アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔
アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔
「外秩父七峰」ってどんな山?
撮影:鷲尾 太輔(外秩父七峰縦走ハイキングコースの最初の山・官ノ倉山)外秩父七峰縦走ハイキングコースといっても、そもそも「外秩父」という山域自体が耳慣れない人も多いのではないでしょうか。具体的には、埼玉県西部に位置する秩父盆地を取り囲む、奥秩父・奥武蔵などの山々の東側にあたる山域を指します。
奥秩父・甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)を源流に秩父・長瀞を通って東へ流れる荒川東岸の山々と、奥武蔵・大持山(おおもちやま)を源流に飯能・入間・狭山を通って川越で荒川と合流する入間川北岸の山々の東側にあたる地域が、「外秩父十八村」と呼ばれていたことに由来。

撮影:YAMA HACK編集部
このうち、東武東上線の小川町駅から寄居駅に至る稜線に連なる、官ノ倉山(かんのくらやま)・笠山(かさやま)・堂平山(どうだいらさん)・剣ヶ峰(けんがみね)・大霧山(おおぎりやま)・皇鈴山(みすずやま)・登谷山(とやさん)の七座が「外秩父七峰(そとちちぶななみね)」と呼ばれています。
コース制定のきっかけはハイキングイベント
外秩父七峰縦走ハイキングコースが制定されたきっかけは、1986年から2022年まで全35回に渡って、例年4月に1日限りの大会として開催されていた全コースをめぐるイベントです。

提供:ヤマスタ(山と溪谷社)
2023年からはチャレンジ方法が変更。株式会社山と溪谷社がリリースしている山のスタンプラリーアプリⓇ「YAMASTA(ヤマスタ)」をインストールして、4月中旬から12月中旬までの間にコースを歩いてチェックインボタンを押すとデジタルスタンプをゲットできます。
もちろん「YAMASTA(ヤマスタ)」のスタンプラリーに参加せずとも好きな時期に歩いてOKですが、スタンプを集めることで達成感が高まり、登山の記念にもなります。
外秩父七峰縦走ハイキングコース|完全ガイド
撮影:鷲尾 太輔(外秩父七峰縦走ハイキングコースの標識)先ほどのMAPに記載されている7つの山へ登ればコースの設定は自由ですが、外秩父七峰縦走ハイキングコースの標識どおりに歩くと、以下のルートになります。
地図の出典:YAMAPコース概要
小川町駅(25分)→八幡神社(15分)→長福寺入口(25分)→笠原地区憩いの場(14分)→北向不動(40分)→石尊山(12分)→官ノ倉山(7分)→官ノ倉峠(27分)→官ノ倉山入口(20分)→寺岡バス停(15分)→和紙の里(9分)→みどうの杜(130分)→林道御堂笠山線分岐(30分)→林道萩平線分岐(51分)→栗山峠(58分)→笠山(24分)→笠山峠(47分)→堂平山(23分)→剣ヶ峰(17分)→白石峠(79分)→定峰峠(60分)→旧定峰峠(20分)→桧平(32分)→大霧山(32分)→粥新田峠(27分)→ミルクハウス(40分)→二本木峠(35分)→皇鈴山(17分)→茱萸ノ木峠(17分)→登谷山(25分)→釜伏峠(13分)→釜伏関址(24分)→林道大宝線分岐(23分)→中間平(40分)→中間平入口(36分)→諏訪神社(5分)→鉢形城公園(23分)→寄居駅
参考:らくルート
すべてを結ぶと、約42kmとフルマラソン並の距離を歩く外秩父七峰縦走ハイキングコース。今回は以下の4つのセクションに分けて、コース詳細を紹介します。
*合計18時間57分 / 42.1km
*各セクションをクリックすると、コース詳細へジャンプします
※外秩父七峰縦走ハイキングコース上の進行方向を示す標識は、2022年まで開催されていた大会用に設置されたものです。今後は老朽化の可能性もあるので、標識は参考程度に留め、地図を頼りに自己責任で歩いてください
セクション①:小川町駅〜官ノ倉山〜和紙の里
地図の出典:YAMAP(セクション①)コース概要
小川町駅(25分)→八幡神社(15分)→長福寺入口(25分)→笠原地区憩いの場(14分)→北向不動(40分)→石尊山(12分)→官ノ倉山(7分)→官ノ倉峠(27分)→官ノ倉山入口(20分)→寺岡バス停(15分)→和紙の里
参考:らくルート
セクション①では小川町駅から舗装路を歩き、北向不動の手前から登山道へ。石尊山・官ノ倉山の2つの山を越えて、官ノ倉峠からは下りとなります。東秩父村の在家地区へ下ったら再び舗装路を歩き、道の駅 和紙の里ひがしちちぶを目指します。[3時間20分 / 8.7km]
撮影:鷲尾 太輔(小川町駅)スタートは東武東上線・JR八高線の小川町駅です。駅前ロータリーを抜けて、商店街を直進します。
撮影:鷲尾 太輔(ここを右折)レトロな立ち呑み屋や町中華が軒を連ねる商店街を進み、学習塾の前の路地を右へ進みます。
撮影:鷲尾 太輔(ここを左折)しばらく進むと左手にコンビニエンスストアが見えてきます。ここを左折して、しばらく国道254号線に沿って歩きます。
撮影:鷲尾 太輔(ここを右折)関越道の標識が目立ちますが、外秩父七峰縦走ハイキングコースの標識の矢印は右方向を指しています。この路地を右へ進みます。
撮影:鷲尾 太輔(八幡神社参道)図書館を左手に見ながら進むと、道はやや上り坂となります。登り切った場所にある英霊塔を左に見ながら進むと、立派な鳥居が。300mほど奥にある大塚八幡神社の参道入口です。
撮影:鷲尾 太輔(大塚八幡神社)参道のつきあたりが、大塚八幡神社です。安全登山を祈願するために、参拝してもよいでしょう。
撮影:鷲尾 太輔(境内の外側に続くコース)外秩父七峰縦走ハイキングコースは、大塚八幡神社境内の南側に沿って続いています。この先は、ゆるやかな下り坂となります。
撮影:鷲尾 太輔(車道を渡る)下りきった場所で、車の往来が多い2車線道路にぶつかります。道路を渡った左前方に外秩父七峰縦走ハイキングコースの標識が見えるので、注意して横断しましょう。
撮影:鷲尾 太輔(長福寺手前)周囲にのどかな田畑が広がる舗装路を歩き、小さな水路を越えると左手に長福寺があります。さらに進んだ写真奥の森の前で、標識に従って左折します。
撮影:鷲尾 太輔(いったん登山道へ)この畑の奥から、コースはいったん未舗装の登山道に変わります。登りきった場所には、馬頭観音が安置されています。
撮影:鷲尾 太輔(ふたたび舗装路へ)舗装された林道を横切って未舗装の登山道を下っていくと、ふたたび住宅地に出ます。奥に見える橋を渡ったら左へ進み、舗装路を歩いていきます。
撮影:鷲尾 太輔(笠原地区憩いの場)舗装路を進んでいくと、左手に笠原地区憩いの場があります。トイレの他、ベンチ・テーブルも設置されています。この先のソーラーパネルが設置された田園跡を左折すると、登山道の始まりです。
撮影:鷲尾 太輔(沢沿いの登山道)沢沿いの比較的平坦な登山道が続きます。少し進んだ場所には、登山届提出用のポストも設置されています。
撮影:鷲尾 太輔(北向不動)さらに進むと左側の斜面に北向不動があります。ここから登山道はやや急になり、沢沿いから斜面をトラバース(横断)するように変わり、さらに尾根道へと変わります。
撮影:鷲尾 太輔(鎖場)尾根道は岩が露出したやや急な斜面です。上部には鎖が設置されていますが、登りであれば無理に掴まらなくても通過できます。
撮影:鷲尾 太輔(石尊山山頂)鎖場を越えて主稜線に出ると、すぐに石尊山(せきそんさん・344m)の山頂です。外秩父七峰にはカウントされていませんが、北側の展望がよく、空気が澄んでいれば赤城山・榛名山・浅間山なども望むことができます。
撮影:鷲尾 太輔(官ノ倉山山頂)石尊山から下ると、左に巻道・右に官ノ倉山への登りが分岐します。右へ登り返して浅間神社のある広場のすぐ上が、官ノ倉山の山頂です。
撮影:鷲尾 太輔(官ノ倉峠)岩が露出したやや急な登山道を下ると官ノ倉峠に到着、ここを左へ進みます。ちなみに右へ下ると、東武東上線・東武竹沢駅へ約1時間のエスケープルートとなります。
撮影:鷲尾 太輔(なだらかな尾根道)官ノ倉峠からトラバースしながら下り、巻道と合流します。ここからしばらくは、なだらかな尾根道が続きます。
撮影:鷲尾 太輔(ロープが設置された斜面)さらに進むと、滑りやすい岩肌が露出した斜面の下りとなります。左側にロープが設置してあるので、必要に応じて掴まりながら、スリップしないように下りましょう。
撮影:鷲尾 太輔(在家地区へ下る)下りきったら急に樹林がひらけ、平坦な畑の中を進みます。舗装路にぶつかったら左へ進み、東秩父村・在家地区の住宅地をゆるやかに下っていきます。
撮影:鷲尾 太輔(2車線道路に出る)2車線道路にぶつかったら、右折して道路沿いを歩いていきます。歩道は道路右側に設けられています。
撮影:鷲尾 太輔(県道と合流)都沢入口バス停を過ぎてやや下っていくと、県道11号熊谷小川秩父線に合流します。歩道は県道の左側に設けられているので、横断歩道を渡って右へ進みます。
撮影:鷲尾 太輔(県道11号線に沿って歩く)県道11号線沿いの歩道は、寺岡バス停手前から県道右側、大霊神社先からは県道左側と変わります。路線バスやトラックをはじめ交通量の多い道路なので、歩道を通行するのが安全です。
撮影:鷲尾 太輔(陣川橋へ)道の駅 和紙の里ひがしちちぶの看板にしたがって、分岐を左に進みます。陣川橋で槻川を渡ると、左手には槻川小学校が見えます。
撮影:鷲尾 太輔(和紙の里)このセクションのゴールである道の駅 和紙の里ひがしちちぶに到着。トイレ・自動販売機・名産品の売店はもちろん、フードコートも設置された充実の施設です。
セクション②:和紙の里〜笠山〜堂平山〜剣ヶ峰〜白石峠
地図の出典:YAMAP(セクション②)コース概要
和紙の里(9分)→みどうの杜(130分)→林道御堂笠山線分岐(30分)→林道萩平線分岐(51分)→栗山峠(58分)→笠山(24分)→笠山峠(47分)→堂平山(23分)→剣ヶ峰(17分)→白石峠
参考:らくルート
セクション②は長い舗装路歩きから始まります。萩平丁字路から先は登山道になりますが、林道を何度も横断しながら笠山・堂平山へ登頂します。わずかな区間の林道を歩いて剣ヶ峰に登り、ゆるやかに下れば白石峠です。[6時間29分 / 11.3km]
撮影:鷲尾 太輔(和紙の里の奥へ続くコース)外秩父七峰縦走ハイキングコースは、道の駅 和紙の里ひがしちちぶの奥にある紙漉き工房と文化伝習館の間から延びています。天満天神宮を過ぎて右手の、コンクリート舗装された坂道を登っていきます。
撮影:鷲尾 太輔(みどうの杜)老人保険施設・みどうの杜を左手に見ながら進み、この看板の奥を左折します。ここから長い林道歩きが始まります。
撮影:鷲尾 太輔(笠山と堂平山)この区間は、林道御堂笠山線を歩きます。アスファルト舗装されていますが、だらだらと登りが続くしんどい林道です。視界が開けた場所からは、めざす笠山と堂平山が、はるか遠くにそびえています。
撮影:鷲尾 太輔(物見山)正面にそびえているのは、登山道もなく地形図に山名・標高も記載されていない物見山(ものみやま)です。
撮影:鷲尾 太輔(林道と分かれる)この場所で、いったん林道を離れて登山道に入ります。舗装路から土道に変わった途端、足裏の感触が急に柔らかになります。
撮影:鷲尾 太輔(ツルキリ山との分岐)左に派生した尾根上にあるツルキリ山(別名:竜ヶ鼻 / リュウゴッパナ・493.8m )との分岐です。30分ほどで往復できますが、破線ルート(難路)となるのでコースは直進します。
撮影:鷲尾 太輔(林道と合流)ふたたび林道と合流したら、右手に進みます。ここからはやや下りとなり、林道山支平線と合流すると周囲には民家や畑が点在するようになります。
撮影:鷲尾 太輔(萩平丁字路)萩平丁字路につきあたったら、左へ進みます。ちなみに右へ進むと小川町駅へ戻る皆谷(かいや)バス停まで約45分で下ることができるエスケープルートです。
撮影:鷲尾 太輔(笠山への登山口)ここから先は、林道萩平笠山線となります。萩平丁字路から100mほどで、右手に笠山・堂平山への登山口があります。
撮影:鷲尾 太輔(林道を横切る)笠山への登山道は、林道萩平笠山線と交差して横切る箇所が3つあります。ここは2つ目の交差ポイントです。
撮影:鷲尾 太輔(笠山への登山道)笠山への登山道は、はじめのうちは植林された杉の樹林帯の中に延びています。
撮影:鷲尾 太輔(栗山峠)栗山峠でみたび林道を横切ったら、笠山までは登山道が続きます。
撮影:鷲尾 太輔(広葉樹林に変わる)標高が上がるにつれて、周囲は明るい広葉樹林へと変わります。新緑や紅葉の時期には、美しい稜線です。
撮影:鷲尾 太輔(1枚目:笠山への分岐/2枚目:笠山の標識)
稜線を登り詰めると、分岐に到着します。右へ下ると堂平山への道が続き、直進すると笠山の標識があります。この標識の場所を笠山としてもよいのですが、せっかくなのでさらに奥にある最高地点の笠山神社へ立ち寄ってみましょう。分岐からは往復10分ほどです。
撮影:鷲尾 太輔(笠山神社)やや狭い岩場を下って登り返すと、笠山神社の裏手に出ます。正面へ回り込んで撮影したのが、この写真です。境内にある標柱には標高842mと記載されています。
撮影:鷲尾 太輔(笠山からの下り)笠山神社から分岐へ戻ります。ここからの下りは最初はなだらかな尾根道ですが、やがて滑りやすい急斜面に変わります。
撮影:鷲尾 太輔(笠山峠)林道萩殿線と交差した場所が、笠山峠です。ここからは林道と並行した尾根状の登山道を進んでいきます。
撮影:鷲尾 太輔(篭山のタル)ふたたび林道と交差した場所が、篭山のタルです。林道萩殿線の終点となっています。
撮影:鷲尾 太輔(堂平山への登り)堂平山へは針葉樹と広葉樹が混在した樹林帯の中を、ゆるやかに登っていきます。
撮影:鷲尾 太輔(堂平山山頂直下)不意に右側の樹林が開けて、芝生の斜面に変わります。パラグライダー体験ができる堂平スカイパークの敷地で、山頂まではあとわずかです。
舗装路にぶつかると正面に堂平山山頂の天文台ドームがあり、左に下るとトイレ(冬季閉鎖)、右へ登ると山頂です。
撮影:鷲尾 太輔(堂平山山頂)天文台ドームに沿って登れば、全方位のパノラマが広がる堂平山山頂に到着。三角点を中心に、ベンチと東西南北の展望案内板が交互に設置されています。数えてみたところ、日本百名山も14座記載されていました。
撮影:鷲尾 太輔(剣ヶ峰への登り)堂平山から下ると、舗装された平坦な林道堂平山線を歩きます。NHKの電波中継塔が設置されたピークを右手に見ながら進むと、2つの林道の間に剣ヶ峰への登山道が延びています。
撮影:鷲尾 太輔(剣ヶ峰)やや傾いた木製階段を登り詰めると、剣ヶ峰山頂です。小さな石碑と巨大な電波塔があるのみで、山名標識もなく展望もきかない、ややさびしい山です。
撮影:鷲尾 太輔(剣ヶ峰からの下り)剣ヶ峰からはなだらかな尾根道を下ります。途中で未舗装の林道を横断して、樹林帯の中をさらに下っていきます。
撮影:鷲尾 太輔(白石峠)舗装路に出れば、このセクションのゴールである白石峠に到着です。奥には東屋が設置されており、右方向へ下ると約1時間10分で白石車庫バス停に下山できます。
セクション③:白石峠〜定峰峠〜大霧山〜粥新田峠
地図の出典:YAMAP(セクション③)コース概要
白石峠(79分)→定峰峠(60分)→旧定峰峠(20分)→桧平(32分)→大霧山(32分)→粥新田峠
参考:らくルート
セクション③は外秩父七峰縦走ハイキングコースでは珍しく、舗装路歩きがほとんどない登山道メインの区間です。笠山と並んで大霧山が関東百名山に選定されていることもあり、この山だけをめざす登山者とすれ違うことも多いでしょう。[3時間43分 / 6.5km]
撮影:鷲尾 太輔(白石峠)林道が十字路になっている白石峠から、奥の階段へと進みます。
撮影:鷲尾 太輔(階段を登る)早速、木製階段を直登します。距離は100mほどなので、焦らずに進みましょう。
撮影:鷲尾 太輔(川木沢ノ頭との分岐)階段を登り切って直登すると、地形図で「・874」と表記されている川木沢ノ頭への登山道が正面へ延びています。こちらへは登らずに、標識にしたがって右側の巻道へと進みます。
撮影:鷲尾 太輔(川木沢ノ頭の巻道)川木沢ノ頭の巻道は平坦からゆるやかな登りで、体力的にもありがたい区間です。
撮影:鷲尾 太輔(川木沢ノ頭からの道と合流)川木沢ノ頭からの道と合流して、ゆるやかに下っていきます。とても歩きやすい区間です。
撮影:鷲尾 太輔(登り返し)林道に接した鞍部まで下ったら、地形図で「・828」と記載されているピーク(山)まで登り返します。最初はなだらかですが、ベンチがある広場の先は、岩場をやや急に登っていきます。
撮影:鷲尾 太輔(・828ピーク)「・828」ピークは、山名標や道標もない無名峰です。
撮影:鷲尾 太輔(次の小ピークへ)「・828」ピークからゆるやかに下り、次の小ピークへと登り返します。
撮影:鷲尾 太輔(急斜面の下り)小ピークを越えると、階段が設置された急斜面を下ります。登山道右側には、鉄製の手すりも設置されています。
撮影:鷲尾 太輔(ゆるやかな尾根へ)急斜面を下りきると、なだらかな尾根道になります。茶屋の赤い屋根が見えたら、定峰峠(さだみねとうげ)へはひと下りです。
撮影:鷲尾 太輔(1枚目:定峰峠 峠の茶屋 / 2枚目:定峰峠のトイレ)
定峰峠は林道が通っているため、ドライブ・ツーリング・サイクリングなどを楽しむ人も多く訪れます。定峰峠 峠の茶屋では飲み物・おでん・麺類などを提供しているほか、近くには自動販売機やこのセクション唯一のトイレも設置されています。
また定峰峠から東へ下れば、小川町駅へ戻る白井車庫バス停まで約50分で下ることができるエスケープルートでもあります。
撮影:鷲尾 太輔(定峰峠から登山道へ)茶屋やトイレを背に、この標識のある場所から、登山道へ戻ります。
撮影:鷲尾 太輔(急な階段を登る)登山道へ入ると、まずは階段が設置された急斜面の登りとなります。
撮影:鷲尾 太輔(植林地)登山道がややなだらかになってくると、右斜面の樹林が開けてフェンスが設置されています。ここは「読売の森」 「AGS四季彩の森」など、外秩父の自然環境を維持するために企業が主体となって若い苗木を植えている植林地。視界が開けているので笠山や堂平山を望むこともできます。
撮影:鷲尾 太輔(701m峰)登りきった場所が、地形図で「・701」と記載されているピークです。こちらも山名はなく、コース標識が設置されているのみです。
撮影:鷲尾 太輔(獅子岩)701m峰から下っていくと現れる巨岩・獅子岩。この前後はやや急斜面となります。
撮影:鷲尾 太輔(624m峰)地形図で「・624」と記載されているピークです。この前後は、小刻みなアップダウンが続きます。
撮影:鷲尾 太輔(旧定峰峠)ダイダラボッチの伝説の看板や祠が設置された十字路が旧定峰峠、ここから登り返します。ここから右へ進むと小川町駅へと戻る経塚バス停まで、約1時間で下ることができるエスケープルートです。
撮影:鷲尾 太輔(桧平)旧定峰峠から登り返した場所にあるピーク・桧平です。山名標識はありませんが、休憩用のベンチが設置されています。
撮影:鷲尾 太輔(秩父高原牧場の有刺鉄線)大霧山へと登っていくと、右側に鉄柵と有刺鉄線が設置されています。この先は秩父高原牧場の敷地となっています。
撮影:鷲尾 太輔(広がる牧草地)右側の斜面には牧草地が広がっており、樹林が開けた場所からは笠山・堂平山・剣ヶ峰などを望むことができます。

大霧山へ向かって、急斜面を登ります。稜線の傾斜がなだらかに変われば、山頂は目前です。
撮影:鷲尾 太輔(大霧山山頂)三角点を中心に、山名標識・展望案内板・ベンチが設置された大霧山山頂に到着です。
撮影:鷲尾 太輔(皇鈴山・登谷山へ続く稜線)山頂からはこれから歩く皇鈴山・登谷山へ続く稜線が見えます。空気が澄んでいれば谷川連峰・赤城連山・日光連山など北関東の名峰の眺望も。振り返れば長瀞・秩父の街並の背後に、武甲山や奥秩父の山々が連なっています。
撮影:鷲尾 太輔(尾根道と巻道の分岐)大霧山から下っていくと、右に尾根道・左に巻道の分岐があります。コース標識はどちらを通ってもOKとなっていますが、尾根道は後半に急斜面の下りがあるので、巻道が無難です。
撮影:鷲尾 太輔(粥仁田峠への下り)尾根道と巻道が合流すると、やや急な尾根道の下りとなります。傾斜がなだらかに変わってくれば、粥仁田峠は間近です。
撮影:鷲尾 太輔(粥仁田峠)このセクションのゴールである粥仁田(かゆにた)峠には、東屋が設置されています。ここから右へ進むと小川町駅へと戻る橋場バス停まで、約1時間で下ることができるエスケープルートです。
セクション④:粥新田峠〜皇鈴山〜登谷山〜釜伏峠〜寄居駅
地図の出典:YAMAP(セクション④)コース概要
粥新田峠(27分)→ミルクハウス(40分)→二本木峠(35分)→皇鈴山(17分)→茱萸ノ木峠(17分)→登谷山(25分)→釜伏峠(13分)→釜伏関址(24分)→林道大宝線分岐(23分)→中間平(40分)→中間平入口(36分)→諏訪神社(5分)→鉢形城公園(23分)→寄居駅
参考:らくルート
セクション④は皇鈴山・登谷山の前後を除いては、すべて舗装路歩きとなります。ただし基本的には下りとなるため体力的には負担が少なく、沿道からの眺望が良い場所もあるので、セクション②の林道御堂笠山線よりは飽きることなく歩くことができます。[5時間25分 / 15.6km]
撮影:鷲尾 太輔(彩の国ふれあい牧場への分岐)粥仁田峠から進んで橋場バス停へ下る道と分かれ、左手へ樹林帯の中の林道を登っていきます。この道は県道361号三沢坂本線です。
撮影:鷲尾 太輔(牧草地に出る)林道がやや平坦になると視界が開け、秩父高原牧場の牧草地に出ます。
撮影:鷲尾 太輔(彩の国ふれあい牧場・ミルクハウス)林道が2車線に変わると現れるのが、秩父高原牧場の中でも観光客向けに整備された彩の国ふれあい牧場です。
左手のミルクハウスに併設されたメーメーハウスでは、ソフトクリームが販売されています。さらに進んで右手にあるモーモーハウス入口には、トイレが設置されています。
撮影:鷲尾 太輔(林道を進む)観光客で賑わう彩の国ふれあい牧場を後に進むと、林道は道幅が細くなります。このあたりはまだ秩父高原牧場の敷地内のため、周囲の斜面に放牧された牛を見かけることもあります。
撮影:鷲尾 太輔(コース標識が見える)秩父高原牧場周辺にはコース標識がなく、外秩父七峰縦走ハイキングコースから外れていないか不安になります。林道二本木線が合流する場所に、ようやくコース標識が設置されています。
撮影:鷲尾 太輔(二本木峠)二本木峠に到着です。左奥の登山道から愛宕山(あたごやま・654.8m)に登ることもできますが、コース標識は巻道である林道を進むよう示しています。
撮影:鷲尾 太輔(皇鈴山登山口)愛宕山からの登山道と合流して少し進むと、皇鈴山登山口です。ここで林道と分かれて登山道へ進んでいきます。
撮影:鷲尾 太輔(皇鈴山手前のピークを越える)皇鈴山の手前にも無名のピークがあり、これを階段状の登山道で越えていきます。皇鈴山へは草地に囲まれた樹林帯をゆるやかに登っていきます。
撮影:鷲尾 太輔(皇鈴山山頂)東屋・石碑・祠などが設置された皇鈴山山頂は樹林が開けており、広場になっています。剣ヶ峰と並んで外秩父七峰の中では地形図に山名が掲載されていないものの、立派な山名標識が設置されています。
撮影:鷲尾 太輔(皇鈴山展望台)皇鈴山の山頂東側へは林道が延びており、クルマでもアクセス可能です。
駐車場に隣接したベンチがある展望台からは関東平野の眺望が開けています。この広場は地元住民の方によって管理されており、支援金を募るピンク色のポストも設置されています。
撮影:鷲尾 太輔(皇鈴山からの下り)皇鈴山からの下りはやや急で、左側の路肩が弱いため、立派な柵が設置されています。下り切ったら林道と合流します。
撮影:鷲尾 太輔(登谷山登山口)林道を進んでいくと、茱萸ノ木(ぐみのき)峠です。ここからふたたび林道と分かれて、登谷山へと登山道を登っていきます。
撮影:鷲尾 太輔(登谷山山頂)登谷山への登山道は前半はなだらかで、山頂直下のみやや急になります。巨大な電波塔が設置された場所が、登谷山の山頂です。
撮影:鷲尾 太輔(登谷山からの眺望)登谷山からも関東平野の眺望がすばらしく、クルマで山頂直下まで行けるため、夜景鑑賞スポットとしても人気があります。
撮影:鷲尾 太輔(登谷山からの下り)登谷山からの下りは、山頂の電波塔を保守管理するためにコンクリートで舗装されています。
撮影:鷲尾 太輔(県道361号線へ)小さな林道を横切って、両側にソーラーパネルが設置された斜面を県道361号線へと下っていきます。県道と合流した後も、右手の斜面は多数のソーラーパネルで埋め尽くされています。
撮影:鷲尾 太輔(釜伏峠)ソーラーパネルがなくなって樹林帯の中を下っていくと、十字路になっている釜伏峠に到着です。ここは右に曲がって、さらに林道を下っていきます。
撮影:鷲尾 太輔(釜伏関所跡)釜伏峠は武蔵野と秩父盆地の境となる交易路として、古くから歩かれていたようです。林道脇には関所跡の看板が設置されています。
撮影:鷲尾 太輔(中間平)さらに林道を下っていくと、視界が一気に開けて周囲の斜面が梅の果樹園となっている場所に出ます。この場所が中間平(ちゅうげんだいら)で、例年3月中〜下旬には天空の梅林として賑わいます。
撮影:鷲尾 太輔(1枚目:中間平のトイレ/2枚目:中間平展望台からの眺望)
中間平にはトイレや東屋・ベンチが設置された展望台が整備されています。展望台からも関東平野の眺望が広がります。
撮影:鷲尾 太輔(ヘアピンカーブを下る)梅林に覆われた斜面を、ヘアピンカーブを3つ通過して下っていきます。やがて、林道の周囲は樹林帯へと変わります。
撮影:鷲尾 太輔(ヘアピンカーブを左へ)介護付き住宅・あきやま苑からの道と合流する場所で、ヘアピンカーブを曲がります。さらに下ると沢沿いの道となります。
撮影:鷲尾 太輔(秋山地区の住宅街)なおも下っていくと周囲が開け、秋山地区の住宅街に出ます。
撮影:鷲尾 太輔(ゆずの木保育園前バス停)ゆずの木保育園前バス停の手前で、コースは県道294号坂本寄居線と合流します。県道沿いを歩いていくといくつかバス停があり乗車して寄居駅へ戻ることもできますが、平日のみの運行です。
撮影:鷲尾 太輔(JR八高線の踏切)
JR八高線の踏切にぶつかったら手前を左へ進み、すぐに次の踏切を渡ります。踏切の先にある諏訪神社鳥居前の駐車場に、トイレ・あずまやが設置されています。
撮影:鷲尾 太輔(鉢形城址)芝生の広場に門や石垣が再現された鉢形城公園を左手に見ながら進み2車線道路と合流すると、鉢形城址を歩きます。左手にトイレが設置されており、周囲には土塁や郭の遺構が残っています。
撮影:鷲尾 太輔(正喜橋)正喜橋で荒川を渡ります。橋の先にあるコンビニエンスストアの脇にあるコース標識に従って、メイン道路からひとつ東の静かな道を通って寄居駅をめざします。
撮影:鷲尾 太輔(寄居駅)ゴールの寄居駅に到着です。東武東上線・JR八高線・秩父鉄道の3路線が乗り入れており、様々な方向へ帰路につくことができます。
外秩父七峰縦走ハイキングコースは1日で歩ける?
撮影:鷲尾 太輔(堂平山からの笠山・奥には後半で歩く稜線も)前述の通り長距離・長時間歩行となる外秩父七峰縦走ハイキングコース。一般的な登山ペースで無理なく歩くのであれば、セクション①・②とセクション③・④をそれぞれ日帰りで、2回に分けて歩くのがおすすめです。この場合のモデルコースは以下の通りです。
外秩父七峰縦走ハイキングコース・前半
地図の出典:YAMAP体力レベル:★★★★☆
日帰り|10時間57分
参考:らくルート
技術的難易度:★★☆☆☆
・急な登下降がある
・案内標識が不十分な箇所が含まれる
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例:グレーディング表
コース概要
小川町駅(25分)→八幡神社(15分)→長福寺入口(25分)→笠原地区憩いの場(14分)→北向不動(40分)→石尊山(12分)→官ノ倉山(7分)→官ノ倉峠(27分)→官ノ倉山入口(20分)→寺岡バス停(15分)→和紙の里(9分)→みどうの杜(130分)➝林道御堂笠山線分岐(30分)➝林道萩平線分岐(51分)→栗山峠(58分)→笠山(24分)→笠山峠(47分)→堂平山(22分)→剣ヶ峰(17分)→白石峠(38分)→細山(15分)→林道笠山線分岐(15分)→白石車庫バス停
外秩父七峰縦走ハイキングコース・後半
地図の出典:YAMAP体力レベル:★★★★☆
日帰り|10時間53分
参考:らくルート
技術的難易度:★★☆☆☆
・急な登下降がある
・案内標識が不十分な箇所が含まれる
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例:グレーディング表
コース概要
白石車庫バス停(18分)→林道笠山線分岐(24分)→細山(64分)→白石峠(79分)→定峰峠(60分)→旧定峰峠(20分)→桧平(32分)→大霧山(32分)→粥新田峠(26分)→ミルクハウス(40分)→二本木峠(35分)→皇鈴山(17分)→茱萸ノ木峠(17分)→登谷山(25分)→釜伏峠(13分)→釜伏関址(24分)→林道大宝線分岐(23分)→中間平(40分)→中間平入口(36分)→諏訪神社(5分)→鉢形城公園(23分)→寄居駅
撮影:鷲尾 太輔(白石車庫バス停)前半のゴール・後半のスタートとなるのが白石車庫バス停です。小川町駅からバスが運行されていますが運行本数が少ないので、時刻をチェックして歩きましょう。
撮影:鷲尾 太輔(小川観光タクシー・小川町駅前営業所)バス時刻に間に合わない場合は、小川町駅前に乗場と営業所がある小川観光タクシー(電話:0120-602-015)を利用してください。
さらに短く分割して歩いてもOK!
撮影:鷲尾 太輔(セクション①のゴール・道の駅 和紙の里)首都圏近郊の長距離縦走コースとして有名な陣馬山から高尾山への奥高尾縦走路が歩行距離約17km・歩行時間約8時間(陣馬高原下バス停から登り、稲荷山コースを下った場合)であることを考えると、外秩父七峰縦走ハイキングコースは前半・後半に分けてもかなりの歩きごたえがあります。
撮影:鷲尾 太輔(寺岡バス停)長距離歩きに自信がない場合や体調・天候次第では、セクション①のゴール地点・和紙の里バス停や手前にある御堂バス停・寺岡バス停・都沢入口バス停から、またセクション③のゴール地点・粥新田峠から約1時間下った橋場バス停からも、小川町駅へと戻ることができます。
また、日数は増えますが、セクション①・②・③・④をそれぞれ日帰りで歩けば、ゆとりを持って外秩父七峰縦走ハイキングコースを楽しむことができますよ。
ハイキングコース最寄りバス停

提供:イーグルバス(東秩父村路線)
外秩父七峰ハイキングがもっと充実する立ち寄りスポット
撮影:鷲尾 太輔(路傍の石仏に足を留めるのも一興)歩行距離・歩行時間が長い外秩父七峰縦走ハイキングコースでは、ついつい早足になりがち。けれども路傍の石仏や祠に足を留めたり、地元である小川町・東秩父村・寄居町の名所・名物に触れることで、より味わい深い山旅を楽しむことができますよ。
伝統工芸に触れる
撮影:鷲尾 太輔(東武東上線・小川町駅構内にある名産品の展示)外秩父七峰縦走ハイキングコースが位置する小川町や東秩父村は、和紙の産地として有名です。
2014年には楮(こうぞ)を原料とした「細川紙」が、ユネスコの無形文化遺産に「和紙・日本の手漉き和紙技術」としてが登録されており、土産物としても人気。道の駅 和紙の里ひがしちちぶなど、紙漉き体験ができる施設もあります。
郷土料理に触れる
撮影:鷲尾 太輔(忠七めしを供する割烹旅館二葉)小川町駅周辺には「忠七めし」や「女郎うなぎ」などの伝統料理を供する料亭もあり、風情ある建物で味わえば、まるでタイムスリップしたような感覚になりますよ。
酪農をはじめとした畜産業に触れる
撮影:鷲尾 太輔(秩父高原牧場)大霧山付近から北の稜線沿いには、秩父高原牧場が広がっています。展望が開けた牧草地の背後に連なる外秩父七峰の稜線や、のどかに草を食む牛たちなど、文字通り牧歌的な風景を謳歌できることでしょう。
歴史に触れる
撮影:鷲尾 太輔(鉢形城公園の堀跡)ゴール地点への道のりで通過する鉢形城跡は、国指定史跡に指定されている戦国時代の城郭跡。荒川と深沢川に挟まれた断崖絶壁は天然の要害で、堀・土塁・郭など往時の面影を色濃く残しています。
小川町の宿泊施設・日帰り温泉
撮影:鷲尾 太輔(小川宿 鴻倫)遠方から訪れる場合は、小川町に宿泊してモデルコースを2日連続でチャレンジするのが効率的。小川町駅から徒歩約2分の「小川宿 鴻倫(こうりん)」は築100年の老舗旅館をリノベーションした施設で、素泊まりや日帰り休憩も可能です。
撮影:鷲尾 太輔(おがわ温泉 花和楽の湯)ロングコースを歩いた後に温泉で汗を流せば、爽快な気分で帰路に就くことができます。小川町駅から徒歩約11分の「おがわ温泉 花和楽(かわら)の湯」は露天風呂や岩盤浴から食事処まで施設が充実。宿泊施設「カワラホテル」も併設されています。
なお、後半のゴール地点である寄居駅周辺には、入浴施設はありません。下山後の入浴を優先したい場合は、寄居駅から東武東上線・JR八高線に乗って小川町駅で途中下車するか、コースタイムは長くなりますがセクション④・③と逆回りで歩いて白石車庫からバスに乗って小川町駅をゴールにするとよいでしょう。
どんな人にもオススメの外秩父七峰ハイキングコース
撮影:鷲尾 太輔(皇鈴山からの眺望)歩行距離・歩行時間が長いため、トレイルランニングやファストハイクをする人だけに適していると思いがちなのが外秩父七峰縦走ハイキングコース。
けれども、充実したバス路線網を活かして無理のない区間だけをのんびりと歩くのもおすすめ。新緑がまぶしい春、紅葉が鮮やかな秋、空気が澄んで眺望が魅力の冬など、どの季節に歩いても楽しむことができます。
撮影:鷲尾 太輔(秩父高原牧場からの笠山・堂平山・剣ヶ峰・大霧山)また稜線上は風通しがよいため、夏でも比較的快適に歩くことができる区間があります。こうした理由から、日本アルプスなどの長距離縦走へ向けたトレーニングにも適したルートです。
まずは気になるセクションや山だけでもOK!首都圏からのアクセスも良好な、外秩父七峰縦走ハイキングコースの魅力に触れてみませんか。
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