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陣馬山コースガイド|藤野駅から栃谷尾根をたどる温泉も魅力のコース

陣馬山コースガイド|藤野駅から栃谷尾根をたどる温泉も魅力のコース

高尾山(599m)から始まり、城山(670m)・景信山(727m)と続く奥高尾縦走路にそびえる陣馬山(855m)は、広々とした草原状の山頂からの眺望が魅力の山。関東百名山の一座としても人気があり、様々な登山口からのアクセスが可能です。

今回はそんな陣馬山の登山コースの中から、JR中央線・藤野駅から素朴な山里の雰囲気を堪能して栃谷尾根を登り、山頂をめざすコースを紹介します。陣谷温泉・陣渓園、2軒の温泉も下山後のお楽しみです。

目次

アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔

登山も温泉も両方楽しめる栃谷尾根コース

期待がふくらむ秘境 陣馬の湯への看板

撮影:鷲尾 太輔(期待がふくらむ秘境 陣馬の湯への看板)

陣馬山をめざすコースには、JR中央線・高尾駅からのバス便がある陣馬高原バス停からの新ハイキングコースや、高尾山・城山・景信山を経由する奥高尾縦走路が一般的。しかし、今回紹介する栃谷尾根コースも魅力的です。

登山道に至るまでのコースは、澄んだ清流や素朴な山里の風景を楽しむことができる道。さらに少し寄り道した場所には秘境・陣馬の湯もあり、下山後のご褒美にもってこいなのです。

コース概要

合計距離: 13.57 km
最高点の標高: 840 m
最低点の標高: 191 m
累積標高(上り): 994 m
累積標高(下り): -994 m
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:約3時間50分

参考:ヤマプラ

【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
コース概要
JR藤野駅(30分)→陣馬登山口バス停(20分)→栃谷尾根入口(80分)→陣馬山(50分)→栃谷尾根入口(20分)→陣馬登山口バス停(30分)→JR藤野駅

 

参考:ヤマプラ

栃谷尾根コース 登山口のアクセス情報

陣馬登山口バス停

撮影:鷲尾 太輔(陣馬登山口バス停)

今回は藤野駅から歩きましたが[11]は便数は少ないもののバス利用も可能です。藤野駅前から神奈川中央交通バス・和田行に乗車して約5分で到着します。

陣馬登山口バス停


神奈川中央交通|藤野駅時刻表

また、駐車可能台数は4台と少ないものの、陣馬登山口バス停のひとつ先の沢井住宅前バス停近くに無料駐車場もあります。中央自動車道・相模湖ICから約10分ほどの道のりです。

陣馬のふもと駐車場

撮影:鷲尾 太輔(陣馬のふもと駐車場)

陣馬のふもと駐車場

登山口情報

藤野駅

撮影:鷲尾 太輔(藤野駅)

スタート地点はJR中央線・藤野駅。ホームから跨線橋を渡って1ヶ所のみの改札を出ます。
藤野駅のトイレ

撮影:鷲尾 太輔(藤野駅のトイレ)

改札を出て右手には、観光案内所に併設されたトイレがあります。
陣馬山は左へ

撮影:鷲尾 太輔(陣馬山は左へ)

駅舎の先に階段が続いていますが、看板のとおりに階段は下りずに左手が陣馬山方面です。

コース詳細ガイド

栃谷尾根コースマップ

出典:YAMAP(今回のコース)*画像クリックで拡大可
今回はコースを2つのセクションに分けて紹介します
Section1:JR藤野駅〜栃谷尾根入口(50分)
Section2:栃谷尾根入口〜陣馬山(80分)

Section1:JR藤野駅〜栃谷尾根入口(50分)

Section1

出典:YAMAP(Section1)

最初のセクションは[12]までは県道522号棡原藤野線沿い、そこから先は栃谷川に沿った舗装路歩きです。車の交通量はそれほど多くありませんが、歩道がない区間もあるので注意しましょう。
線路沿いを進む

撮影:鷲尾 太輔(線路沿いを進む)

藤野駅横の広場を抜けて、この看板にしたがって中央線の線路沿いを進みます。
踏切を渡る

撮影:鷲尾 太輔(踏切を渡る)

最初の踏切を渡って、中央線の線路を越えます。
トンネルへ

撮影:鷲尾 太輔(トンネルへ)

藤野総合事務所前バス停の先で、中央自動車道の高架橋と背後の山を貫くトンネルをくぐります。
トンネル出口

撮影:鷲尾 太輔(トンネル出口)

トンネル内は左側が歩行者通路になっています。
下り坂

撮影:鷲尾 太輔(下り坂)

トンネルを抜けると、県道はやや急な下り坂となります。
日野バス停

撮影:鷲尾 太輔(日野バス停)

下りきってやや進むと、日野バス停です。藤野駅から約15分の道のりです。
歩道がはじまる

撮影:鷲尾 太輔(歩道がはじまる)

ここから県道右側に歩道が設置されています。右手の柵の下に流れる沢井川に沿って、ゆるやかに登っていきます。
歩道の終点

撮影:鷲尾 太輔(歩道の終点)

奥に見える商店のあたりでいったん歩道が終わり、[9]の中里橋手前からふたたび歩道が始まります。
中里橋バス停

撮影:鷲尾 太輔(中里橋バス停)

中里橋バス停です。この先の中里橋で、沢井川を渡ります。
県道沿いを上る

撮影:鷲尾 太輔(県道沿いを上る)

県道右側に歩道を進んで上り坂を越えていけば、陣馬登山口バス停まではほぼ平坦な道です。
陣馬登山口バス停

撮影:鷲尾 太輔(陣馬登山口バス停)

陣馬登山口バス停です。登山道の入口は、ここからさらに100mほど進んだ場所にあります。
陣馬山登山口

撮影:鷲尾 太輔(陣馬山登山口)

陣馬山登山口の石碑がある場所で県道と分かれ、右手の路地へ進んでいきます。
沢井簡易郵便局

撮影:鷲尾 太輔(沢井簡易郵便局)

沢井簡易郵便局前で栃谷尾根コースと一ノ尾尾根コースが分岐します。栃谷尾根コースは右の道を進みます。
栃谷川の清流

撮影:鷲尾 太輔(栃谷川の清流)

左手には沢井川の支流・栃谷川が流れており、美しい水の色を楽しむことができます。
鳥居と拝殿

撮影:鷲尾 太輔(鳥居と拝殿)

こんな場所に鳥居が。目を凝らすと、真上の巨岩の上に拝殿が設けられています。
陣渓園の看板

撮影:鷲尾 太輔(陣渓園の看板)

陣渓園は栃谷尾根入口からさらに500mほど奥にあるので、栃谷尾根入口まではあと300mということになります。
森の中を進む

撮影:鷲尾 太輔(森の中を進む)

県道から先はこのような1車線道路が続きます。道幅は比較的広いのですが、車の通行には注意しましょう。
森が開けてくる

撮影:鷲尾 太輔(森が開けてくる)

周囲の樹林が開けて明るくなると、栃谷尾根入口はまもなくです。
栃谷尾根入口

撮影:鷲尾 太輔(栃谷尾根入口)

栃谷尾根入口に到着です。登山道は左手に進みますが、直進して約200mで陣谷温泉、さらに300mで陣渓園という2軒の温泉旅館があるので、下山後のお楽しみにしましょう。

Section2:栃谷尾根入口〜陣馬山(80分)

Section2

出典:YAMAP(Section2)

このセクションも、最初は舗装路が続きます。[24]まではアスファルト舗装、その先はコンクリート舗装された栃谷集落の中の道を[28]手前まで進みます。

登山道に入ってからも歩きやすい道が続き、山頂直下の階段を登りきれば陣馬山は目の前です。
狭い林道を上る

撮影:鷲尾 太輔(狭い林道を上る)

栃谷尾根入口からも、しばらくは舗装路が続きます。道幅は先ほどよりも狭くなっていきます。
ヘアピンカーブ.1

撮影:鷲尾 太輔(ヘアピンカーブ.1)

最初のヘアピンカーブ。これを過ぎると左手の斜面に農地が見えてきます。
ヘアピンカーブ.2

撮影:鷲尾 太輔(ヘアピンカーブ.2)

次のヘアピンカーブです。道標にしたがって、上がっていきましょう。
ヘアピンカーブ.3

撮影:鷲尾 太輔(ヘアピンカーブ.3)

最後のヘアピンカーブです。
栃谷園地休憩所

撮影:鷲尾 太輔(栃谷園地休憩所)

このカーブの外側は栃谷園地休憩所になっており、トイレや靴洗い場が整備されています。
登山道近道

撮影:鷲尾 太輔(登山道近道)

登山道近道の道標にしたがって、民家の手前の坂道を上がっていきます。
登山道入口

撮影:鷲尾 太輔(登山道入口)

このあたりから道は人だけが通行可能な道幅のコンクリート舗装に変わります。
栃谷集落の中を進む

撮影:鷲尾 太輔(栃谷集落の中を進む)

栃谷集落の農地や墓地の間を進んでいきます。
茶畑と杉並木

撮影:鷲尾 太輔(茶畑と杉並木)

茶畑が広がるのどかな山里の風景を楽しみながら、前方にある杉並木に沿って進んでいきます。
登山道に変わる

撮影:鷲尾 太輔(登山道に変わる)

このあたりから未舗装の登山道に変わります。栃谷尾根に向かって、ジグザグに登っていきます。
栃谷尾根に合流

撮影:鷲尾 太輔(栃谷尾根に合流)

栃谷尾根に合流しました。藤野駅から陣馬山までの3分の2以上を進んできたことになります。
なだらかな登山道

撮影:鷲尾 太輔(なだらかな登山道)

しばらくはなだらかな登りが続きます。
ジグザグに登る

撮影:鷲尾 太輔(ジグザグに登る)

急な登りの区間では登山道がジグザグにつけられており、直登するよりは体力的にもやさしい配慮がなされています。
なだらかな登山道

撮影:鷲尾 太輔(なだらかな登山道)

標高差30mほどを登れば、登山道はふたたびなだらかに変わります。
・620ピークをトラバースする

撮影:鷲尾 太輔(・620ピークをトラバースする)

地形図やGPSアプリに・620と表記されているピークは、西側をトラバース(横断)するように進みます。
ゆるやかな登り

撮影:鷲尾 太輔(ゆるやかな登り)

・620ピークを過ぎるとやや下りとなり、ゆるやかに登り返していきます。
なだらかな登山道

撮影:鷲尾 太輔(なだらかな登山道)

なだらかな尾根が続きます。こうした体力的負担が少ない区間が多いのも、栃谷尾根の魅力です。
ジグザグに登る

撮影:鷲尾 太輔(ジグザグに登る)

標高差50mほどの急な登りを、ジグザグに進んでいきます。
なだらかな登山道

撮影:鷲尾 太輔(なだらかな登山道)

急坂は長くは続かず、またなだらかな登山道に戻ります。
階段を登る

撮影:鷲尾 太輔(階段を登る)

このコース最大のがんばりどころが、この階段でしょう。距離にして約200mほどなので、ゆっくり進みましょう。
奥高尾縦走路と合流

撮影:鷲尾 太輔(奥高尾縦走路と合流)

階段を登りきって少し進むと、高尾山・城山・景信山から続く奥高尾縦走路と合流します。奥にある木製階段へ進みましょう。
山頂直下

撮影:鷲尾 太輔(山頂直下)

山頂にある富士見茶屋(閉業)の緑色の建物が見えてくれば、山頂は目前です。
陣馬山・白馬の像

撮影:鷲尾 太輔(白馬の像)

白馬の像が迎えてくれる山頂からは、富士山をはじめ奥多摩・丹沢などの山並が広がります。

栃谷尾根コース周辺の茶屋・トイレ情報

陣馬山頂 清水茶屋

撮影:鷲尾 太輔(陣馬山頂 清水茶屋)

栃谷尾根尾根コース周辺には山頂に2軒の茶屋があります。ただし営業は週末・祝日のみの場合が多いので、事前にホームページやSNSを確認してください。トイレは栃谷園地休憩所と山頂から少し下った場所に設置されています。

栃谷尾根コース周辺の茶屋

陣馬山頂 清水茶屋

撮影:鷲尾 太輔(陣馬山頂 清水茶屋)


①陣馬山頂 清水茶屋
②陣馬山頂 信玄茶屋
③陣馬山頂 富士見茶屋

栃谷尾根尾根コース周辺のトイレ

栃谷園地休憩所公衆トイレ

撮影:鷲尾 太輔(栃谷園地休憩所公衆トイレ)


①栃谷園地休憩所公衆トイレ
②陣馬山頂公衆トイレ

栃谷尾根コースの日帰り温泉情報

撮影:鷲尾 太輔(陣谷温泉)

Section1の終着点から直進して約200mで陣谷温泉、さらに300mで陣渓園という2軒の温泉旅館があります。宿泊はもちろん、日帰り入浴もできるので下山後に立ち寄ってもよいでしょう。

①陣谷温泉
②陣渓園

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