今回食べてみた「ドライカレー」7種類
尾西食品「尾西のドライカレー」のレビューと評価
重量(筆者実測) | 117g |
内容量(カッコ内は出来上がり量) | 100g(260g) |
参考価格(筆者調べ、税込) | 367円 |
保存期間(製造より) | 5年6カ月 |
アレルギー物質 | 特定原材料等28品目不使用(専用ライン) |
その他認証など | 日本災害食認証、ハラル認証 |
最初に検証するのは、尾西食品のアルファ米です。同社は、1944年に乾燥米(現在のアルファ米)を開発した老舗で、登山用品店でよく見かけるブランドです。アルファ米の種類も定番から洋風、エスニック風まで非常に品ぞろえ豊富で、本格的な味付けにこだわっている印象があります。
「尾西のドライカレー」を実際に作ってみた
さっそく、「尾西のドライカレー」を開封。大粒で色の白いお米と、さやいんげん、人参、コーン、玉ねぎなどの豊富な具材が目を引きます。スプーンと脱酸素剤の他に、調味粉末の袋を取り出すのを忘れずに。
原材料を見ると、調味粉末にはターメリックやクミン、コリアンダーなどのスパイスと、オニオンやガーリックなどの香味野菜パウダーが含まれていて、本格的な味が楽しめそうです。食塩相当量は2.5gとやや多め。
最初に調味粉末を入れてから、お湯(水)を注ぐのがポイント。お湯を入れたら味が偏らないように底からよくかき混ぜて、チャックを閉めましょう。この時点で、食欲をそそるスパイスの香りが堪りません!
完成したドライカレーがこちら。具材が大きく、見るからに美味しそうです。
「尾西のドライカレー」の評価と食べた感想
味 | ★5 |
味(水で作った場合) | ★5 |
香り | ★5 |
香り(水で作った場合) | ★5 |
食感 | ★4.5 |
食感(水で作った場合) | ★4.5 |
軽さ | ★3 |
コスパ | ★4 |
保存性 | ★4 |
万人に安心 | ★3.5 |
スパイスの香りと辛さがしっかり感じられる本格的な味付けで、お店で出てくるようなクオリティです。具材も量・大きさともに申し分なく、食感もシャキッとしていて、素材の味が感じられます。
水で作った場合、香りと辛さはやや弱くなり、少しカレー粉の粉っぽさを感じます。が、ご飯のもちもち感や具のシャキシャキ感は変わらず、味もしっかりしていて冷たくても美味しく頂けました。




尾西食品 尾西のドライカレー
内容量 (1袋) | 100g |
---|---|
出来上がり量 | 260g |
価格(税込) | 367円/メーカー希望小売価格 |
保存期間(製造より) | 5年6カ月 |
原材料 | うるち米(国産)、味付乾燥具材(さやいんげん、味付玉ねぎ、コーン、人参)、調味粉末(食塩、砂糖、カレーパウダー、オニオンパウダー、コーンスターチ、たん白加水分解物、ターメリックパウダー、ガーリックパウダー、クミンパウダー、コリアンダーシードパウダー、食用植物油脂、パセリ)/調味料(アミノ酸等)、微粒酸化ケイ素、リン酸カルシウム、香料、トレハロース、酸化防止剤(ビタミンE) |
その他 | スプーン付き |
栄養成分表示(目安) | [1袋あたり]熱量:361kcal、たんぱく質:6.1g、脂 質:1.7g、炭水化物:80.4g、食塩相当量:2.5g |
口コミ・レビュー
美味しい
防災用に何種類か購入し、試しにこの味を食べてみましたがスパイスも効いてて、でも辛くなくてとっても美味しかった。
保存食は食べたことないので比べられませんがこんなに美味しいならめんどくさい時など通常食でもいいと思います。
買って良かった。
出典: 楽天市場
サタケ「マジックライス ドライカレー」のレビューと評価
重量(筆者実測) | 113g |
内容量(カッコ内は出来上がり量) | 100g(240g) |
参考価格(筆者調べ、税込) | 367円 |
保存期間(製造より) | 5年 |
アレルギー物質 | 特定原材料等28品目不使用(2022年~専用ライン) |
その他認証など | 日本災害食認証 |
次に検証するのはサタケのマジックライスです。1896(明治29)年創業の老舗が展開するブランドで、尾西のアルファ米と並んで、登山用品店ではおなじみの商品です。
「マジックライス ドライカレー」を実際に作ってみた
「マジックライス ドライカレー」を開封。こちらは調味顆粒があらかじめ入っているので、ひと手間が節約できますね。粒ぞろいの米粒にも期待が持てます。具材は、人参とコーン、玉ねぎが入っています。
原材料には個別のスパイスや香味野菜は記載されておらず、香辛料や調味料、ブイヨンなどの文字が。香りも、スパイス感は弱めな印象。食塩相当量が3.1gと多めなので、減塩中の人は要注意です。
「マジックライス ドライカレー」は、お湯(または水)を入れる量によって、リゾットとしても楽しめるそう。注水量を間違えないようにお湯を注いだら、よくかき混ぜてからチャックを閉めて15分待ちましょう。
「マジックライス ドライカレー」の評価と食べた感想
味 | ★4.5 |
味(水で作った場合) | ★4.5 |
香り | ★5 |
香り(水で作った場合) | ★5 |
食感 | ★5 |
食感(水で作った場合) | ★5 |
軽さ | ★4 |
コスパ | ★4 |
保存性 | ★3 |
万人に安心 | ★4 |
ふっくらと仕上がったドライカレーは、甘口で万人が食べやすい味付け。スパイスの香りは控えめで、ブイヨンの旨味が効いた味わいは、カレーというより洋風炊き込みご飯のようです。
水で作った場合も辛さはありませんが、塩気を感じやすいからか甘口感はやわらぎます。お湯で作る場合と比べると、多少粉っぽさを感じます。



サタケ マジックライス 保存食「ドライカレー」
内容量 (1袋) | 100g |
---|---|
出来上がり量 | 240g(リゾット390g) |
価格(税込) | 367円/メーカー希望小売価格 |
保存期間(製造より) | 5年 |
原材料 | うるち米(国産)、調味顆粒(調味香辛料、香味調味料、砂糖、ブイヨン、調味パウダー、カレー粉)、味付けとうもろこし、にんじん、味付けたまねぎ/調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物、香料、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(カンゾウ) |
その他 | スプーン付き |
栄養成分表示(目安) | [1袋あたり]熱量 :358kcal、たんぱく質:8.6g、脂質:1.2g、炭水化物:78.2g、食塩相当量:3.1g |
山貴屋「レスキューライス 五目ごはん」のレビューと評価
重量(筆者実測) | 112g |
内容量(カッコ内は出来上がり量) | 100g(280g) |
参考価格(筆者調べ、税込) | 427円 |
保存期間(製造より) | 7年 |
アレルギー物質 | 卵、乳成分、小麦、大豆、牛肉、鶏肉、リンゴを使用 |
その他認証など | ー |
次は、山貴屋のレスキューライスを食べてみます。この商品は、なんといっても製造から約7年という長期保存が可能な点が最大のメリット。一般的なアルファ化米の保存期間は約5年なので、災害用の備蓄食料として役立ちそうです。
「レスキューライス ドライカレー」を実際に作ってみた
「レスキューライス ドライカレー」を開封します。もち米が入っているのに加え、保存性を高めるために乾燥度合いを強めているからでしょうか、具材も米粒も小ぶりです。カレー粉などの調味粉末は最初から混ざっています。
原材料を見てみると、具材にはコーンや人参のほか、鶏肉が入っています!今回実食した7社の商品のなかで、肉が入っているのはこれだけ。卵、乳成分、小麦、大豆、牛肉、鶏肉、リンゴが使われているので、アレルギーがある人は要注意です。
注水量は他の商品より多めの180cc。注水線に沿ってお湯を注いでも、水分量が多すぎる場合があったので、注ぐ前にきちんと計量するのをおすすめします。
こちらが完成したドライカレーです。今回はかなり柔らかめの食感になりました(注水線を過信せず、お湯を計量することを推奨します)。
「レスキューライス ドライカレー」の評価と食べた感想
味 | ★3 |
味(水で作った場合) | ★3.5 |
香り | ★3 |
香り(水で作った場合) | ★3 |
食感 | ★3 |
食感(水で作った場合) | ★3 |
軽さ | ★5 |
コスパ | ★3 |
保存性 | ★5 |
万人に安心 | ★3 |
味付けは薄めで、オーソドックスなカレーの風味と辛さをほんのり感じる程度。鶏肉は小さいですが、全体に鶏の風味と旨味が少し感じられます。お湯の量をしっかり計れば食感は悪くありませんが、注水線に従って作ったらかなりベチャッとして味も薄まってしまいました。
水で作った場合もスパイスの香りが感じられ、粉っぽさはありません。具も膨らみやすいので、お湯で作るよりもおすすめです。



山貴屋 レスキューライス(ドライカレー)
内容量 (1袋) | 100g |
---|---|
出来上がり量 | 約280g |
価格(税込) | 427円/メーカー公式サイト記載価格(税別395円) |
保存期間(製造より) | 7年 |
原材料 | うるち米(岡山産)、具(鶏肉・鶏卵・コーン・人参)、食塩、カレー粉、砂糖、ビーフパウダー、ローストオニオンパウダー、パセリ、でん粉分解物、粉末油脂、植物性油脂、粉末醤油、調味料(アミノ酸等)、香料、香辛料抽出物、酸味料、酸化防止剤(V.E.) |
その他 | スプーン付き |
栄養成分表示(目安) | [1袋あたり]熱量:384kcal、たんぱく質:6.3g、脂質:0.7g、炭水化物:81.5g、ナトリウム:699mg、食塩相当量:1.8g |
口コミ・レビュー
追加購入予定
他社の5年保存の製品とほぼ同価格帯で7年保存可能なので、とてもお得だと思います。
また、試食してみましたが、他社の5年保存の製品と特に遜色ないと思います。
また、少しずつ追加購入したいと思います。
出典: 楽天市場
アルファー食品「安心米 ドライカレー」のレビューと評価

重量(筆者実測) | 115g |
内容量(カッコ内は出来上がり量) | 100g(270g) |
参考価格(筆者調べ、税込) | 378円 |
保存期間(製造より) | 5年6カ月 |
アレルギー物質 | 特定原材料等28品目不使用(専用ライン) |
その他認証など | 日本災害食認証、ハラル認証 |
今度はアルファー食品の安心米を検証します。こちらは、ホームセンターなどの防災用品コーナーでよく見かける商品です。白米・わかめご飯・五目ご飯とも、我が家での評価が高かったので、ドライカレーにも期待大です。
「安心米 ドライカレー」を実際に作ってみた
「安心米 ドライカレー」を開封。こちらはカレー調味粉末が別添えになっています。お米は粒ぞろいで、色が白いのが特徴的。具材はコーン、人参、玉ねぎがたっぷり入っています。
原材料を見ると、調味粉末にはターメリックやクミンのパウダーのほか、オニオンエキスパウダーやココアパウダー、ブラックペッパーやとうがらしなども入っていて、複雑な味が楽しめそうです。
カレー調味粉末の袋を開けると、途端にただようスパイシーな香りに期待が高まります!粉末とお湯を加えたら、底からよくかき混ぜて味をなじませてからチャックを閉めましょう。
完成したドライカレーがこちら。本格的なスパイスの香りが辺り一面に広がります!
「安心米 ドライカレー」の評価と食べた感想
味 | ★5 |
味(水で作った場合) | ★5 |
香り | ★5 |
香り(水で作った場合) | ★5 |
食感 | ★5 |
食感(水で作った場合) | ★5 |
軽さ | ★3 |
コスパ | ★5 |
保存性 | ★4 |
万人に安心 | ★4 |
尾西に勝るとも劣らない本格的な味わい。辛さ度合いも7商品の中で一番です(一般的には中辛~辛口程度だと思います)。塩気も適度に効いていて、単品でも満足感があります。
水で作った場合も、スパイスの香り・辛さともしっかり効いていますが、底の方にやや粉っぽさが残りました。




アルファー食品 安心米(ドライカレー)
内容量 (1袋) | 100g |
---|---|
出来上がり量 | 約270g |
価格(税込) | 378円/メーカー公式サイト記載価格 |
保存期間(製造より) | 5年6カ月 |
原材料 | うるち米(国産)、乾燥具材(スイートコーン、乾燥にんじん、乾燥たまねぎ、デキストリン)、食塩、カレー粉、オニオンエキスパウダー、コーンスターチ、砂糖、ターメリックパウダー、 クミンパウダー、ココアパウダー、混合香辛料、酵母エキス、ブラックペッパー、とうがらし/調味料(アミノ酸等)、香料、微粒二酸化ケイ素 |
その他 | スプーン付き |
栄養成分表示(目安) | [1袋あたり]熱量:362kcal、たんぱく質:6.3g、脂質:1.1g、炭水化物:81.8g、食塩相当量:2.1g |
口コミ・レビュー
備蓄用
今年初めて5年間保存した防災食を食べたのですが、アルファ米がこんなに美味しいと知らず、いい意味でビビりました。
量的にもしっかり多め。男性1食分てかんじ。
いろいろな味があって飽きずに食べられるのもよいですね。我が家ではピラフやドライカレーなどの洋食っぽいのが特に人気です。
出典: 楽天市場
希望食品「アルファ化米 カレーご飯」のレビューと評価
重量(筆者実測) | 115g |
内容量(カッコ内は出来上がり量) | 100g(260g) |
参考価格(筆者調べ、税込) | 356円 |
保存期間(製造より) | 5年 |
アレルギー物質 | 特定原材料等28品目不使用(専用ライン) |
その他認証など | ー |
次に検証するのは、希望食品のアルファ化米です。こちらもホームセンターの防災用品コーナーで見かける商品。「カレーご飯」という名前ですが、内容的には他社のドライカレーと同じのようです。
「アルファ化米 カレーご飯」を実際に作って食べてみた
希望食品の「アルファ化米 カレーご飯」を開封。米粒はクリーム色っぽい印象。具材はコーンと人参と玉ねぎが入っています。調味粉末が別添えなので、取り出し忘れないよう注意しましょう。
原材料を見てみると、カレー粉の他にクミンやコリアンダー、シナモン、うこん、にんにく、しょうが、ローレルなどのスパイス類がたっぷり入っています。ココナッツミルクも入っているので、エスニック風なのでしょうか。
調味粉末を入れてからお湯を注いで、しっかりと底からかき混ぜましょう。注水線は2本あり、下の線がカレーご飯、上の線は雑炊なので、間違えないように注意してください。
出来上がりはパラっとしています。柔らかめのごはんが好きなら、最初から少しお湯(水)を多めに入れるのがおすすめ。
「アルファ化米 カレーご飯」の評価
味 | ★4 |
味(水で作った場合) | ★4 |
香り | ★4 |
香り(水で作った場合) | ★4.5 |
食感 | ★3 |
食感(水で作った場合) | ★3 |
軽さ | ★4 |
コスパ | ★4 |
保存性 | ★3 |
万人に安心 | ★4 |
仕上がりはパラパラで、ピラフのような食感です。ニンニクやショウガの香りが効いていますが、意外と辛くはありません。ココナッツミルクの香りも感じられ、エスニック気分を味わえる一品です。
水で作った場合、ニンニクやショウガの香りが弱まり、うこんやシナモンなどの香りが強まる印象です。



希望食品 アルファ化米(カレーご飯)
内容量 (1袋) | 100g |
---|---|
出来上がり量 | 約260g |
価格(税込) | 356円/メーカー公式サイト記載価格 |
保存期間(製造より) | 5年 |
原材料 | うるち米(国産)、とうもろこし、にんじん、たまねぎ、食塩、風味調味料、砂糖、カレー粉、塩麹、ココナッツミルク、果実酢、クミン、コリアンダー、シナモン、うこん、にんにく、しょうが、食物油脂、ローレル/酒精、酸味料 |
その他 | スプーン付き |
栄養成分表示(目安) | [1袋あたり]熱量:375kcal、たんぱく質:7.3g、脂質:1.6g、炭水化物:82.9g、食塩相当量:2.3g |
杉田エース「IZAMESHI ドライカレー」のレビューと評価
重量(筆者実測) | 114g |
内容量(カッコ内は出来上がり量) | 100g(260g) |
参考価格(筆者調べ、税込) | 432円 |
保存期間(製造より) | 5年 |
アレルギー物質 | 特定原材料等28品目不使用(専用ライン) |
その他認証など | ー |
次は、杉田エースのIZAMESHIについて検証します。ホームセンターなどでよく見かける商品で、ちょっとおしゃれなパッケージと、化学調味料無添加などの特徴があります。
「IZAMESHI ドライカレー」を実際に作ってみた
「IZAMESHI ドライカレー」を開封します。この商品は製造者が希望食品なので、先ほど紹介した希望食品の「アルファ化米 カレーご飯」と中身は同じように見えます。
しかし、原材料欄を見ると、希望食品の方には入っていた「酸味料」が見当たりません。IZAMESHIは化学調味料不使用の商品なので、細かい部分で内容に違いがあるのかもしれませんね。
お湯を入れる前に調味粉末を入れましょう。希望食品のアルファ化米と同様、注水線は下がドライカレー、上が雑炊になっているので、お間違えなく。底からよく混ぜて、チャックを閉めたら15分待ちましょう。
こちらが完成したドライカレーです。こちらも仕上がりはパラっとしています。
「IZAMESHI ドライカレー」の評価と食べた感想
味 | ★4 |
味(水で作った場合) | ★4 |
香り | ★4 |
香り(水で作った場合) | ★4.5 |
食感 | ★3 |
食感(水で作った場合) | ★3 |
軽さ | ★4 |
コスパ | ★2 |
保存性 | ★3 |
万人に安心 | ★4 |
味・食感・香りとも、希望食品との違いは特に感じられませんでした。パラっとして粘りがない食感は好みが分かれるかもしれませんが、カレーとの相性はよく、硬めのご飯が好きな人にはおすすめしたいです。
水で作った場合はショウガやニンニクの風味が弱まり、うこんやシナモンの香りが目立ちます。


杉田エース IZAMESHI ドライカレー
内容量 (1袋) | 100g |
---|---|
出来上がり量 | 約260g |
価格(税込) | 432円/メーカー公式サイト記載価格 |
保存期間(製造より) | 5年 |
原材料 | うるち米(国産)、とうもろこし、にんじん、たまねぎ、食塩、風味調味料、砂糖、カレー粉、塩麹、ココナッツミルク、果実酢、クミン、コリアンダー、シナモン、うこん、にんにく、しょうが、植物油脂、ローレル/酒精 |
その他 | スプーン付き |
栄養成分表示(目安) | [1袋あたり]熱量:375kcal、たんぱく質:7.3g、脂質:1.6g、炭水化物:82.9g、食塩相当量:2.3g |
アイリスフーズ「アルファ化米 ドライカレー」のレビューと評価
重量(筆者実測) | 126g |
内容量(カッコ内は出来上がり量) | 100g(260g) |
参考価格(筆者調べ、税込) | オープン(自社サイト376円) |
保存期間(製造より) | 5年7カ月 |
アレルギー物質 | 特定原材料等28品目不使用(専用ライン) |
その他認証など | ー |
最後に検証するのは、アイリスフーズのアルファ化米です。アイリスオーヤマグループのホームセンター「ユニディ」などでよく見かける商品で、独自製法の「低温製法米」を使っているのが特徴です。
「アルファ化米 ドライカレー」を実際に作ってみた
アイリスフーズの「アルファ化米 ドライカレー」を開封。具材はコーンと人参だけですが、色が鮮やかで量も多めな印象。米粒の大きさにばらつきがあるのが気になります。カレー調味粉末は別添えです。
原材料をみると、調味粉末にはカレースパイスやオニオンエキスパウダーが含まれるとのこと。注目したいのは食塩相当量が1.23gと他社商品に比べてかなり少ないこと。減塩中の人におすすめです。
最初に調味粉末を入れ、お湯(水)を注ぎ、底からよくかき混ぜます。なお、注水線に沿ってお湯(水)を入れるとやや柔らかめに仕上がるので、硬めのごはんが好きなら計量カップなどを使うことをおすすめします。
注水線に従ってお湯を入れた場合、15分後にパックを開けるとまだ水っぽさが残っている印象。しばらく待つと徐々にベチャッとした感じが薄れたので、蒸らし時間は長めにとるのがおすすめです。
「アルファ化米 ドライカレー」の評価と食べた感想
味 | ★4 |
味(水で作った場合) | ★4.5 |
香り | ★3 |
香り(水で作った場合) | ★4 |
食感 | ★3.5 |
食感(水で作った場合) | ★2 |
軽さ | ★2 |
コスパ | ★3 |
保存性 | ★4 |
万人に安心 | ★2.5 |
スパイス感がしっかり感じられ、塩分控えめなのに塩味もしっかり感じられて美味しいです。ピリッとする程度でちょうどいい辛さ。ただ、食感はいまいちで、米粒の固まった部分に硬さが残ることがあります。
水で作った場合、ベチャっとした部分と塊部分の食感の差がさらに激しくなります。オニオンなどのカレーらしい香りも弱まり、スパイスのクセが強い印象に……。この商品は、お湯で作ることをおすすめしたいです。



アイリスフーズ アルファ化米 ドライカレー
内容量 (1袋) | 約100g |
---|---|
出来上がり量 | 約260g |
価格(税込) | 432円/メーカー公式サイト記載価格 |
保存期間(製造より) | 5年7カ月 |
原材料 | うるち米(国産)、乾燥具材(とうもろこし、人参、ぶどう糖)、調味粉末(カレースパイス、オニオンエキスパウダー、食塩、食物繊維(イヌリン)、酵母エキス、デキストリン、植物油脂)/トレハロース、調味料(アミノ酸等)、微粒酸化ケイ素 |
その他 | スプーン付き |
栄養成分表示(目安) | [1袋あたり]熱量:381kcal、たんぱく質:7.2g、脂質:1.6g、炭水化物:84.5g、食塩相当:1.23g |
人気アルファ化米「ドライカレー」の評価まとめ
メーカー・商品名 | パッケージ | 味 | 味(水) | 香り | 香り(水) | 食感 | 食感(水) | 軽さ | コスパ | 保存性 | 万人に安心 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
尾西食品 尾西のドライカレー | ![]() | ★5 | ★4 | ★5 | ★4 | ★5 | ★4 | ★3 | ★4 | ★4 | ★3.5 |
サタケ マジックライス 保存食「ドライカレー」 | ![]() | ★4 | ★4 | ★3 | ★3 | ★5 | ★4.5 | ★4 | ★3 | ★3 | ★3.5 |
山貴屋 レスキューライス(ドライカレー) | ![]() | ★3 | ★4 | ★3 | ★3 | ★3 | ★3 | ★5 | ★3 | ★5 | ★3 |
アルファ―食品 安心米(ドライカレー) | ![]() | ★5 | ★4 | ★5 | ★5 | ★5 | ★4 | ★3 | ★4 | ★4 | ★4 |
希望食品 アルファ化米(カレーご飯) | ![]() | ★4 | ★3 | ★4 | ★3 | ★4 | ★4 | ★3 | ★5 | ★3 | ★3 |
杉田エース IZAMESHI ドライカレー | ![]() | ★4 | ★3 | ★4 | ★3 | ★4 | ★4 | ★4 | ★2 | ★3 | ★3 |
アイリスフーズ アルファ化米 ドライカレー | ![]() | ★4 | ★2 | ★4 | ★2 | ★3.5 | ★2 | ★2 | ★3 | ★4 | ★3 |
評価基準
・美味しさ(味・香り・食感)
炊き立てごはんを★5とし、気になる点があれば減点
・軽さパッケージも含めた総重量(筆者実測値)で比較。1位が★5、2~3位が★4、4~6位が★3、7位が★2。
・コスパ出来上がり量1グラム当たりの単価を算出し、1位が★5、2~3位が★4、4~6位が★3、7位が★2。出来上がり量はメーカー公表値、価格は筆者調べ(2023年2月時点)。
・保存性メーカーが公表している製造からの保存期間を比較。1位が★5、2~4位が★4、5~7位が★3。
・万人に安心①味(硬さや味のクセがないか)、②アレルギー対策(特定28品目の不使用、混入対策など)、③塩分量(成人1食あたりの摂取基準を超えないか)、④パッケージ(表示のわかりやすさ、注水線の確かさなど)の4項目について、0.5点刻みで①は0~2点、②~④は各0~1点で評価し、合計点を★の数とした。
他の味のレビューや、シーン別総合ランキングは?
アルファ化米ドライカレーのレビューはいかがでしたか?お湯でも水でも作れるのがアルファ化米のいいところですが、スパイスを使用したドライカレーは、水で作った時に味が変わってしまう商品が多い印象でした。災害時はお湯を使えない場合があるので、購入の際の参考にしてみてください。
今回レビューしたアルファ化米「ドライカレー」をはじめ、売れ筋のアルファ化米全28種を実食レビューし、登山と防災のシーン別にランク付けした記事はコチラ。
これを参考に、お気に入りのアルファ化米を見つけてくださいね。