今年、登ってよかった山は?

撮影:YAMA HACK編集部
2024年も残すところあとわずか。アルプスをはじめとした高山では、雪の季節に入りました。
今年1年を振り返り、みなさんが登った山々でとくにに印象に残っているのは、どの山でしょうか。
山好きのみんなに聞いてみた!
YAMA HACKの公式LINEアカウントにてアンケートを実施。2024年に登った山の中から、感動や達成感がとくに大きかった「思い出深い山」や虜になった「推しの山」を教えてもらいました。
今回は910名の方にご回答いただきました。ご協力ありがとうございました!
アンケート結果発表!2024年 「登ってよかった山」ランキングTOP10

作成:YAMA HACK編集部(回答数の多かった上位14座。どこの山か、ぜひ予想してみてください)
名だたる名峰に高山植物の宝庫など、魅力的な山が揃った納得の結果に!
なんと今回、260もの山名が挙がっていました。そのなかで回答数の多かった上位14座、TOP10を、みなさんが「登ってよかった山として挙げた理由」とあわせて紹介します。
この夏あなたが登った山は登場するでしょうか?
【同率第10位】日本アルピニズム発展の舞台となった急峻な岩山

出典:PIXTA
第10位は同率で2座。ひとつ目は穂高連峰の最北端にそびえる「北穂高岳(きたほだかだけ)」がランクインしました。
長野県松本市と岐阜県高山市の境に位置し、標高は3106m。上高地から涸沢カールを経由するルートが人気です。涸沢カールから山頂まではハシゴや鎖場もあるので慎重に進みましょう。
北アルプスの名所である涸沢カールを麓に、ロッククライミングの聖地である険しい岩場も。登山経験を積むにつれて多くの登山者が挑む憧れの山であり、登頂の達成感もひとしおです。
小屋から山頂まで近く、山頂からの大キレットが絶景!
北穂岳〜前穂を縦走しましたが、その時の北穂〜涸沢岳間を歩いたシチュエーションが最高でした。
日の出と同時に出発し、日差し、風、景色、オコジョ、適度に出会う程度の登山者の数……すべて自分の中での最高のものでした。
登った達成感・景色と、その後の北穂高小屋のコーヒーが格別でした!
大キレット〜槍ヶ岳の展望が絶景。そして夜は時間帯によって前穂高方面に天の川、奥穂高に刺さる天の川を撮影できる場所。
大キレットを越えてたどり着いた先にある、安心・安全な小屋(北穂高小屋)の存在に感動しました。人もご飯も優しかったです。
【同率第10位】美しいお花畑を擁する隠れた名峰

撮影:YAMA HACK編集部
同率10位のもう1座は、長野県大町市と岐阜県高山市にまたがる「双六岳(すごろくだけ)」。飛騨山脈の主稜線に位置し、標高は2860m。人気の裏銀座縦走コースで通過する山のひとつでもあります。
双六岳は、お椀を逆さにしたような、ゆるい傾斜が特徴的な山容。山頂付近に広がるお花畑、さらに双六小屋付近には「花見平」と呼ばれるエリアもあり、花の百名山に選ばれる美しい山です。花の季節に登れたら、記憶に残る景色となるでしょう。
北に向かうと三俣蓮華岳、東南東へは樅沢岳を抜けて槍ヶ岳へと稜線が続き、多くの登山者が縦走を楽しんでいます。新穂高ロープウェイを使い双六小屋に泊まるコースなら、初級者でも美しい景色を堪能できます。
槍ヶ岳に向かってのびる天空の滑走路は、登った人へのご褒美!
鷲羽岳の景色と、行程の長さによる達成感。
景色が良く、双六小屋がきれい。
素晴らしいテント場!
黒部五郎岳の展望が最高。
【第9位】名峰に囲まれた美しいピラミッド

撮影:YAMA HACK編集部
9位にランクインしたのは、北アルプスの後立山連峰にそびえる「唐松岳(からまつだけ)」。長野県と富山県の県境に位置し、標高は2696m。ピラミッド型の山容が特徴です。
麓には日本最大級のスキー場「白馬八方尾根スキー場」があり、ゴンドラとリフトを乗り継げば標高1800mまで一気にアプローチ可能なので、北アルプスデビューにもぴったり。
剱岳、白馬岳、五竜岳などの峰々が見渡せる圧巻の眺望と、花の季節は高山植物が咲き誇り登山者を魅了しています。
盆にテン泊した唐松岳。 初めての観光じゃない北アルプスは、花ざかりの登山道に八方池リフレクション、雪渓に雲海に満点の星空とモリモリのご褒美。
極めつけはテントの中からでも五竜岳や立山三山剱岳を臨めるテン場の立地。感動でした。
黒菱平からの来光と雲海、八方池の水鏡、白馬三山のモルゲン、ロート、山頂から眺めるアルプスの山々、いろいろな絶景がほぼ全行程で続いていました!
GWに山荘泊。天気が良かったのと、雷鳥に会えました。比較的安全な雪山(もちろん油断は禁物です)が楽しめました。
秋の紅葉が素晴らしい!少し寒くなってきた時期で早起きも辛く感じていましたが、程よい疲労感と素晴らしい紅葉で、良い登山になりました。
小学四年生の娘を連れて、初めての家族で山小屋泊登山に行きました。
天気も良く、北アルプスから富山側の日本海、長野側の市街地、そして雲海、星空まですべてを堪能できた最高の登山でした。
【第8位】豊富なルートで楽しむ九州本土の最高峰

撮影:YAMA HACK編集部
第8位は、大分県玖珠郡九重町から竹田市北部にかけて広がる火山群「くじゅう連山(れんざん)」。主峰の久住山は日本百名山に選ばれていますが、最高峰は中岳で、標高1791m。九州本土最高峰でもあり「九州の屋根」とも呼ばれています。
花の時期、紅葉、白銀の世界と四季折々の景色を楽しめるが魅力。5月の下旬から6月上旬にかけては、九州に分布する高山植物「ミヤマキリシマ」が咲き誇り、山全体をピンク色に染める様子が見られます。
メインの登山口が標高1000m~1300mと高い場所にあり、急峻なルートはあまりないので初級者でも景観を楽しみながら歩くことができます。
四季にいろんな顔があり、見どころがあります。歴史的な背景も。
くじゅう連山が大好きで何度も登っていますが、今年は一歳の双子を連れて(ベビーキャリーで背負って)登って、子どもと一緒に行く夢が叶ったのと、久しぶりのくじゅうの景色に癒されて、ますます好きになりました。 これからも子どもと一緒に行き続けます!
次々と変わる山と湿原の景観が素晴らしい。 坊ガツルのテン場も過ごしやすく、法華院温泉とあわせ、何日も宿泊したくなります。
法華院温泉を堪能できて、天気も良く絶景続き。
色んな種類の景色があるのも楽しかったです。ゆるっとした場所も、歩きごたえある場所もあり、気分に合わせて変えられるのも素敵!
最高の朝焼けと雲海を見ることができました。
膝の手術を控え、最後の遠征登山と成る可能性があるなか、霧氷が綺麗な早春の登山を楽しむことができました。
【同率第7位】ダイナミックな絶景カールから続く天空の散歩道

撮影:YAMA HACK編集部
7位は同率で4座ランクイン。ひとつ目は、中央アルプスの最高峰「木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)」。長野県上松町・木曽町・宮田村の境界にそびえる、標高2956mの日本名山のひとつです。
中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイを使うと、登山口は絶景の千畳敷カール。四季折々の表情で登山者の目を奪います。カールを登りきれば穏やかな尾根道が続き、2時間ほどで木曽駒ケ岳の山頂へ。
ロープウェイを利用できるので、挑みやすい高山として人気。登山をしない人は、遊歩道を歩いて剣ヶ池周りを散策するだけでも楽しめ、満足感を得られます。
ロープウェイを使うことで手軽に登れるものの、その景気や岩稜帯は本格的!千畳敷カールの夏の風景が圧巻でした。
・ソースカツ丼が美味しかったから
・千畳敷カールが綺麗だったから
・高山植物を調べることができたから
・車中泊が楽しかったから
・鎖場が楽しかったから
夜中に着いた駐車場では満点の星空が見え、山頂では絶景、美味しいアイスも食べられました!
息子の学校登山に同行し、晴天の下、欠席も脱落もなくクラス全員が山頂に立てたことがすごく嬉しかったです。
何より楽しく思い出深い登山でした。
木曽駒ヶ岳の周回で泊まった、玉の窪小屋と西駒山荘が最高でした。
木曽駒ヶ岳から空木岳へ縦走し、静かな山歩きとブロッケンと雷鳥と盛りだくさんで、大変だったけど充実した山行でした。
【同率第7位】誇れる日本の標高2位は高山植物の宝庫

撮影:YAMA HACK編集部
同率7位の2座目は、南アルプス北部に位置する「北岳(きただけ)」。南アルプス最高峰にして、富士山に次ぐ日本第2位の標高を誇ります。山梨県南アルプス市にあり、標高は3193m。
登山の最短ルートの広河原からの入山でも歩行時間は長め。広河原までもマイカー規制でバスかタクシーのアクセスとなるため、時間に余裕を持った計画を。
北岳は日本有数の高山植物の宝庫で、山頂周辺にはお花畑が広がります。また、眼前には間ノ岳、東側に鳳凰三山。富士山に八ヶ岳、中央アルプス・北アルプスまで名だたる名峰が見渡せるので山座同定が止まりません!
今夏、念願のテントを購入し、憧れの3000mの地でソロテント泊をしました。
天気も良く、稜線や雲海から突き出た富士山が最高に綺麗でした!
仲間と見た朝日と夕日、探し続けたタカネマンテマに出会えました。
標高日本2位の山を制覇しておきたかったので、8月に南アルプスの北岳に登ってきました。とてもきつかったのですが、楽しかったです。
肩の小屋の雰囲気もとても良かったです。
登山を初めて10年、いつかは日本で2番目に高い山から富士山を見たいという目標を立てて、ようやくその目標が達成できて、しかも頂上では富士山はもちろん、最高の景色を見させてもらいました。
白根三山を縦走。大変でしたが、標高3000mの肩の小屋に泊まり、天の川銀河やブロッケン現象を見ることができました。
鳳凰山や甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳などなどの眺望も素晴らしかったです。
【同率第7位】憧れの大雪渓と美しいお花畑を堪能

撮影:YAMA HACK編集部(白馬鑓ヶ岳から見る白馬岳・杓子岳)
7位の3座目は北アルプス北部の後立山連峰にある「白馬岳(しろうまだけ)」。長野県と富山県にまたがる標高2932mの山です。山頂の非対称の山容が特徴的で、杓子岳、白馬鑓ヶ岳とともに白馬三山と呼ばれています。
白馬岳も北岳と同様に高山植物の宝庫。国内に咲く高山植物の8割が白馬岳で見られるとも言われ、次々に咲く美しい花を壮大な景観とともに楽しめます。
登山口は3箇所。最短コースでも山頂までのコースタイムは10時間程かかるので、余裕を持った計画を。
稜線の美しさが予想の遥か上でした。
美しい景色、雷鳥、雲海、夕日、星空。
高山植物のお花畑が最高でした。
山頂から見るモルゲンルートがとても綺麗でした。白馬山荘もとても良かったです!
ずっと行きたかった白馬岳。
頂上かと思いきやまたも違うっていう何度もあるニセピークを越えて、ようやく頂上にたどり着いた時の達成感と景色は最高でした!
白馬三山を縦走。天気が良くて、達成感がありました!
【同率第7位】古くから崇められる純白で美しい信仰の山

出典:PIXTA
7位の4座目は、北陸地方、白山国立公園内に位置する「白山(はくさん)」。石川県白山市と岐阜県大野郡白川村にまたがる活火山で、御前峰・大汝峰・剣ヶ峰などの山々の総称す。最高峰の御前峰の標高は2702m。
登山口は、石川・岐阜・福井の各県にあり、いくつもの登山コースが整備されているので、レベルに合わせて楽しむことができます。
白山は富士山・立山に並ぶ日本三大名山として、日本全国から登拝者が集まる歴史と信仰深い霊山。石川県の象徴でもあり多くの人々から親しまれています。また、深田久弥は雪の積もる真っ白な山肌を「日本一の白さ」と表現。女性の神が祀れられ山容も美しい山です。
登山道が整備されており、ビジターセンターのトイレも綺麗。朝の雲海が最高でした。
夏に登った白山のお花畑がとても綺麗でした。涼やかで、小さくて儚げな高山植物が一面に広がっていて圧巻。天空感があります。
8月の山の日に登りました。花がたくさん咲いていてとても綺麗でした。ペルセウス座流星群の極大期で、山頂でたくさんの流星を見ることができました。
秋に登った白山。天気が良く、一人落ち葉踏みしめながらゆったりとした登山でした。
いつもパワーをもらう白山。登った時に80代後半のおばあちゃんが登っていました。ピークも踏んだそうで、そのパワーに驚きました!
まだまだ自分たちも負けていられないなと励まされました。
大阪在住。アルプスエリアは天候やメンバーなどの条件でなかなか行くタイミングが合わないのですが、白山は夜中に移動して約4.5時間で着きます。
登りごたえがあり、湧き水があったり、花の百名山らしく色々な花々が見れたり、楽しく登ることができました。
ほかの大きな山に行けていないこともありますが、またリピートして登りたい山でもあります。
【第6位】噴火の記憶も新しい険しく雄大な活火山

撮影:YAMA HACK編集部
第6位は、長野県木曽郡木曽町・王滝村と岐阜県下呂市・高山市にまたがる「御嶽山(おんたけさん)」。東日本火山帯の西端に位置し、標高3067m。2014年の噴火が記憶に残る活火山です。
日本の山では14番目に標高が高く、独立峰としては富士山に次いで2番目。3000mを超える高山ながら、バスやロープウェイの利用で日帰りも可能。
独立峰なので展望が良く、3つのアルプスや中部、関東一円の山々を見渡すことができます。
独立峰2番目のプライドがあり、森林限界を越えた別世界が心地よいです。
五の池小屋にずっと行きたくて、やっと行くことができました。
火山のパワフルさ、独立峰である自然の偉大さ、山岳宗教などの歴史の深さ。登山の当日だけでなく登る前、後も背景を調べることで楽しめる山です。
初めての3000m級の登山で記念になったのと、噴火から10年ということで、山の厳しさを改めて知ることができて良かったと思っています。
とにかく景色が最高。山の雄大さや、厳しさも分からせてくれる、非の打ちどころがない山だと思います。
今年、3000m峰で唯一登った山。はじめて雷鳥の親子に会えました♪
10年前に噴火が起きたことが信じられないほど、穏やかで雄大な山でした。
いろんな思いがあふれてしまいました。
大噴火事故から10年、被災者の慰霊と現状を知ることができました。
【第5位】言わずもがなの日本を象徴する名峰

出典:PIXTA
標高日本一、3,776mの「富士山(ふじさん)」は5位にランクイン。山梨県と静岡県にまたがります。
どこから見ても美しい山容は登らなくても楽しめますが、延々と続く坂道を登り切った達成感と山頂からの絶景は格別。ほかの山にはない特別な経験となったことでしょう。
何年越しかで、ようやく登りに行けくことができました。
登山を始めたのが、富士山と槍ヶ岳へ登りたいと思ったのがきっかけでした。
家族みんな(お嫁ちゃん含む)で無事に全員登頂でき、さらに4人はお鉢めぐりもできました。
3年目にして、やっとご来光を拝めました。
肉眼で天の川が見える星空、日本一の山から見るご来光。とても綺麗でした!
登頂後、朝日までの時間はすごく寒く凍えましたが、御来光や開けた雲の上の景色は感動ものです。青空を近くに感じられて、また行きたいと思わせてくれる景色でした。
富士山のまぼろしのたきを2年連続で見ることができ、感動でした。
滝を見るのに3年かかりました。
【第4位】山岳信仰が受け継がれる神聖な山

出典:PIXTA
第4位は、北アルプス北部の「立山・雄山(たてやま・おやま)」。富山県中新川郡立山町に位置し、雄山、大汝山、富士ノ折立の三山を合わせて立山と呼ばれ、主峰は雄山(標高3003m)、最高峰は大汝山(標高3015m)。
山頂は標高3000mを超えながら、室堂ターミナルから2時間弱。危険個所も少なく初心者でも雄大な景色を眺めることができます。
また、雄山山頂にある雄山神社峰本社は、立山信仰の中心的存在。山頂でお祓いをしていただく参拝は貴重な体験です。
アクセスもよく、景色も抜群。急登はあるもののわずか3時間ほどで3,000m級に到達。頂上ではありがたい神職の方のお話、お祓いも受け、朱印もいただけました。
下山するとみくりが池温泉で登山疲れを癒せました。ほかにも登頂できる山や縦走もできそうなので、何回でも行きたくなりました。
計画しても毎回天気が悪くて、3年目にしてようやく行くことができたので特別でした。
初めての3000mの縦走で、近くで見る劔岳や別山は大迫力でした。山小屋から見た白馬の山々もきれいでした。
最後のトロリーバスに乗ることができました。また、雷鳥沢キャンプ場て雷鳥の親子に会えました。
紅葉真っ只中の美しい室堂の風景を、テント泊で満喫できました。
初の立山連峰!初のテント泊!突然の雨のあと、剱岳方向にかかった虹が最高でした!
雄山の頂上に神様がいらして、神社で祈祷できると聞いてからずっと行きたくて、今年それが叶いました。頂上はガスガスで、景色はイマイチでしたがすごく落ち着いて、心が癒される空間でした。
山を数える「一座、二座……」は、神様が座るところだからと以前教えてもらい、感動した記憶があります。山は神様がお住まいになる場所なんですね。
山に登らせていただく時は、自然に感謝し、自然の偉大さを知り、自然を大事にしよう、という気持ちになります。
雄山はそういう思いを強く感じられる場所でした。
室堂を見下ろしぐるっと立山を一周。雄山から登り、剱御前山荘まで行き降りてきました。
少ない登山経験であんなに歩いたことはなく、とてもしんどかったけれど、天気が最高で、いろいろな角度から常に室堂を望みながらの山行は、とても素敵な経験になりました。
【第3位】国内最難関の歴史的名峰

撮影:YAMA HACK編集部
第3位は、北アルプス北部の立山連峰にそびえる「劔岳(つるぎだけ)」がランクイン。富山県の上市町と立山町にまたがり、標高は2999m。
氷河に削り取られた峻険な山容は遠くからでもその険しさが伝わります。多くの人が挑む別山尾根コースでさえ「一般登山道では国内最難関」と言われる上級者向けのコース。その分、登頂した感動と下山の安堵はかけがえのないものになるのでしょう!
なんと言ってもあの山容。険しくも美しい、ずっと憧れの山でした。
遠方に住む、小学生からの同級生と挑みました。
点の記は本で2度、映画も2度観た羨望の山。登頂はそれこそ聖地巡礼でした。
劔岳の登山を機に、家族に日本百名山完登を宣言した転機の山にもなりました!
鎖場・岩場のバリエーションに富んだルート、高度感、試練を乗り越えた先の景色が最高です。
社会人になった娘と一緒に登って、思い出深い山になりました。
山の険しさはもちろんですが、途中大粒の雹に降られたりとたくさんの出来事がありました。娘と二人で劔岳の山頂に立ったことは私にとって宝物です。
登山道、下山道ともにとても険しかったのですが、登頂したときも山小屋に戻ったときも達成感が他と比べて格別でした。
山頂から見える景色も麓から見える景色もそれぞれ雄大で、他と比較のしようがない山でした。
きっと冬山になったときはもっと違う次元に行けるのではないでしょうか。
早月尾根の急登を乗り越えた先の御来光と雲海、ブロッケンが格別でした。
いつものチームメイトと豪華な焼肉と酒を背負ってテン泊。
チームメイトの数名が剱岳に登った事ことがなかったのですが、快晴の中で登頂できて思い出に残りました。
【第2位】天を衝く穂先が圧倒的な存在感を放つ北アルプスの鋭鋒

撮影:YAMA HACK編集部
第2位は、北アルプスのランドマーク的存在の「槍ヶ岳(やりがたけ)」がランクイン。標高3180m、長野県と岐阜県の境界に位置します。
日本のマッターホルンとも称され、遠くからでも一目でわかるピラミッド型の山容は唯一無二。その穂先に立てば、得も言われぬ達成感を味わえます。
下から見上げても、頂上からの景色も素晴らしい!
長年憧れていた山で、そのために自分なりに経験を積み、ようやく登頂が叶いました。
山の日に登頂しました!
登山道は大渋滞で槍ヶ岳山荘から頂上まで往復2時間もかかってしまいました……。
山頂からの眺めはガスがかかって見れませんでしたが、山荘のご飯やスイーツがサイコーでした!2泊目には西鎌尾根を下り、双六小屋に泊まって下山しました。
槍の穂先に憧れていました。
1回目の挑戦は、大雨により登山口に行く道路が通行止めで断念。完璧に用意されたザックがポツンと部屋に置かれていました。
2回目は登っている途中から雨。だんだんと強くなり、びしょ濡れになりながらやっと肩の小屋に到着。翌日も雨風が強く、とてもじゃないけれど槍の穂先には登れませんでした。真っ白な中、穂先の姿すら拝めないまま下山。
そして、3回目の挑戦となった今年8月。表銀座ルートで、悲願の槍ヶ岳登頂!それも快晴!お腹いっぱいに槍ヶ岳を満喫!忘れられない山行となりました。
相棒がソロで数年前にチャレンジした際に、槍ヶ岳山荘までどうにかたどり着くも、悪天候で目の前にあるはずの槍ヶ岳が見えないという経験をし、そのリベンジで一緒に行きました。
行くまでは不安が勝っていて、正直私は後ろ向きだったのですが、写真や映像で見ていたあの頂を目の前にテンションが上がりまくり、とにかく圧巻でした。
ドキドキしながら登った山頂までの岩場、山頂からみた景色。すべてが最高でした。なによりも相棒がリベンジできたことにホロッと涙を流していたのをみて、行ってよかったな〜と思いました。
北鎌尾根からしか見られない槍ヶ岳を見ることができました。
表銀座コースでの槍ヶ岳。3泊4日のテン泊を経ての槍ヶ岳は大変でもありましたが、その行程、経由した山、すべてにおいて最高でした。
20代の頃、小屋泊まりで歩いた西穂高からのコースを、60代の今もう一度、今度はテント泊で歩きました。
きつかったけど、夢を果たせた充実感とやればできるという自信がつきました。
【第1位】白い山肌が美しい北アルプス不動の女王

撮影:YAMA HACK編集部
堂々の第1位は、北アルプスのほぼ真ん中に位置する「燕岳(つばくろだけ)」。長野県安曇野市と大町市の市境に聳え、標高は2763m。
花崗岩の白い山肌と緑のハイマツにユニークな奇岩。山容も魅力的ですが、そこから見える北アルプスの大パノラマは圧巻の迫力です。
標高差があり決して楽に登れる行程ではありませんが、危険個所は少なく北アルプス入門の山としても人気。息が上がる急登、夏場は合戦小屋の冷えたスイカが味わえ、登りついた先には憧れの山々。燕岳には登山の楽しさがぎゅっとつまっているようです。
槍ヶ岳と富士山が一緒に見れたり、奇形の岩だったり、景色が最高。
ずっと憧れの山で、行ってみたら白い山肌と朝の雲ひとつない晴れに感動!!周りの景色も一望できて忘れられない山になりました。
山容の美しさ、北アルプス三大急登を超えて来たという満足感、燕山荘のサービス、清潔さ。
私にとってはきつい山行でしたが、行程の楽しさや頂上での絶景に、山小屋一泊の充実感などさまざまに感動しました。
気品があり、美しい山容に見惚れました。周りを形成する奇岩もよく、槍の展望、モルゲンロート、ブロッケンと、気象条件が揃ったおかげで、より楽しむことができました。
燕山荘の存在も大きいです。
朝日から夜まで、景色がどれも素敵でした。
コース中の休憩処もちょうど休みたいな~のところにあって、合戦小屋のスイカに塩をかけると甘いし、塩分と水分補給ができて、もう一歩頑張ると燕山荘に着き、ケーキセットも疲れた身体にとっても良いです。山小屋の宿泊も快適にぐっすりと眠れました。
どれもこれも最高の燕岳でした。
10年前の初・燕登山での感動を、子供と一緒に味わうことができました。
1泊2日の燕山荘泊で、登山初心者を連れて行きました。2日間絶景を拝め、ビールと小屋ご飯も最高。自分も楽しめたし、友達も感動してくれて楽しんでもらえました!
燕山荘に着いた時の生ビールと、夕食に感激でした。
合戦尾根が日本三大急登の一つと言われて、登れるか心配でしたが、思ったより楽に登ることができました。尾根を上がり切った瞬間のパノラマは圧巻。天気も良かったので最高でした。
何十年ぶりの北アルプスの稜線。昔歩いた稜線が懐かしくなりました。やっぱり北はいいなぁ。
スーパームーンも見られたし、朝の安曇野側の雲海は何度見ても良いものです。初めての山小屋泊まり、楽しい山行でした。
2025年もリピート確定?新たな挑戦も!

あなたの選んだ山はランキングに入っていたでしょうか。
どの山も個性的で魅力的。お気に入りの山に何度も登るのも、知らない世界に一歩踏み出すのも、どちらも登山の醍醐味です。
みなさんが登ってよかった山を、ぜひ2025年の登山の参考にしてみてください!
今回紹介できたのは、アンケートで名前が挙がった260もの山のほんの一部。
各エリアの名峰から地元で愛されている知る人ぞ知る山まで、ランキングには入らなかったものの、みなさんの思い出が詰まった素晴らしい山が日本各地にたくさんありました。
機会があれば、また紹介したいと思います!
【結果】 2024年に「登ってよかった山」TOP10

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