出典表記のない画像はすべて筆者撮影
レンズのくもり、手軽に解消しちゃおう

レンズのくもりの原因は「結露」。気温の低い季節は、呼気と外気の温度差で水蒸気が発生しやすく、レンズのくもりは悩ましい問題です
登山に欠かせないアイウェア。特に積雪期や残雪期は雪の照り返しによる強い太陽光と紫外線、飛来する異物、風などから目を保護するため、ゴーグルやサングラスの着用は必須です。
そんなときにストレスになるのが「レンズのくもり」問題。
くもったままのレンズで行動することは、視界を遮り、思わぬ事故につながる危険性があります。またフィールドで一度レンズがくもってしまうと拭き取るのも一苦労。
いつでも、どこでも、気になったときに防曇対策ができるとよいですよね。
強力なのに軽量コンパクト!たっぷり使えるくもり止めクロス

そんなくもり止め対策としておすすめしたいのが、「スポルファ フォグシールド」。日本の大手ケミカル用品メーカー「ソフト99コーポレーション」が製造販売しています。
クロスで拭きあげるだけでOK

付属のクロスには強力で耐久性の高い防曇成分(HAS)が配合されており、スプレーを吹きかけたり仕上げの拭きあげを必要としません。
クロスは約180mm×140mmの大判サイズで、1枚で約150回使用できる耐久性を持ち合わせています。

拭き上げ前に、レンズやクロスに砂や異物が付着していないことを確認しておこう
使い方はとっても簡単。クロスでレンズを15秒間ほどやさしく拭きあげるだけでOK。ドライクロスなので、手が濡れたりベトつく心配もありません。
くもり止め効果が得られにくい場合は、レンズに息を吹きかけてから拭くと良いでしょう。
安心のくもり止め効果を発揮!

効果を確かめるため、スポルファ フォグシールドでゴーグルの片面(写真左面)をサッと拭きあげた後、湯気にかざしてみました。
結果は…いい感じ!
ゴーグルの右面はくもっているのに対し、拭きあげた左面はクリアな状態が保たれていることがわかります。

使用後は折りたたんで専用のケースに収納するだけでOK。
クロスは濡れに弱く、濡れるとくもり止めの成分が溶け出してしまう可能性があります。クロスは専用ケースに入れて保管し、濡れた場合はしっかり乾燥させてから収納するようにしましょう。
またアイウェアが濡れている時は、水分を拭き取ってから使用するようにしましょう。
「山でもサッと使える」のが強みだと感じました!

撮影:Naoki Anbutsu
今回、1泊2日の雪山山行でスポルファ フォグシールドを使用。防曇効果はさすがで、蒸れやすいハイクアップでもレンズのくもりを気にせず快適な視界が保たれていました。
そして、フィールドに持っていってわかったのが、「携帯しやすく、山でも気になったときにくもり止めができる」というメリットです。

スポルファ フォグシールドの重量はクロスとケースを合わせて24.5gと驚くほど軽量。ケースはちょっとしたスペースに収まるほどコンパクトです。
サコッシュやバックパックのショルダーポケットなど、すぐに取り出しやすいところに入れておいて、「ちょっとレンズのくもりが気になるな」というときにサッと取り出して拭きあげる、という使い方ができそうです。
ドライクロスなので手がベトつくこともなく、またスプレータイプのように液漏れの心配や吹きかける手間もないので、持ち運びに最高だと感じました。
長期山行ならさらに便利!

撮影:Naoki Anbutsu|強風下の写真撮影でも、レンズがくもらず快適でした
一回の効果持続時間は使用状況によっても変わってきますが、フィールドで使う場合は1日程度が目安になりそうです。濡れると成分が溶け出してしまうため、強い風雪が吹きつける環境で使用した際は、半日ほどで効果が薄れてきた印象を受けました。
そんな場面でも、スポルファ フォグシールドなら気になったときにサッと対策できちゃうのがポイント。
例えばテント泊山行や縦走登山など、数日間山に入るような場合は、筆者も携帯していきたいと感じました。
山でも、街でも、いつでも持っておきたい便利アイテム

スポルファ フォグシールドは基本的にどんなレンズにも対応。アウトドアだけでなく、日常的にメガネやサングラスを使用している人にも、手軽に使えるアイテムだと感じます。
山でも街でも、快適な視界を追求するなら、ぜひ試してみてください。
ソフト99コーポレーション スポルファ フォグシールド
内容 | ・クロス1枚(約180mm×140mm) ・ケース |
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成分・材質 | ・成分:界面活性剤、防腐剤 ・クロス素材:合成繊維、再生繊維 |