

三国境からの登り
撮影:鷲尾 太輔(三国境からの登り)

三国境からの富山県側につけられた登山道は、やや急な岩場となります。ペンキマークに従って進みましょう。

三国境の凹地
撮影:鷲尾 太輔(三国境の凹地)

この岩場から晴れた日に後方を振り返ると、三国境の凹地がまるでクレーターのように大きく口を空けています。

主稜線
撮影:YAMA HACK編集部(主稜線に出る)

登山道が富山県と長野県の県境に差し掛かると、主稜線です。白馬岳の前衛峰が見えてきました。

前衛峰を登る
撮影:鷲尾 太輔(前衛峰を登る)

まずはこの前衛峰の岩場を登ります。ルートは富山県側から長野県側に回り込むように付けられています。

前衛峰を越える
撮影:鷲尾 太輔(前衛峰を越える)

前衛峰を越えると、稜線はなだらかに変わります。

日本海の眺望
撮影:鷲尾 太輔(日本海の眺望)

晴れた日に後方を振り返ると、雪倉岳・朝日岳から栂海新道を経て日本海へ続く山並を一望することができます。

続く前衛峰
撮影:YAMA HACK編集部(続く前衛峰)

稜線を進むと、前方に黒い岩肌のピークが見えてきます。まだ白馬岳山頂ではありません。

非対称山稜
撮影:鷲尾 太輔(非対称山稜)

この稜線は、右の富山県側がなだらかで、左の長野県側が急な非対称山稜です。登山道も基本的には富山県側につけられています。

山頂が近づく
撮影:鷲尾 太輔(山頂が近づく)

山頂に設置された展望案内板や標識が見えてきました。今度こそ白馬岳山頂に近づいています。

白馬岳山頂
撮影:鷲尾 太輔(白馬岳山頂)

展望案内板・標識の他に三角点も設置された白馬岳山頂です。

山頂から南方向の展望
撮影:鷲尾 太輔(山頂から南方向の展望)

晴れた日には正面に杓子岳・白馬鑓ヶ岳の白馬連峰が連なり、右奥には三角形の剱岳もそびえています。

白馬山荘
撮影:YAMA HACK編集部(白馬山荘)

山頂から10分ほど下れば、白馬山荘です。長野県側の受付がある一号館、富山県側の二号館・三号館・食堂、そして山頂レストラン・スカイプラザ白馬に分かれています。

スカイプラザ白馬のモツ煮・おでん・生ビール
撮影:鷲尾 太輔(スカイプラザ白馬のモツ煮・おでん・生ビール)

スカイプラザ白馬ではランチの他、アルコール類やモツ煮・おでん・チーズ盛り合わせなども味わうことができます。

白馬山荘からの眺望
撮影:鷲尾 太輔(白馬山荘からの眺望)

白馬山荘からは、山頂とほぼ同じ絶景を楽しむことができます。夕日・朝日に照らされた山々の絶景を楽しみながら、のんびりと過ごしましょう。翌日は往路を下山します。

他にも魅力的な登山コースや白馬三山縦走も!

白馬大雪渓
撮影:鷲尾 太輔(白馬大雪渓)

白馬岳には他にも魅力的な登山コースがあり、蓮華温泉コースとの組合せも可能です。

猿倉から日本三大雪渓のひとつである白馬大雪渓を登るコースは、軽アイゼンやヘルメットなどの装備が必要ですが、白馬岳を代表する人気コースです。

標高1829mの栂池パノラマウェイ・自然園駅からのコースは山頂との標高差がもっとも少ないのが魅力。白馬大池からは蓮華温泉コースと合流します。

また杓子岳・白馬鑓ヶ岳とあわせて白馬三山を縦走するプランも、日本アルプスの稜線歩きの魅力を存分に感じ取ることのできるコースです。

白馬岳の登山適期は?

盛夏の白馬岳から新潟県方面を見下ろす
撮影:鷲尾 太輔(盛夏の白馬岳から新潟県方面を見下ろす)

白馬岳登山の適期は7月中旬~9月ごろ。特に7月・8月は山小屋も混雑します。気候面では、夏でも朝晩は冷え込み、山頂付近の稜線へ吹き込む風も冷たいので防寒対策が必要です。
9月下旬〜10月上旬は蓮華温泉近くの湿原・兵馬ノ平の草紅葉や樹林帯の紅葉が美しい時期ですが、稜線は雪に見舞われることもあるので注意しましょう。

白馬岳の天気と地図をチェック

白馬岳は標高が3000m近くあり、開山直後のゴールデンウィークの時期では最低気温は平均-5℃。過去には悪天候による遭難事故もありました。
5月~6月は積雪や残雪があることを踏まえ、自分のレベルに合った山行計画を行い安全な登山をしましょう。

白馬岳のふもと(糸魚川市)の10日間天気

日付03月27日
(木)
03月28日
(金)
03月29日
03月30日
03月31日
(月)
04月01日
(火)
04月02日
(水)
04月03日
(木)
04月04日
(金)
04月05日
天気晴のち雨
晴のち雨
雨
曇一時雨
曇一時雨
雨時々曇
雨時々曇
晴
晴時々曇
晴時々曇
晴時々曇
晴時々曇
晴時々曇
晴時々曇
曇時々晴
曇時々晴
曇時々晴
曇時々晴
気温
(℃)
27
5
15
13
11
6
8
4
10
1
13
2
15
7
16
7
15
7
18
7
降水
確率
70907090404040404020

白馬岳の登山指数

日付03月27日
(木)
03月28日
(金)
03月29日
03月30日
03月31日
(月)
04月01日
(火)
登山
指数
C C C C A C
登山指数の留意点

登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。

  • 雷の発生の可能性
  • 前日の天気による道のぬかるみ
  • 局地的大雨
  • 土砂災害の発生の可能性
  • 雪崩の発生の可能性
  • 噴火の可能性
  • 積雪の有無
  • 濃霧
  • 低温または高温
  • 虫やヒルなどの発生状況

山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。

白馬岳周辺の山と高原地図

白馬岳・蓮華温泉ルートの山小屋情報

白馬岳から見下ろした白馬山荘
撮影:鷲尾 太輔(白馬岳から見下ろした白馬山荘)

ここでは今回紹介したコース上にある山小屋を紹介します。登山中の宿泊はもちろんですが、前泊後泊などに利用することで、より余裕のある登山を行うことができますよ。

このコースで宿泊した山小屋

白馬山荘

白馬山荘
撮影:鷲尾 太輔(白馬山荘)

頂上直下にある日本最大級の山小屋です。一面ガラス張りの展望レストラン・スカイプラザ白馬からは北アルプスの絶景を楽しみながらくつろぐことができます。相部屋だけでなく、山小屋では珍しい2人用ベッドルームの個室などもあります。

電話: 0261-72-2002(株式会社白馬館)
営業期間:4月中旬~10月中旬
料金:15,000円(1泊2食)

白馬岳・蓮華温泉コース上の山小屋

白馬岳頂上宿舎

白馬岳頂上宿舎
撮影:鷲尾 太輔(白馬岳頂上宿舎)

白馬山荘から大雪渓方向に15分ほど下った場所にある山小屋。女性限定のプレミアムレディースルームやテント場もあり、宿泊のスタイルを選ぶことができます。また、山岳パトロールや遭難救助などを行う隊員や昭和大学医学部白馬診療所のスタッフたちがシーズン中は常駐して活動しています。

電話: 0261-72-2002(株式会社白馬館)
営業期間:6月中旬~10月上旬
料金:15,000円(1泊2食)

白馬大池山荘

白馬大池山荘
撮影:鷲尾 太輔(白馬大池山荘)

周囲が開けている白馬大池の畔に建つ静かな山小屋。食堂は談話室としても使用され、昼には喫茶営業も行っています。

電話: 0261-72-2002(株式会社白馬館)
営業期間:7月上旬~10月中旬
料金:15,000円(1泊2食)

帰りに寄りたい温泉情報

蓮華温泉・黄金湯
撮影:鷲尾 太輔(蓮華温泉・黄金湯)

白馬岳蓮華温泉ロッジは宿泊だけでなく、日帰り入浴も可能。下山後に野趣あふれる野天風呂に浸かりながら北アルプスの山並を眺めれば、白馬岳の思い出も格別のものとなるでしょう。

白馬岳蓮華温泉ロッジ

白馬岳蓮華温泉
撮影:鷲尾 太輔(白馬岳蓮華温泉)

泉質の違う4つの混浴野天風呂が点在しており、大自然を感じながら開放感に包まれて浸かることができます。内湯もあるので、女性でも安心して入浴することができます。

電話: 090-2524-7237(衛星電話)
営業期間:6月下旬~10月下旬(GW営業あり)
料金:12,000円(1泊2食)

山の魅力が盛りだくさんの白馬岳へ!

魅力あふれる白馬岳へ
撮影:鷲尾 太輔(魅力あふれる白馬岳へ)

可憐な高山植物や神秘的な水鏡、大展望の稜線など登山の魅力が盛り沢山の白馬岳。
難易度は中級者以上向けですが、ぜひ白馬岳へ行ってみてはいかがでしょうか?きっと忘れられない体験ができることでしょう!

※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

白馬岳のコースを再度チェック

各コース詳細

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