使用するのはSUUNTOの新作「VERTICAL」
大迫が腕に装着したのは、SUUNTOの「VERTICAL」という新モデル。
ナビゲーション機能の精度や使いやすさが大幅にアップしたとき聞き、今回のテストサンプルに抜擢されました。
SUUNTO VERTICAL(チタニウムソーラー)を詳しく見る
登山前にアプリでコースを設定。タップで簡単にルート作成
ナビゲーション機能を使うために、まずはSUUNTO専用アプリでルートのデータを作ります。ルートは画面上の登山道をタップするだけで簡単に作成可能です。

ただ、地図をズームして詳細にするとルートが消えてしまうのが気になりました。
3D地図だと地形も頭に入ってきやすい

ボタンひとつで2Dと3D表示を切り替えられるのもいいですね。
急きょルート変更になっても、電波なしで同期
「ルートも作ったし準備万端!」と思っていたのですが、なんと目的の登山口までのルートがまさかの通行止め。急きょルートを変える羽目に……。
近くあった別の登山口に場所を移して、あらためてアプリでルートを作成。
新しいデータはBluetoothで繋いでおけば自動で同期されるので、電波が弱いところでも「使えない!」といった心配がありません。

電波の届かない山奥でルート変更が必要になっても対応できるのはかなりいいですね。
登山口でナビ機能をスタート
ルートを同期したら、以下の手順で設定したルートを開きます。

機能が多いので手順を覚えるのに時間がかかりそうですが、慣れてしまえば難しさはないでしょう。
では、ナビゲーション機能を起動させて、さっそく登山開始です!
カラー画面が格段に見やすい。スケールも変えられる
表示されるマップは解像度が非常に高く、登山道や歩く予定のルート、等高線など、一つひとつの描写がとてもなめらか。画面もカラーで、かなり見やすい仕様です。

マップの表示は任意で変更でき、カラー画面以外にコントラストを高めた白黒画面も選べます。

ただ、スケールが500mだと等高線が消えてしまいます。大まかにルートを把握するときも等高線があるといいですね。
ルートを外れたらバイブレーションで知らせてくれる
そして、ナビゲーション機能の真骨頂といえるのが、設定したルートを外したときに知らせてくれるアラームです。
計画したルートから外れると音が鳴りバイブレーションが振動。

地図での確認が前提ですが、うっかり間違えたときに通知があるのは助かりますね。
分岐の手前で曲がる方向をお知らせ
さらに、分岐の手前で曲がる方向を知らせてくれる機能も搭載。

今、ルートでどの辺にいるの?が、わかりやすい
ナビゲーション中の表示画面は、ルートの断面図の上で今どこにいるか一目でわかるものや、現在時刻と出発後の累計時間、心拍数といった情報をひとまとめに確認できるものなどから選択可能。

残りの行程はあとどれくらいか、今後の登りや下りの勾配はどれくらいあるのか、といった情報まで直感的に把握できます。
補給や休憩のタイミングを図るのにもすごくいいと感じました。
高度表示は、ほぼ正確に出た
ちなみに、高度計の正確さは写真のとおり。誤差は1mあったものの、ほぼ正確に現時点の標高が表示されました。
下山したらログを確認。自分の頑張りがわかるのがうれしい
無事に下山できたら、ナビゲーション機能を停止。ログと同時に、累計タイム、歩いた距離、速度、心拍数、消費カロリーなども記録されます。
もちろん、SUUNTO専用アプリでもログを確認。実際に歩いたルートや当日のコンディションなどを振り返って、次回の登山計画やルート選びに生かすことができます。
読図に慣れていない人ほど、サポートの恩恵を受けられる
実際にナビゲーション機能を使ってみてどうだったか、大迫に総括してもらいました。
<検証②>実際、スマホアプリより便利なの?
SUUNTO「VERTICAL」のいちばんの注目機能は、なんといってもナビゲーション機能。
でも、やっぱり気になるのは、スマートフォンアプリでも十分なんじゃないか?ということ。そのあたり、どうです?
ルートの確認がラクだから、現在地を把握しやすい
実際に検証してみると、手元でナビを確認するよりはスマートフォンを取り出すのはワンアクション多いのは確か。
アウトドアウォッチだと、現在地を瞬時に手元でサッと確認できるのが便利に感じます。
スマートフォンを取り出す煩わしさから開放される使い勝手の良さは、冒頭のウワサどおり、一度体験すると手放せなくなりそうな予感です。

おのずと現在地を確認する回数は増えるはず。万が一道を間違っても早めに復帰できる可能性が高いです。
とはいえ、スマホの利点も忘れてはいけません。

バッテリーを気にしなくて済むのは、やっぱりイイ!

検証ではソーラーの効果もあるのか、6時間ほど使用して、残量は96%から85%に減少しただけ。
スマートフォンの電池の節約、さらにリスク分散という観点からもメリットがあると思います。
SUUNTOの新作はソーラー充電で85時間使い続けられる
今回の検証で使用したSUUNTOの「VERTICAL」は、ナビゲーション機能だけでなく、バッテリー性能も大きく進化。
ソーラー電池を搭載するチタン製品は、最も精度の高いGPSを起動させた状態でも、約85時間もバッテリーが持続します。
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太陽の力をバッテリーに変換
太陽光充電機能により、バッテリーの寿命は約30%も向上。
スポーツモードなどを使わない状態では、充電しなくても、約1年間も駆動し続けるという脅威的なスペックを誇ります。
耐久テストは軍用規格をクリア。岩場でも気にせず使える
屋外での使用を想定した設計は、軍用規格に準ずるミルスペック。耐水圧は100mで、−20℃の環境でも問題なく使用可能です。
GPSは2つの周波数帯を利用する”デュアルバンド”に対応。山奥にいても高精度ですばやく現在地を確かめることが可能です。
画面が大きすぎないから、手をつくときも邪魔にならない
画面のレンズには高硬度で知られるサファイアクリスタルを使っているので、堅牢性は確か。傷や故障を気にせず登ることに集中できます。
そして、画面が大きすぎないので、岩場で手をついたときに手の甲にボタンが食い込んで痛くならないのも使いやすいポイントです。
北欧らしいデザイン。かさばらない留め具がスマート
フィンランドに本社をもつSUUNTOらしく、デザインはアウトドアウォッチと思えないほどスタイリッシュ。
極端に細いベゼルのおかげで見た目の印象がスマートなのに加え、留め具がかさばらないベルトの仕様も人気のポイントです。

私は手首が細めですが、くるくる回ることなくストレスがなかったです。
アウトドアウォッチは日常も使えるか?がポイント
冒頭のアンケートでは、アウトドウォッチでの使用シーンも聞きました。「登山」に続いて「日常使い」と答えた人が53%もいます。
SUUNTOのスタイリッシュなデザインなら、ビジネスシーンやプライベートの「日常使い」でも、違和感なく使えそうですね。
95種類を越えるスポーツモードを搭載
スポーツモードには、登山以外に、ハイキング、トレイルランニング、クライミング、ランニング、サイクリング、水泳など多種多様なアクティビティに対応。
さまざまな趣味に合わせた的確なデータの蓄積で、パフォーマンスアップに役立ちます。
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SUUNTO VERTICALは2タイプ
ラインナップは、太陽光充電池を搭載する「チタニウムソーラー」(左)と、一般的なリチウムイオンバッテリーをもつ「ステンレススチール」(右)の2種類。
ステンレススチールはチタニウムソーラーと比べて手頃な価格が大きな魅力。
チタニウムソーラーの優れたバッテリー寿命は説明してきたとおりですが、ステンレススチールタイプも、GPS機能を使うと60時間、GPS機能をオフにした状態では60日間も起動し続けます。
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SUUNTOのナビ機能を使いこなして、安全登山を!
安全登山には「ソフト」と「ハード」のバランスが大切。
読図など身につけるべき知識はきちんと学習した上で、今回紹介したナビゲーション機能付きのアウトドアウォッチなどを活用するのがおすすめ。
SUUNTOのナビゲーション機能を使いこなして、より安全に山登りを楽しみましょう!
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