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「背負いやすく、疲れづらい」カリマーリッジ30プラスを徹底調査

「背負いやすく、疲れづらい」カリマーのリッジ30プラスを徹底調査

カリマーのザック「リッジ」シリーズの誕生は1999年。それから20年以上、トレッキング用ザックの定番としてロングセラーになっています。でも、「お店でよく見かけるけど実際どうなの?」と思っている人も多いのでは?

そこで、今回は現行モデルのひとつ「リッジ30プラス」を深掘りし、特徴と背負い心地や使い勝手を探ってみました

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

日帰りトレッキングに最適|カリマーのリッジ30プラス

日帰りトレッキングに最適|カリマーのリッジ30プラス

撮影:筆者

カリマーの「リッジ」は、「背負いやすく、疲れづらい」をメインコンセプトに登山者向けに開発されたザック。20年以上にわたり定番ザックとして、どこの登山用品店にも陳列されていると言っても過言ではないくらいのアイテムです。そのため、初心者がザック選びに迷っていると、店員さんによく勧められることも。

長年にわたってバージョンアップされ、2022年春夏には「リッジ30プラス」という新しいモデルが登場しました。

「プラス」は容量をプラスできるから

拡張できるトップリッド

撮影:筆者

リッジ30プラスのメインコンパートメントやポケット類全部を合計した収納容量は30リットル。日帰りトレッキングや小屋泊まり程度なら十分な容量ですが、さらにリッドと本体をつなぐ3本のストラップを延ばせば、収納容量を「プラス」できます。
使い方としては、
・冬場にかさばる衣類の携帯に便利
・旅先で買ったお土産の持ち帰りにも使える
・ヘルメットの収納 など

およそ、5リットル程度の荷物を追加してみたのが以下の画像です。特に違和感なくリッドが上がり、容量がプラスされました。

拡張できるトップリッド

撮影:筆者
本体とリッドの頭側が生地でつながっているうえに、留める部分が2本になっているため荷物を挟み込んでも安定し、多少重いものでもしっかりと保持できそうです。

リッジは日本人体型に合わせているのでフィット感抜群

リッジは日本人体型に合わせている

撮影:筆者

ユニオンジャックをあしらったロゴでもわかるように、英国発祥のアウトドアブランドのカリマー。それゆえに、「海外ブランドだから日本人に合わないんじゃ……」と思っている人もいるかもしれません。

リッジ

撮影:筆者

実は、日本の正規店で販売されているリッジは日本人の体型に合わせて、ショルダーハーネスやヒップベルトなどの細部まで設計された日本人仕様。また、Smallは女性や小柄な人にフィットするように設計されています。「今のザックじゃ、なんとなく体にしっくりこない」と思っている人にはぜひおすすめしたいザックです。

リッジの真骨頂!背負いやすさをチェック

リッジの真骨頂!背負いやすさをチェック

撮影:筆者

①ショルダーハーネス
②チェストストラップ
③トップテンションストラップ
④背面パッド
⑤ヒップベルト

リッジといえば、クッション性がしっかりとしたショルダーハーネスやヒップベルト、背面パッドが特徴。それらの体に接するパーツで荷重を分散させる構造です。背負い心地を支える①〜⑤のパーツをチェックしました。

肩を包み込むショルダーハーネス

肩を包み込むショルダーハーネス

撮影:筆者

ショルダーハーネスは3次元的に背中から肩を包み込むようにフィットし、荷重が点ではなく面で拡散されるので肩への負担が少なくなっています。クッション性も高いので、長く歩くとハーネスが肩に食い込んで痛くなるという人には安心です。

チェストストラップ

撮影:筆者

ホイッスル付きのチェストストラップは、スムーズに上下移動できるので、体型に合わせて簡単に位置を変えられます。位置は脇の付け根あたりに合わせるのがポイントです。

トップテンションストラップ

ザックの背中へのフィット感を高め、荷重のかかり方を変更できるトップテンションストラップ付き。締めれば肩に、緩めれば腰に、荷重のバランスをとることができます。背負った状態でも調整しやすい仕様です。

背骨のS字形状を支える背面パッド

インナーパネルとランバーパッド

提供:karrimor

背面には、樹脂製のインナーパネルとランバーパッドが内蔵されています。このパネルとパッドは、背骨のS字形を保持する役割を果たし上半身を支えるため、腰への負担を軽減し、疲れにくくします。

外からは見えませんが、背負いやすさを支えているのは、この背面システムです。

撮影:筆者

背面のクッション部は、中心部が縦に抜けているのでしっかり排熱。この部分に熱がこもると脊髄がオーバーヒートし、体の機能に影響を与える可能性があるため、熱を縦に逃がす構造は非常に効果的です。

背面部分は内部と外部で登山者をサポートする構造になっています。

3D形状で角度を変更できるヒップベルト

撮影:筆者

背面パッドからの荷重は、最終的には腰にかかるのでヒップベルトの構造は重要。ヒップベルトのパッド部分は3次元的な形状になっており、ベルトを締めこんだ時に立体的に腰を包み込むので、腰骨へ均一に荷重がかかり、腰への負担が少なくなります。

角度を変更できるヒップベルト

撮影:筆者

また、アジャスターでヒップベルトの角度を変更できるので、体型に合わせて角度を調節すれば、無理なく締め付けることができます。

日頃の体型の変化や女性の産後の骨盤の変化にも対応可能であり、腰回りのフィット感がより高まることがポイント。

ヒップベルト角度

撮影:筆者

上の画像は、左が上に、右が下に角度調節した状態。ヒップベルトがお腹に当たって不快な人には優しい機能ですね。

初心者も安心!抜群の収納力

初心者も安心!抜群の収納力

リッジ30プラスの収納場所は以下の通りです。

【1】メインコンパートメント(メインの収納部)
【2】フロントオープンポケット
【3】フロントジッパーポケット
【4】リッド(雨蓋)ポケット・外側
【5】リッド(雨蓋)ポケット・内側
【6】サイドジッパーポケット 左右
【7】ヒップベルトジッパーポケット 左右
【8】ワンドポケット(サイドポケット) 左右

8種類11箇所と、とっても豊富。しかも、ポケットのほかにも、

【9】アックス / トレッキングポールキャリア
【10】デイジーチェーン
【11】アタッチメントループ

など、ザックの外に荷物を保持できるホルダー類もあります。
これだけあれば、必要なものをすぐに取り出せるので便利。荷物を効率よく収納することに慣れていない初心者でも、楽々とパッキング可能に。旅行で地図やパンフレットを分けておきたいときにも重宝します。

素早く開閉できるメインコンパートメント

クイックアクセスオープニング

撮影:筆者

メインコンパートメントは、前後のフックを引っ張れば、ワンアクションで素早く全開できます。

撮影:筆者

閉めるときはコードを引っ張り上げます。これもワンアクションで終了です。

一般的にベーシックな機能ではありますが、レインウェアや防寒着など、メインコンパートメントから素早く取り出したいときに、素早く開閉できる仕組みは助かります。

メインコンパートメント

撮影:筆者

全体的に下から上に広がっているメインコンパートメント。内部はハイドレーション用のリザーバー用ポケットと吊り下げるフックがあります。

何を入れるか迷うほど!たくさんのポケットやホルダー

リッジの特長といえばポケットの多さが挙げられます。すぐに取り出したい防寒着や地図、出し入れが多い行動食や水筒などをポケットに分けて入れることができるので、荷物の仕分けが簡単。これが、パッキングに慣れていない初心者におすすめしたいポイントです。

フロントオープンポケット

フロントオープンポケット

撮影:筆者

フロントオープンポケットは大きく開くうえに、マチがあるのでアウターも余裕で収納可能。ダウンウェアも入りそうです。

フロントジッパーポケット

フロントジッパーポケット

撮影:筆者
フロントオープンポケット前面にはジッパーポケットがあります。ガイドブックや夏用グローブなど、薄めのものの収納に便利です。

リッド(雨蓋)ポケット・外側

リッド(雨蓋)ポケット・外側

撮影:筆者

リッドの外側ポケットは立体的なのでかなりの収納力。冬用グローブやサングラス、薄手のアウターなら楽に収納できます。逆に何も入っていないと凹み気味になるので、ちょっとカッコ悪くなります。

雨蓋上のループ

撮影:筆者
リッド上には4か所ループが付いているので、バンジーコードなどを利用すれば衣類などを載せておくこともできます。

リッド(雨蓋)ポケット・内側

リッド(雨蓋)ポケット・内側

撮影:筆者

ザックカバーやエマージェンシーキットなどを入れるのに便利な内側ポケット。鍵の場所を固定できるキーフックも付いています。

リッド(雨蓋)ポケット・内側

撮影:筆者

秀逸なのが内側ポケットに外からアクセスできることです。内側ポケットに収納している荷物を、リッドを開けずに取り出すことができて、とても便利。

リッジは2本締めなのでリッドの内側ポケットにアクセスするには2アクション必要ですが、この方法だとリッドを開閉する必要なく、素早く取り出せます。意外と他のザックにはない便利な機能です。

サイドジッパーポケット

サイドジッパーポケット

撮影:筆者

両サイドには縦長のジッパーポケットが付いています。サーモボトルがちょうど入る大きさで、旅行の際には折り畳み傘の収納にも便利です。

ヒップベルトジッパーポケット

ヒップベルトジッパーポケット

撮影:筆者
スマートフォンが楽に収納できる大型のポケットが左右についています。ジッパーが大きく開くので出し入れに手間取りません。

ワンドポケット(サイドポケット)

ワンドポケット(サイドポケット)

撮影:筆者
左右にはメッシュ状のワンドポケット(サイドポケット)があります。500ccのナルゲンボトルならスッポリ。サイドストラップを併用すればもっと大型の水筒も固定できそうです。

アックス / トレッキングポールキャリア、デイジーチェーン

トレッキングポールキャリア

撮影:筆者

トレッキングポールをしっかりとホールドする、アックス / トレッキングポールキャリア。左右にそれぞれあるので、右はトレッキングポール、左はアックスという使い方が可能です。

撮影:筆者

ポールキャリアに沿ってデイジーチェーンが付いているので、ピッケルやアックスなど重いものをホールドするときは、別途、ベルクロやバンジーコードで締め付ければ、より安定させることができます。

登山者のための細やかな工夫も

背負いやすさや、収納力以外にもたくさんの工夫で登山者を支えています。

頭の動きを考慮したリッド(雨蓋)形状

頭の動きを考慮したリッド(雨蓋)形状

撮影:筆者

一般的なザックの場合、上を向いた時に、リッドに後頭部が干渉する場合があります。特にヘルメット着用時などは、岩場で上が見づらく確認がおろそかになり、とっても危険。一方リッジは、頭に接する部分が斜めになっているので、しっかりと上を見ることができます。

岩などに当たりにくい底部

岩などに当たりにくいボトム

底部は斜めにせり上がっており、重心から体が離れた低い位置になることを防ぐための目的があります。また、狭い場所での行動中、体をねじった時などに障害物に当たらないような仕様に。体を動かしたときに底部が何かに当たると動きにくく、反動で転倒する場合もあるため、安全性を考慮した設計になっています。

一方で、ザックを地面に置いた際には倒れやすくなるため、置く場所には注意が必要。山では通常、木にもたせかけるか地面に倒しておくことが多いため問題ありませんが、屋内の壁にもたせかけた場合や床が滑りやすい場所で使用する場合は、置く場所を慎重に選ぶ必要があります。空港やホテルなどでも同様です。

軽量性と耐久性を両立した生地構成

軽量性と耐久性を両立した生地構成

撮影:筆者

岩や枝などにこすれやすい底部やフロントは、耐久性が高い420D高密度ナイロン。その他の部分は210Dリップストップナイロンを使用し、強度と軽量性を両立しています。充実したハーネス類やポケット数にもかかわらず1.5kgを切る重量は、この素材の組み合わせが一因。

このため、上の画像のように素材の見た目が違います。素材自体が違う影響で、色の出方も少し違うようです。

リッジ30プラスは“誰でも安心できる”ザック

リッジ30プラスは“安心”なザック

撮影:筆者

ミディアムで1,490gという重量は、決して軽量なザックというわけではありませんが、実際に背負ってみると背負いやすさからその重さを感じませんでした。そして、何を入れるか迷うくらいたくさんのポケットやホルダーなど、使用者の快適性や利便性を追求した、“誰でも安心できる”ザックというのが感想です。

リッジ30プラスはこんな人、こんなシーンにおすすめ

使いやすいたくさんのポケットや背負いやすさなどは、初心者の最初のザックとして最適。また、細かく調整できるハーネス類や耐久性は、使用頻度が高いベテランにもおすすめです。

日帰りトレッキングはもちろん、荷物の仕分けがしやすいポイントは旅行にも便利。山に旅行に、積極的に行動する人に最適なザックです。

Medium

カリマー リッジ 30プラス ミディアム

容量30L+
サイズH64 × W28 × D23(cm)
重量1,490g
背面長47cm
素材210D Mini R/S NY(Nylon 100%),420D High density NY(Nylon 100%)

筆者(175cm)が今回使用したモデルです。

Small

カリマー リッジ 30プラス スモール

容量30L+
サイズH64 × W28 × D23(cm)
重量1,430g
背面長42cm
素材 210D Mini R/S NY(Nylon 100%),420D High density NY(Nylon 100%)

女性や小柄な人向きのモデルです。

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