映画『滝を見にいく』
映画【滝を見にいく】は、『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』などを手がけた沖田修一が監督・脚本の2014年の映画です。たまたまツアーに参加した7人のおばちゃん達が繰り広げる、アドベンチャーコメディーです。
出演者の条件は「40歳以上の女性・演技経験問わず」
なんといってもこの映画の特徴は7人のおばちゃんたちのキャスティング。「40歳以上の女性・演技経験問わず」という条件のみで出演者全員をオーディションし、演技経験のまったくない素人を含む7人の女性たちをキャスティングしています。これにより、よりリアルな描写を演出しています。
ロケ地は新潟県妙高市・幻の大滝
この映画のロケ地は新潟県妙高市。長野駅から信越本線に乗り、関山駅からさらに車で30分。水原「メダカの里」に幻の滝はあります。平成5年に発見されるまで日の目を浴びることはなく、国土地理院の地図にも載っていないことから、【幻の滝】と呼ばれています。
映画の中の景色も楽しめる!
映画の内容が面白いのはもちろんですが、山景色がとてもきれいで見ているだけで癒されます。色とりどりの紅葉の絨毯や、木漏れ日できらきら輝く緑の葉は、思わず登山に行きたくなる絶景です。
映画『滝を見にいく』のあらすじ
幻の大滝を見に行く温泉付き紅葉ツアーに参加した7人のおばちゃんたち。バスの中では思い思いの時間を楽しみ、今日が初めての仕事だという頼りない新米ガイドを先頭に山道を進んで行いきます。
山道をしばらく登っていると、地図を広げたり首をかしげたり、ガイドの様子がおかしい。どうやた道が分からなくなったようで、確認してくると言い7人のおばちゃんを残し先に歩いて行ってしまう。
携帯の電波は圏外で、なかなか戻らないガイドに不安になる7人。ガイドを探し下山の道を探そうとするが、道に迷ってしまった。だんだんと暗くなる空を見上げ、おばちゃんたちはここで一夜を過ごすことを決心する。食事もない、寝床もない。人生最大のピンチを迎えた7人のおばちゃんたちは、この状況をどう乗り切るのか――?!
映画『滝を見にいく』の評価や感想は?
何回見ても面白い
劇場で見終わった時、隣席に座る見ず知らずのひとに「面白かったですね」と言いそうになるくらいの満足度でした。周囲も皆笑顔だったので、同じ感想を抱いたのだろうと思います。
七人の侍ならぬ「七人のおばさん」
募集要項は「40歳以上の女性、演技経験問わず」の条件で100人の中から選ばれた7人のおばさん。全くの演技経験がない人や元オペラ歌手だった人が選ばれた。監督はおばさんたちの経歴や人生を聞き取り、それを役に反映させることで7人それぞれの人物造形のリアリティを豊かにさせている。
滝を見に行くまでに困難な山道や崖があるわけではなく、どこが面白いのかというとおばさんたちの徐々に緊密になる関係性とおばさんたちにとっての困難にぶち当たった時のコミュニケーションです。
この作品を見たときに、客層は7人のおばさんと全く同じでした。しかも、おばさんと同じようにリュックサックを持っていました。おススメです。
何度でも見たくなる
おばちゃんを生きるのもわるくないかもしれないと、おばちゃんに思わせてくれる。なんども繰り返して観たくなる良作。
映画『滝を見にいく』の予告編を動画で!
『滝を見にいく』の予告動画です。2014年に上映された作品なので、現在ではDVDも発売されています。映画の続きが気になった方はぜひDVDをチェックしましょう!
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南極料理人【Blu-ray】
キツツキと雨【Blu-ray】
横道世之介【Blu-ray】
映画『滝を見にいく』を見て癒されよう!
この映画を見ていると、不思議と癒される自分がいます。7人のおばちゃんたちの楽しそうな姿がそうさせるのかもしれません。おばちゃんたちは果たして無事に帰れるのでしょうか?おばちゃんたちをだんだん好きになってしまう、何度でも見たい映画『滝を見にいく』。ぜひご覧下さい!
“Taki wo miniiku” will be your healing!
『滝を見に行く』はあなたの癒しになるでしょう!