今年も新作ぞくぞく。100円ショップのアウトドアグッズ
登山で使えそうなアイテムを100円ショップで捜索する「YAMAHACK100均パトロール」のお時間がやってまいりました!
2022年春に発見したのは、気軽に使えるコンパクトな火器類とメスティン周辺グッズ、そして山小屋やキャンプ、緊急時に役立ちそうなアイテムの数々でした。ダイソーやセリアで発見したYAMAHACK編集部おすすめのギアをご紹介します。
<前回のパトロール記事はこちら>
【Seria】ファイアスターター
セリアで発見した「ファイアースターター」です。ブッシュクラフトではお馴染みのアイテムで、2つのパーツを擦り合わせることで、火打ち石のように火花を発生させる道具です。
とはいえ、100円のスターター。さすがに形だけじゃないの? と思っていた筆者でしたが、何度か擦り合わせてみると……
\バチチチッ/
気合いの入った火花が飛び散るではありませんか!
少々コツは必要ですが、スナップを利かせてマッチのように擦り合わせると、パッと火花が弾けます。そのまま延焼しやすい素材に着火して、火を大きくしていけば火起こしの完成です。いやあ、100円のファイアースターターも侮れません! 恐れ入りました!
山での登場頻度は低いものの、いざという時のためにエマージェンシー用グッズのひとつに加えても良いアイテムです。使用期限もないため、お守りとして持ち運ぶのも良いですね。
【DAISO】アウトドアコーヒーメーカーカップセット
今回の大本命かもしれません。ダイソーの「アウトドアコーヒーメーカーカップセット(1,000円)」は、ミル、ドリッパーカップがセットになったコーヒー好き必見のギアです。
筒状の本体をバラバラにすると、カップ×2、ミル、ドリッパーの4部品に分解できます。ミルは挽き方を調整できるため、とことんこだわりたい人にもおすすめ。ドリッパーもペーパーフィルター不要タイプなので、そのまま抽出できます。
それでは実際に注いでみましょう!
「豆を持参して、山頂で挽きたてコーヒーを飲みたい」という贅沢な欲望を叶えるアイテムでした。
お値段は1,000円と100円ショップ相場で考えると高級商品の部類に入りますが、1,000円でこの美味しさを得られるのならマストバイ。ミルもゴリゴリと調子よく作動し、全体的に値段を感じさせない作りなのも印象的です。
【DAISO】アルコールストーブ
ウルトラライトに火器を持ち運びたいときに便利な「アルコールストーブ」。DAISOから発売されているアルコールストーブは40ml(200円)と80ml(300ml)の2種類です。
燃料用アルコールを容器の2/3まで注ぎ、着火して使用します。
メスティン(写真はダイソーで発売されている1合用)への収納も可能です。40ml、80mlタイプともにすっぽりと納まります。
燃料となる「燃料用アルコール」は、ドラッグストアなどで入手できます。使用上で注意が必要なのは、消火は自然鎮火のみという点。固形燃料と同じく燃料が尽きるまで火を消せません。
満タンまで燃料用アルコールを注いだ場合、40mlと80mlは何分燃焼するのでしょうか。実際に計測してみました。
五徳と組み合わせて、お湯を沸かしたり炊飯したりと、”ちょこっと使い”に便利なアイテムです。
もしどちらのサイズを購入するか迷ったら、筆者のおすすめは80ml。燃焼時間はアルコール量で調整できるため、大きめを購入するのが得策かもしれません。
【DAISO】ちょこっとストーブ
こちらもダイソーから発売されている300円アイテム。このフォルム、固形燃料ユーザーなら「あれっ?」と思うはず。
そう、某有名ポケットストーブに形がそっくりなのです。わずかに寸法が異なるだけで、仕様もほぼ同じでした。
ダイソーストーブは脚を直角に開くことはもちろん、
一段階内側に開きを調整することも可能。本家と比べて可動部が少々ガタつきを感じましたが、それは価格帯を踏まえて。「念のために持っておこう」に応える、お手軽なストーブです。