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鎌倉ガイド|葛原岡・大仏ハイキングコース

「武家の古都」として数多くの社寺や文化財を有する人気の観光地・鎌倉。相模湾に面し南側に湘南海岸が広がる美しい街ですが、東・北・西の三方を山に囲まれた天然の要塞ともいえる場所です。

そしてその山々には四季折々の自然を満喫できるハイキングコースが多数整備されています。今回はJR北鎌倉駅から源氏山を越えて、鎌倉のシンボル・高徳院の鎌倉大仏をめざす葛原岡・大仏ハイキングコースを紹介します。

目次

アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔

鎌倉のシンボル・大仏をめざして

鎌倉大仏

撮影:鷲尾 太輔(鎌倉大仏)

鎌倉大仏として親しまれている高徳院の本尊・国宝銅像阿弥陀如来坐像。奈良の大仏に次ぐ日本で2番目に大きい仏像として、古都・鎌倉のシンボルともなっています。

大仏へは南側の参道から参拝しますが、その背後にそびえる丘陵地帯のハイキングコースでは、花々や紅葉など四季折々の自然を楽しむことができます。

今回はJR北鎌倉駅から源氏山を越えて鎌倉大仏をめざし、江ノ電・長谷駅へ至るコースを歩いてみます。

葛原岡・大仏ハイキングコース概要(所要時間:約1時間53分)

葛原岡・大仏ハイキングコース地図

作成:橋爪 勇志(葛原岡・大仏ハイキングコースの地図)
コース概要
北鎌倉駅(0.8km・15分)→登山口(0.6km・20分)→葛原岡神社(2km・58分)→大仏切通し入口(0.4km・8分)→鎌倉大仏(0.7km・12分)→江ノ電・長谷駅

 

参考:ヤマレコ(上記の所要時間に見どころの観光時間や休憩時間は含まれていません)
【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コースタイム:約1時間53分

参考:ヤマレコ

【技術的難易度】★☆☆☆☆
・歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

登山口情報

JR北鎌倉駅西口

撮影:鷲尾 太輔(JR北鎌倉駅西口)

スタートはJR北鎌倉駅西口。トイレや自動精算機の他、コインロッカーや自動販売機も設置されています。

鎌倉豊島屋 北鎌倉駅前店

撮影:鷲尾 太輔(鎌倉豊島屋 北鎌倉駅前店)

目の前には鎌倉名物・鳩サブレーを製造・販売する鎌倉豊島屋 北鎌倉駅前店が。ハイキング中に小腹を満たすおやつを買い忘れてしまった人は、こちらでどうぞ。

コース詳細ガイド

今回のコース

出典:YAMAP(今回のコース)*画像クリックで拡大可
今回はコースを3つのセクションに分けて紹介します。

 

▶Section1:北鎌倉駅〜葛原岡神社
(1.4km・約35分)
▶Section2:葛原岡神社〜大仏切通し入口
(2km・約58分)
▶Section3:大仏切通し入口〜長谷駅
(1.1km・約20分)

Section1:北鎌倉駅〜葛原岡神社(1.4km・約35分)

Section1

出典:YAMAP(Section1)

最初のセクションは鎌倉街道沿いを歩き、浄智寺の横を通って登山口に向かいます。最初は階段が設けられた登山道も、途中からは自然の土道に。適度なアップダウンを繰り返すと、葛原岡神社に到着です。

鎌倉街道沿いの看板

撮影:鷲尾 太輔(鎌倉街道沿いの看板)

北鎌倉駅前から鎌倉街道に出たら、まずは浄智寺をめざして左へ進みます。

トイレ

撮影:鷲尾 太輔(トイレ)

明月院方面へ渡る踏切の近くにも、トイレが設置されています。

鎌倉街道

撮影:鷲尾 太輔(鎌倉街道)

鎌倉街道は車の往来が激しい道。歩道が設けられた左側を進むのが安全です。

東慶寺

撮影:鷲尾 太輔(東慶寺)

鎌倉街道を挟んで右手に東慶寺を見ながら、さらに進みます。

踏切手前の横断歩道

撮影:鷲尾 太輔(踏切手前の横断歩道)

和食・会席料理「鉢の木 新館」を過ぎると、前方に横須賀線の踏切が見えてきます。この横断歩道を左に渡りましょう。

浄智寺への路地

撮影:鷲尾 太輔(浄智寺への路地)

この路地を浄智寺めざして進んでいきます。

浄智寺・甘露の井

撮影:鷲尾 太輔(浄智寺・甘露の井)

浄智寺の入口である甘露の井を右手に見ながら路地を進みます。この先にある浄智寺駐車場にも、トイレと自動販売機が設置されています。

浄智寺

撮影:鷲尾 太輔(浄智寺)

浄智寺の境内を右手に見ながらさらに進みます。

浄智寺は鎌倉五山(建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺)第四位を誇る格式ある禅寺。拝観料大人200円で参拝できるので、ハイキング前に立ち寄るのもおすすめです。

源氏山公園の看板

撮影:鷲尾 太輔(源氏山公園の看板)

最初にめざす葛原岡神社は、源氏山公園の一角にあります。この看板に沿って、路地を進みます。

ハイキングコース入口

撮影:鷲尾 太輔(ハイキングコース入口)

アスファルトの舗装路歩きはいったん終わり。ここからハイキングコースへと入ります。

階段状のハイキングコース

撮影:鷲尾 太輔(階段状のハイキングコース)

ハイキングコース入口からしばらくは階段を登っていきます。

撮影:鷲尾 太輔(フェンスに沿って続くハイキングコース)

やがて階段が終わり、フェンスに沿って進んでいきます。

石にペンキで描かれた道標

撮影:鷲尾 太輔(石にペンキで描かれた道標)

ここからは自然の中の土道を歩きます。周囲は温暖な鎌倉らしい照葉樹林に囲まれています。

適度なアップダウンが続く道

撮影:鷲尾 太輔(適度なアップダウンが続く道)

この区間は適度なアップダウンが続きます。木の根が露出している場所もあるので、足元に注意しましょう。

随所に設置された道標

撮影:鷲尾 太輔(随所に設置された道標)

コース上には親切すぎるくらい頻繁に道標が設置されており、ハイキングの心強い味方です。

木製階段

撮影:鷲尾 太輔(木製階段)

やや急な木製階段を下ると、葛原岡神社はもうすぐです。

平坦なコース

撮影:鷲尾 太輔(平坦なコース)

木製の柵が設けられた平坦な道。左手の樹林が開けた場所からは、鎌倉周辺の山々の展望が広がります。

葛原岡神社の看板

撮影:鷲尾 太輔(葛原岡神社の看板)

いよいよ葛原岡神社に到着です。まずはここで参詣しましょう。

葛原岡神社

撮影:鷲尾 太輔(葛原岡神社)

葛原岡神社は、後醍醐天皇に仕えた公家・日野俊基を祀る神社。春は桜が美しい場所としても知られています。

男石・女石

撮影:鷲尾 太輔(男石・女石)

境内には良縁の神様・大黒天も祀られており、縁結びにご利益がある神社としても人気。社務所で縁結びのお守りを授かるともらえる赤い糸が、大黒天の前にある男石・女石に結びつけられています。

Section2:葛原岡神社〜大仏切通し入口(2km・約58分)

Section2

出典:YAMAP(Section2)

このセクションでは葛原岡神社のある源氏山公園を抜けて、大仏ハイキングコースへと向かいます。自動車でもアクセス可能な源氏山公園周辺と打って変わって、静かなハイキングを楽しむことが可能です。コースからは外れますが、近くの寄り道スポットも紹介します。

こもれび広場

撮影:鷲尾 太輔(こもれび広場)

葛原岡神社の前のこもれび広場にはベンチやテーブルが設置されており、お弁当やおやつタイムにぴったりです。

日野俊基の墓

撮影:鷲尾 太輔(日野俊基の墓)

葛原岡神社のご祭神・日野俊基は後醍醐天皇を奉じて鎌倉幕府の倒幕を計画します。しかしこれが幕府に知られて捕らえられ、この葛原岡で処刑されるのです。

のどかなハイキングコースですが、時には悲しい歴史を感じる史跡が点在するのも、鎌倉の特徴ですね。

分岐

撮影:鷲尾 太輔(分岐)

東屋やトイレが整備された源氏山公園内を歩き、この分岐を右へ進みます。

十字路

撮影:鷲尾 太輔(十字路)

やや下ると舗装路にぶつかり、正面に階段が続く十字路に出ます。ここは舗装路を右手に進みます。

銭洗弁天

撮影:鷲尾 太輔(銭洗弁天)

ちなみに[21]の十字路で正面の階段を下り、右手に100mほど坂道を下ると金運・財運アップのパワースポット「銭洗弁天」に参詣することができます。

化粧坂切通し

撮影:鷲尾 太輔(化粧坂切通し)

同じく[21]の十字路で正面の階段を下り、左手に200mほど進むと鎌倉七切通しのひとつである「化粧坂切通し」があります。往時の面影を色濃く留めた史跡で、ここを切り拓いた先人の労苦をしのぶのも良いでしょう。

ハイキングコース看板

撮影:鷲尾 太輔(ハイキングコース看板)

寄り道はここまで。[21]の十字路から舗装路を100mほど進むと、大仏ハイキングコースの看板があります。ここで現在地とこれからの道のりを確認しましょう。

未舗装路に変わる場所

撮影:鷲尾 太輔(未舗装路に変わる場所)

しばらくは住宅地の中のアスファルト舗装の道を進みますが、この竹林のある場所で未舗装路に変わります。雑木林の中を、ゆるやかに登っていきます。

笹に囲まれたハイキングコース

撮影:鷲尾 太輔(笹に囲まれたハイキングコース)

やがてハイキングコースの両側が笹やぶに変わり、明るい雰囲気の道が続きます。

市街地への分岐

撮影:鷲尾 太輔(市街地への分岐)

森に入り少し下ると、長谷大谷戸交差点への分岐があります。天候や体調次第では、ショートカットしてここから市街地に下っても良いでしょう。

湘南海岸の眺望

撮影:鷲尾 太輔(湘南海岸の眺望)

分岐から登り返すと、前方に湘南海岸の眺望が広がります。大仏ハイキングコースは進むにつれて海岸に近づくので、だんだんと大きくなる海を眺めながら歩くのも楽しみです。

長谷隧道を越える

撮影:鷲尾 太輔(長谷隧道を越える)

市役所通りがハイキングコースの下を貫く長谷隧道(はせずいどう)を越えます。山に囲まれた鎌倉の地理を実感できる場所です。

分岐を左手へ

撮影:鷲尾 太輔(分岐を左手へ)

いくつかのアップダウンを越え、分岐を左手へ。ちなみにここを直進した場所には、2022年末に惜しまれつつ閉店した鎌倉カフェテラス樹ガーデンがありました。

笹やぶの中の道

撮影:鷲尾 太輔(笹やぶの中の道)

やがて周囲の笹やぶが濃くなってきますが、短い区間で終了。森の中のコースに戻ります。

有刺鉄線

撮影:鷲尾 太輔(有刺鉄線)

コース脇に有刺鉄線が現れると、最後のゆるやかな登りとなります。

岩場の急な下り

撮影:鷲尾 太輔(岩場の急な下り)

やがて急な岩場を下るポイントにさしかかります。このコースではもっとも足場に気をつけたい箇所です。

岩場に設置されたロープ

撮影:鷲尾 太輔(岩場に設置されたロープ)

とはいえロープも設置されているので、怖さを感じるようであればつかまりながら下っても良いでしょう。

大仏切通しとの分岐

撮影:鷲尾 太輔(大仏切通しとの分岐)

岩場が終わりゆるやかな階段を下っていくと、大仏切通しとの分岐です。ここは左手に下りましょう。

藤沢鎌倉線へ下る

撮影:鷲尾 太輔(藤沢鎌倉線へ下る)

県道藤沢鎌倉線・大仏隧道の東側出口が見えてきました。ここを下った場所が大仏切通し入口、ハイキングコースの終着点です。

Section3:大仏切通し入口〜長谷駅(1.1km・約20分)

Section3

出典:YAMAP(Section3)

最後のセクションはすべて市街地を歩きます。高徳院で鎌倉大仏に参拝した後は、ゴール地点となる江ノ電・長谷駅へ向かいます。

大仏坂バス停

撮影:鷲尾 太輔(大仏坂バス停)

県道藤沢鎌倉線沿いの大仏坂バス停。鎌倉駅へ直接戻る場合は、ここが最寄りのバス停です。

大仏への看板

撮影:鷲尾 太輔(大仏への看板)

高徳院の外壁に沿って、県道藤沢鎌倉線沿いを進みます。奥に見える信号「大仏前」から左斜め後方に進むと高徳院です。

高徳院・仁王門

撮影:鷲尾 太輔(高徳院・仁王門)

高徳院の山門である仁王門をくぐり、拝観受付で拝観料(一般・中学生以上)300円を支払います。

鎌倉大仏

撮影:鷲尾 太輔(鎌倉大仏)

ついに高徳院の本尊である国宝銅造阿弥陀如来坐像、通称鎌倉大仏と対面。像高約11.3m、重量約121tというスケール感は、いつ参拝しても圧倒されます。

なお鎌倉大仏は内部に入ることも可能。胎内拝観料50円を支払って内側からその巨大さを実感するのもおすすめです。

大仏前バス停

撮影:鷲尾 太輔(大仏前バス停)

高徳院を後にして、江ノ電・長谷駅へ向かいます。沿道には土産物店や名物・生しらすを供する食事処などが立ち並びます。

長谷観音入口交差点

撮影:鷲尾 太輔(長谷観音入口交差点)

県道藤沢鎌倉線と鎌倉葉山線が交わる、長谷観音入口交差点を直進します。

長谷寺

撮影:鷲尾 太輔(長谷寺)

ちなみに交差点を右折すると花の寺として知られ、長谷観音と呼ばれる十一面観世音菩薩像を本尊とする長谷寺があります。

江ノ電・長谷駅

撮影:鷲尾 太輔(江ノ電・長谷駅)

ゴールの江ノ電・長谷駅に到着です。鎌倉方面に行くなら手前のホーム、江ノ島方面に行くなら踏切を渡った奥のホームを利用します。

江ノ電沿線の観光もハイキング後の楽しみ

長谷駅にある沿線観光マップ

撮影:鷲尾 太輔(長谷駅にある沿線観光マップ)

江ノ電(江ノ島電鉄)は鎌倉駅と藤沢駅を結ぶ路線。ハイキング後は沿線の観光もおすすめです。

江ノ島を前景に富士山がそびえる稲村ヶ崎、海に面した踏切がアニメの舞台にもなった鎌倉高校前、はたまた江ノ島島内の散策など、思い思いの湘南を楽しんでください。

ハイキングの服装はこちら

鎌倉のハイキングコースはこちら

鎌倉のハイキング おすすめ6コース

気になるコースをCHECK!

1. 葛原岡・大仏ハイキングコース

コースタイム01:53 コース距離4.5km

歴史ある寺社と自然あふれるハイキングをバランスよく体感できるコース。歩みを進めるにしたがって近づく海の眺望も魅力。

 

2. 天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)

コースタイム02:19 コース距離5.8km

鎌倉市最高所・大平山も踏破する歩き応え抜群のハイキング王道コース。四季折々の魅力がある山麓の古刹も必見。

 

3. 衣張山ハイキングコース

コースタイム02:03 コース距離4.7km

山頂からは鎌倉市街から海までの絶景を一望。山麓にも魅力あふれる寺社が点在するハイキングコース。

 

4. 祇園山ハイキングコース

コースタイム01:17 コース距離3.4km

コース中に点在する史跡も、見晴台からの展望も魅力的。緑が美しい道で程よく自然を感じられるハイキングコース。

 

5. 朝比奈切通しハイキングコース

コースタイム00:45 コース距離1.8km

武家の古都・鎌倉守護の名残を色濃く留めた道。コンパクトながら歴史の面影を存分に感じ取れるハイキングコース。

 

6. 名越切通しハイキングコース

コースタイム01:56 コース距離6.1km

自然と調和した防衛拠点・大切岸は必見。石廟や切通しも点在する、先人の労苦を偲び自然との調和を実感するハイキングコース。