届け!30万人 山の安心をひろげるプロジェクト 第2弾 / 希望者全員にココヘリをプレゼント 限定ステッカーももらえる! / 今すぐ申し込む

陣馬山コースガイド|新ハイキングコース

高尾山(599m)から始まり、城山(670m)・景信山(727m)と続く奥高尾縦走路にそびえる陣馬山(855m)は、広々とした草原状の山頂からの眺望が魅力の山。関東百名山の一座としても人気があり、様々な登山口からのアクセスが可能です。

今回はそんな陣馬山の登山コースの中から、都心に近いJR中央線・高尾駅からの路線バスで陣馬高原下バス停まで行く、新ハイキングコースを紹介します。バス停から登山口までの道も知りたい、という人も要チェックです。

目次

アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔

陣馬山に初めて登るならこのコース

高尾駅北口

撮影:鷲尾 太輔(高尾駅北口)

陣馬山へは数多くの登山コースがありますが、公共交通機関利用では首都圏からもっとも近いのがこの新ハイキングコース。
JR中央線・高尾駅から陣馬高原下バス停まで西東京バスが運行しており、陣馬山へ約80分で登頂可能です。

コース概要

合計距離: 6.07 km
最高点の標高: 840 m
最低点の標高: 341 m
累積標高(上り): 575 m
累積標高(下り): -575 m
【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コースタイム:約2時間20分

参考:ヤマプラ

【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
コース概要
陣馬高原下バス停(20分)→新ハイキングコース入口(60分)→陣馬山(40分)→新ハイキングコース入口(20分)→陣馬高原下バス停

 

参考:ヤマプラ

新ハイキングコース登山口のアクセス情報

陣馬高原下バス停

撮影:鷲尾 太輔(陣馬高原下バス停)

陣馬高原下へのアクセスはJR高尾駅北口からのバスが便利です。近くに民営の有料駐車場もありますが、駐車可能台数は少ないので注意しましょう。

陣馬高原下バス停

登山口情報

陣馬高原下バス停

撮影:鷲尾 太輔(陣馬高原下バス停)

陣馬高原下バス停へは、JR中央線・高尾駅北口から西東京バスに乗って40分弱の道のりです。ほぼ1時間に1本の運行なので、予め時刻表を確認しておきましょう。

バス停にはトイレ・靴洗い場の他、隣接する陣馬そば 山下屋の前に自動販売機も設置されています。

コース詳細ガイド

陣馬山和田峠セクションマップ

出典:YAMAP(今回のコース)*画像クリックで拡大可
今回はコースを2つのセクションに分けて紹介します
Section1:陣馬高原下バス停〜新ハイキングコース入口(20分)
Section2:新ハイキングコース入口〜陣馬山(60分)

Section1:陣馬高原下バス停〜新ハイキングコース入口(20分)

Section1

出典:YAMAP(Section1)

最初のセクションはすべて舗装路歩き、陣馬街道に沿って新ハイキングコース入口をめざします。入口からさらに陣馬街道を登ると和田峠に行くことができるので、車の往来もそれなりにあります。歩道がないので注意しましょう。
陣馬そば 山下屋

撮影:鷲尾 太輔(陣馬そば 山下屋)

陣馬高原下バス停に隣接する陣馬そば 山下屋の横を通っていきます。奥に「陣馬街道」の標識が見えてきます。
分岐を右へ

撮影:鷲尾 太輔(分岐を右へ)

「陣馬街道」の標識に従って、分岐を右に進みます。ここを直進する奥高尾縦走路・底沢峠への登山道は2023年現在通行止めです。
橋を渡る

撮影:鷲尾 太輔(橋を渡る)

小さな橋を2つ渡ります。2つ目の橋を渡った右手には、素朴な石仏が安置されています。
路肩の番号標識

撮影:鷲尾 太輔(路肩の番号標識)

道路右側の法面には、このような番号標識が設置されています。新ハイキングコース入口は33番標識の先にあるので、どれくらい進んでいるかの目安になります。
上恩方地区を抜ける

撮影:鷲尾 太輔(上恩方地区を抜ける)

このあたりで民家はなくなり、バス停のあった上恩方地区の集落から外れていきます。
ゲート

撮影:鷲尾 太輔(ゲート)

和田峠へ向かう陣馬街道のゲートが見えてきました。豪雨・降雪・地震の時は通行止めになる他、4月~11月の日曜・休日の9時~11時はタクシーも含めて車両が通行できません。
小さな橋を渡る

撮影:鷲尾 太輔(小さな橋を渡る)

左側を流れる案下(あんげ)川に注ぐ支流を、小さな橋で越えます。
上案下配水所

撮影:鷲尾 太輔(上案下配水所)

上案下配水所のフェンスに沿って、さらに進んでいきます。
舗装路が続く

撮影:鷲尾 太輔(舗装路が続く)

ここから先は、左側が案下川沿いのガードレール・右側が斜面をコンクリートで固めた法面という景観が続きます。
小さな橋を渡る

撮影:鷲尾 太輔(小さな橋を渡る)

ふたたび案下(あんげ)川に注ぐ支流を、小さな橋で越えます。
道幅が狭い陣馬街道

撮影:鷲尾 太輔(道幅が狭い陣馬街道)

陣馬街道は道幅が狭いため、このようにところどころに車両すれ違い用の待避所が設けられています。
カーブミラー

撮影:鷲尾 太輔(カーブミラー)

このカーブミラーを越えると、新ハイキングコース入口はもうすぐです。

撮影:鷲尾 太輔(新ハイキングコース入口)

新ハイキングコース入口です。陣馬街道の舗装路とお別れして、左手の登山道に入っていきます。

Section2:新ハイキングコース入口〜陣馬山(60分)

Section2

出典:YAMAP(Section2)

このセクションはすべて登山道です。森林の中の尾根道を登り、山頂直下の巻道を経て和田峠からの階段と合流して山頂をめざします。
沢沿いの登山道

撮影:鷲尾 太輔(沢沿いの登山道)

新ハイキングコース入口からは、案下川の支流である沢沿いを歩きます。
最初の橋

撮影:鷲尾 太輔(最初の橋)

橋を渡って沢を越えます。手前にはベンチが設置されています。
沢の右岸を歩く

撮影:鷲尾 太輔(沢の右岸を歩く)

しばらく沢の右岸を歩きます。
2番目の橋

撮影:鷲尾 太輔(2番目の橋)

再び橋を渡って、沢の左岸を歩きます。
せせらぎの近くを歩く

撮影:鷲尾 太輔(せせらぎの近くを歩く)

このあたりは沢のせせらぎが近く、歩いていて気持ち良い区間です。
沢から離れる

撮影:鷲尾 太輔(沢から離れる)

ここで沢とはお別れ、道標の通り右に曲がって尾根を登っていきます。
木の根が露出した尾根

撮影:鷲尾 太輔(木の根が露出した尾根)

勾配も急になり、木の根が露出した登山道を登っていきます。
ロープが設置された場所)

撮影:鷲尾 太輔(ロープが設置された場所)

急斜面ではロープが設置された場所もあります。下りで通過する際は、つかまっても良いでしょう。
岩肌が露出した場所

撮影:鷲尾 太輔(岩肌が露出した場所)

このように岩肌が露出した場所もあります。浮石は少ない地質ですが、足元に注意して進みましょう。
尾根が見えてくる

撮影:鷲尾 太輔(尾根が見えてくる)

この区間は、陣馬山から北東方向に張り出した太い尾根から分かれた支尾根です。登っていくと前方に空が見えて、太い尾根に近づいていることがわかります。
前方が明るくなってくる

撮影:鷲尾 太輔(前方が明るくなってくる)

さらに登ると前方が明るくなってきて、太い尾根との合流地点は間近です。
陣馬山への道標

撮影:鷲尾 太輔(陣馬山への道標)

この道標の場所で太い尾根と合流し、左に進みます。広葉樹の森

撮影:鷲尾 太輔(広葉樹の森)

この付近は傾斜がややなだらかになり、広葉樹林が広がります。秋には紅葉が美しい場所です。
針葉樹林が見えてくる

撮影:鷲尾 太輔(針葉樹林が見えてくる)

なだらかに登っていくと、前方に針葉樹林が見えてきます。
針葉樹林の中の登り

撮影:鷲尾 太輔(針葉樹林の中の登り)

登山道が針葉樹林に入ると、再び傾斜が急になってきます。広い尾根ですが、写真のようなロープや木の幹に描かれたペンキマークに沿って登れば迷うことはありません。
陣馬山への道標

撮影:鷲尾 太輔(陣馬山への道標)

針葉樹林を抜ける手前にも道標があります。急斜面はここで終わりです。
明るいトラバース道

撮影:鷲尾 太輔(明るいトラバース道)

ここからは明るい広葉樹林の中をトラバース(斜面の中腹を横断)するように進んでいきます。
和田峠への巻道と合流

撮影:鷲尾 太輔(和田峠への巻道と合流)

和田峠への巻道と合流するT字路。ここを左手に進みます。
山頂の巻道との分岐

撮影:鷲尾 太輔(山頂の巻道との分岐)

少し進むと山頂の巻道が正面に続いています。ここは右手の広い道を進みます。
山頂北面のトラバース

撮影:鷲尾 太輔(山頂北面のトラバース)

広い林道のような道を、山頂北側をトラバースするように登っていきます。
和田峠からの道と合流

撮影:鷲尾 太輔(和田峠からの道と合流)

和田峠からの階段状の登山道と合流します。左手に進み、階段を登っていきます。
階段を登る

撮影:鷲尾 太輔(階段を登る)

木製階段を100mほど登れば、前方に山頂に立つ白馬の像が見えてきます。
山頂直下

撮影:鷲尾 太輔(山頂直下)

階段を登り切ったら左側にトイレがあります。写真左の休憩所の脇を抜けて、ひと登りで山頂です。

撮影:鷲尾 太輔(山頂からの富士山)

山頂からは富士山をはじめ、丹沢や奥多摩の山並など360°の展望が広がります。ベンチ・テーブルも整備されており、周辺には3軒の茶屋もあります。奥高尾縦走路随一のパノラマを、じっくりと楽しんでください。

新ハイキングコースの茶屋・トイレ情報

陣馬山頂 清水茶屋

撮影:鷲尾 太輔(陣馬山頂 清水茶屋)

新ハイキングコース周辺には山麓に1軒・山頂に2軒の茶屋が営業しており、食事処や売店があります。ただし営業は週末・祝日のみの場合が多いので、事前にホームページやSNSを確認してください。

また、トイレは陣馬高原下バス停と山頂に設置されていますが、水道が凍結する冬季は使用できなかったり、手洗い場が使えない場合もあります。

新ハイキングコース周辺の茶屋

陣馬そば 山下屋

撮影:鷲尾 太輔(陣馬そば 山下屋)


①陣馬そば 山下屋
②陣馬山頂 清水茶屋
③陣馬山頂 信玄茶屋

新ハイキングコース周辺のトイレ

陣馬山頂公衆トイレ

撮影:鷲尾 太輔(陣馬山頂公衆トイレ)


①陣馬高原下バス停トイレ
②陣馬山頂公衆トイレ

関連記事

▼陣馬山の他のコースもチェック!