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“アレ”に激似、でもダイソーなら100円!登山での実力やいかに?(2ページ目)

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【ダイソー VS モンベル】 山での使い勝手を徹底比較

そんな2つの製品を、いろいろと比較してみました。

座り心地を比較①|岩の上編

岩の上で座る
撮影:筆者(岩の上 左:ダイソー 右:モンベル)

一番気になる座り心地。まずは、登山で休憩時によく座るような岩の上、しかも雪が乗っている状態でしばらく座ってみました。

座った瞬間、はっきりと素材の違いが。ダイソーのほうは柔らかでクッションの上に座っている感覚ですが、モンベルのほうは硬めで板の上に座っている感覚。とはいえ、快適性に大きな差は感じず、雪の冷たさも感じません。

撮影:筆者

気になった点が一つ。上の画像を見ればわかるように、右のモンベルのほうはお尻にジャストサイズ(注:筆者は男性Mサイズ、標準体型です)。ちょっと動いてズレるとはみ出してしまいます。

また、表面生地が滑りやすく、ちょっと斜めになっている場所では気楽に座れない感じがしました。

仕様サイズ比較
撮影:筆者

一方、ダイソーのほうは一回りサイズが大きく、滑り止めの凹凸があるので滑りにくいことから、適当に座ってもズレない安心感がありました。

ダイソーのほうが柔らかだが大差なし。ただし、ダイソーのほうはサイズが大きく滑りにくいので、安心感がある。

座り心地を比較②|荒れ地(ザレ場)編

荒れ地(ザレ場)
撮影:筆者

今度は小石や砂が交じる荒れた地面、いわゆる「ザレ場」です。今回は適当なザレ場がなかったので、砂利を地面に広げて試しました。

ダイソーのほうは、柔らかい素材なのでお尻に細かい突き上げを感じ、少々不快。一方、モンベルのほうは硬質ボードにより、凸凹感は感じるものの、細かい突き上げはあまり感じません。板の上に座っている感覚でした。

小石が多い荒れた場所では圧倒的にモンベル。ダイソーのほうは小石を取り除く前作業が必要。

携帯性を比較|収納サイズと重量

登山では携帯性は非常に重要なポイント。それぞれ比較しました。なお、ダイソーのほうは形を保つために輪ゴムで固定していますが、この輪ゴムは付属していません。

撮影:筆者(折り畳んだ面の大きさ ナルゲンボトル500ccと比較)
撮影:筆者(折り畳んだ厚み ナルゲンボトル500ccと比較)

モンベルのほうが使用サイズが小さく薄いので、収納サイズも小さくなります。一方、重量は圧倒的に19gのダイソーのほうが軽量。とはいえ、モンベルのパッドも55gしかないので、携帯性という意味では五分五分でしょうか。

収納サイズはモンベルの方がコンパクト。重量は圧倒的にダイソーが軽い。

耐水性や速乾性を比較|濡れた場所でも大丈夫?

水で濡らした様子
撮影:筆者

それぞれ水にぬらしてみました。ダイソーのほうは、ポリエチレンなので素材自体が水を含まず、まったく、水を通しません。表面に水が乗っても、2~3度振ればドライな状態に戻ります。

一方、モンベルのほうは、はっすい性が高い生地で覆っており、こちらも、すぐには水が染み込むことはありませんでした。

耐水性テスト
撮影:筆者

雨上がりでビシャビシャに濡れた草の上に置いて、3分程度、ひざで圧力をかけてみました。どちらも水が染み出ることはなく、耐水性はどちらも問題ないようです。

少し水が染み込んだタタミパッドの裏側
撮影:筆者(水で濡れたタタミパッドの裏側)

ただし、モンベルのほうは裏側に水がじんわりと染み込んで、乾くのに時間がかかりました。ダイソーのほうは染み込むこと自体ないので、拭けば乾かす必要ありません。

ダイソーもモンベルも耐水性は問題なし。表面を生地で覆っているモンベルのほうが、乾くのに時間がかかる。

強度を比較|引っ張ったり擦ったりしても大丈夫?

引っ張った画像
撮影:筆者

8つ折りで気になるのが折り目の強度。モンベルのほうは強度の高いリップストップ生地で表面が覆われているので不安はありませんが、ダイソーはフォーム素材がむき出しのため、使っているうちに千切れたり、表面が削れたりする懸念が……。

そこで試しに、片方をヒザで押さえ、結構強い力で引っ張ってみたところ、なんとか持ちこたえました!

岩で擦ってみた画像
撮影:筆者

次に、ザラザラの岩の上でゴシゴシと思いっきり擦ってみました。裏を見てみると擦れ跡が残りましたが、致命傷になる感じではありません。

ダイソーのマットも登山やレジャーなど、想定するシーンでの使用には問題ない強度

やっぱり山をよく知るモンベル、でもダイソーのコスパも魅力

比較した結果、総合的には以下の通りでした。

ダイソー
8つ折りレジャーマット
モンベル
タタミパッド ミニ
座り心地(岩の上)
座り心地(荒地)
×
携帯性
耐水性
速乾性
耐久性

2つの製品を比較して感じたのは、当たり前ですが、やっぱり山をよく知るのはモンベルということ。ダイソーのほうも善戦しましたが、荒れた場所での使い勝手は、構造に工夫のあるモンベルに軍配という感じです。

比較したマット2つ
撮影:筆者

とはいえ、ダイソーのほうは110円という価格を考慮すると、コスパはかなり高く感じます。ザレ場で使うこと自体、それほど多くはありませんので、ダイソーのほうで十分という場面もあるのでは。

どんな場所でも心配せずにガンガン使いたいヘビーユーザーならモンベル。山で気軽に使える座布団がほしいという人、予算が厳しいという人なら、ダイソーを選ぶのもありかもしれません。

登山におすすめの座布団をもっとみる

    モンベル タタミパッド ミニ

    撮影:YAMA HACK編集部
    サイズ26×32×0.5cm
    収納サイズ13×7.5×4cm
    重量55g
    素材表地:30デニール・ポリエステル・リップストップ ポリウレタンコーティング はっ水加工、クッション材:ポリプロピレン、ポリエチレン

      エバニュー コンパクト折りたたみマット

      サイズ33.5×26.5×0.5cm
      収納サイズ13×9×5cm
      重量20g
      素材発泡ポリエチレン

        エバニュー 折りたたみヒップマット S2

        サイズ31×38×1.2cm
        収納サイズ9.5×31×4.5cm
        重量30g
        素材発泡ポリエチレン

          サーマレスト Zシート

          サイズ41×33cm
          収納サイズ32×7.5×6.5cm
          重量60g
          素材架橋ポリエチレン

            エバニュー Zシートソル

            サイズ41×33cm
            収納サイズ32×7.5×6.5cm
            重量60g
            素材架橋ポリエチレン

              ニーモ チッパー

              サイズ42×32×2cm
              収納サイズ32×10.5×5.7cm
              重量約160g
              素材リサイクルポリエチレン

                エクスペド シットパッドフレックス

                サイズ40×30cm
                収納サイズ
                重量最小重量50g、最大重量100g
                素材クローズドセル IXPEフォーム、Oeko-Tex® 100 認証、DWR free

                ダイソーの商品は登山でも役立つ?

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