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登山 温かいスープ

【管理栄養士から学ぶ山ごはん#12】寒い日に飲みたい簡単!具沢山おかずスープ

寒い冬登山にぴったりの味噌を使ったスープレシピ2選を紹介します!発酵食品でもある味噌は、ウィルスなどの病原体に打ち勝つ免疫力を高める上で積極的に摂取しておきたい食品の一つ。今回は包丁を使わずハサミで簡単に調理できるのも、おすすめポイントです。

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目次

PIXTA以外、すべて撮影:芳須勲

寒い日は簡単で栄養満点の”スープ”が美味しい♪

寒い日の登山

出典:PIXTA

朝晩の冷え込みが厳しく、起きるのにも気合が必要な日が増えてきましたね。

冬に山ごはんを作る場合、美味しいこと・必要な栄養がとれることの他に大事なこととして、”体を冷やさないこと”が挙げられます。
手の込んだ山ごはんを作ろうとしても、寒さに凍えながら作ったのではせっかくの楽しみも半減してしまうばかりでなく、低体温症になってしまう危険性も高まります。

今回は、包丁とまな板要らずでさっと作れるうえ、具沢山で主食(ご飯やパン・麺など)があればバランスが整うような「具沢山のおかずスープ」をご紹介します。

出汁 スープ

出典:PIXTA(あたたかいスープのイメージ)

今回紹介するレシピは、どちらも味噌を使用しています。
味噌は発酵食品として誰もが馴染みのある調味料ですが、ウィルスなどの病原体に打ち勝つ免疫力を高める上で積極的に摂取しておきたい食品の一つです。

味噌汁に使われることが多いですが、洋風や韓国風のスープとも相性が良いので、ぜひお試しください!

とろ~り温まる豆乳味噌スープ

豆乳味噌スープ

最初に紹介するのは、同じ大豆が原料の「味噌」と「豆乳」を組み合わせたスープ。野菜やきのこがたっぷりで、とろみがあって濃厚で食べ応えがある、寒い季節にぴったりのスープです。

材料(2人分)

豆乳味噌スープ・材料

ウインナー:2本
お好みのきのこ:100gくらい
ブロッコリー:4個(冷凍のブロッコリーを持ち運びの間に解凍して使用しています。)
バター:10g
水:200ml
味噌:大さじ1
和風顆粒だし:小さじ2
無調整豆乳:200ml
塩・こしょう:適量
ジンジャーパウダー:小さじ1/2
小麦粉:大さじ1

作り方

(下準備)

豆乳味噌スープ・下準備・お好みのきのこは石づきを切り落とし、食べやすくほぐすか切っておく。
・ウインナーは一口大に切る。

豆乳味噌スープ・作り方➀➀コッヘルにバターを入れ、中火にかけたらウインナー・お好みのきのこを炒める。

豆乳味噌スープ・作り方②②具材がしんなりしてきたら小麦粉を振り入れて全体になじんだら水・和風顆粒だしを加える。

豆乳味噌スープ・作り方③③沸騰してきたら味噌を溶き入れてブロッコリー・無調整豆乳・ジンジャーパウダーを加え、塩・こしょうで味を調える。

豆乳味噌スープ②

ジンジャーパウダーが手に入らなければおろし生姜(チューブ可)でもOKです。
豆乳は分離しやすいので、鍋に加えたら煮立てないようにしてくださいね。
shihoさん
shihoさん

具沢山キムチ味噌スープ

キムチ味噌スープ➀
次に紹介するのは、「味噌」と「キムチ」を使ったスープ。キムチと味噌には乳酸菌が含まれ、腸内環境を整えてくれる作用があるので、腸活を意識している方にもおすすめです。

初めに肉とキムチを炒めることで素材の旨味を引き出してくれているので、少ない材料でも味はカチッと決まります!
みそ仕立てのキムチ味のスープとモッツァレラチーズの意外な相性の良さもぜひ味わって頂きたい一品です。

材料(2人分)

キムチ味噌スープ・材料

豚こま切れ肉:80g
モッツァレラチーズ:1袋
キムチ:50g(小分けパック1個)
ニラ:1/4束
A
焼き肉のたれ:大さじ1
鶏がらスープの素:大さじ1/2
味噌:大さじ1
すりごま:大さじ2
ごま油:小さじ2
水:400ml

作り方

(下準備)

・ニラは3㎝長さに切る。

キムチ味噌スープ・作り方➀➀コッヘルにごま油を入れ、中火にかけたら豚バラ薄切り・キムチを炒める。

キムチ味噌スープ・作り方②

②肉の色が全体的に変わってきたら水を入れ、沸騰してしたら火を少し弱め、Aを加えたら、溶け残りが無いようにかき混ぜる。

キムチ味噌スープ・作り方③③ニラを加え、モッツァレラチーズを大きめの一口大にちぎりながら乗せ、チーズが少しとろ~っとしてきたら火を止める。

キムチ味噌スープ②

辛党の方はコチュジャンや唐辛子等を追加しても美味しいですよ。
shihoさん
shihoさん

あると便利なキッチンバサミ

キッチンバサミ

今回は包丁とまな板を使わず、全てキッチンバサミを使って食材をカットしていますが、私は山で料理をする時は必ずと言っていいほどキッチンバサミを持参しています。

食材をカットするだけでなくパッケージを開けたり、出来上がった料理を切り分けるのにも便利だからです。

今は分解して清潔に取り扱えるものや、包丁の様にもつかえるもの、刃がカーブしていて食材をとらえやすいものなど多用途に使えるので、1つ持っておくと山でも自宅でも便利に使えますよ!

私が特に愛用しているのがこちら。
軽く、ケースが付いていて切れ味も良く分解して洗うことが出来るところが気に入っています。
shihoさん
shihoさん

貝印 カーブキッチンバサミ(ケース付き)

材質刃:ステンレス刃物鋼、ハンドル・キャップ:ポリプロピレン(耐熱温度110度)
サイズ166×70×10mm
重量47g

温かいスープで内側からぽかぽかに

まとめ

山に登っているときには寒さを感じなくても、休憩時には体が冷えがち。
そんな時にはスープなどの温かい食べ物や飲み物で血液の循環を良くし、内側から体温を上げて体を温めてあげることも大切です。
とうがらし・にんにく・生姜・ねぎなど体を温める作用のある食材を意識してとることも効果的ですよ。

冬の山ごはんに温かい具沢山スープで、体をぽかぽかに温めましょう。