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ジェットボイル スタッシュ

【2021年2月27日発売決定】最軽量のジェットボイル「スタッシュ」登場!遂にその極秘情報を解禁します・・・

2021年1月28日午前2時(日本時間)、遂に世界的に「機密」扱いされてきたジェットボイルの新製品情報が解禁されました!その名も「スタッシュ」。その特徴は、従来の製品から格段にアップした”軽量性”。同時にコンパクトにもなっています。今回は、情報の解禁が許されるタイミングでの「世界最速」、貴重なリポートです。

目次

アイキャッチ画像撮影:高橋 庄太郎(以下、画像はすべて高橋庄太郎撮影)

トップシークレット解禁!これぞ「最高」の新アイテム

待望のシングルバーナー

“機密情報”とは、まさにこのこと!

「2021年1月28日午前2時(日本時間)」まで世界的に情報公開が禁じられていたトップシークレット。それが、ジェットボイル「スタッシュ」の発売

なにしろ新製品のサンプルは世界でも数十個しかないらしく、そのうち日本に送られてきたのは片手に満たない数だけ。

この記事を書いている筆者はかなり長くアウトドアメディアで仕事していますが、これほど極秘扱いにされてきたアウトドアギアの新製品は、ちょっと記憶にありません
ジェットボイルにとって、それだけ気合が入った自信作なのでしょう。

スタッシュの売りは、クッカーの容量は0.8Lながら、これまでのジェットボイルシリーズで「最軽量」(本体重量200g。ガスカートリッジとスタビライザーを除く)ということ!

また、ジェットボイルは一体型(クッカーとバーナーを連結して使用する)の調理器具として知られていますが、スタッシュは従来の“一体型ではない”のです。

いったい、どうやって“最軽量”を実現したのか。そして”一体型ではない”とはどういうことなのか……。貴重な実物を早速、みていきましょう。

オール・イン・ワン収納性は変わらず

郵送されてきたダンボール箱を開封すると入っていたのが、以下のもの。

待望のnewジェットボイル

ジェットボイルのイメージカラーであるオレンジが効いたパッケージング

今春に予定されている発売日には、このようなパッケージで世の中に現れるのでしょう。

クッカー部分

これまでのジェットボイルのクッカーの底部には必ず付属していた“カップ”はなし

ジェットボイルといえば、クッカー内にはバーナーはもちろん、ガスカートリッジ(ガス缶)などがまとめて収納できる“オール・イン・ワン”のスタッキング性が大きな特徴です。
もちろん、スタッシュも同様。このクッカーのなかにはバーナーなども収められています。

小物入れ付き

クッカーの手前にあるグレーの袋のなかにはバーナーヘッド。その隣のオレンジがガスカートリッジにつける脚(スタビライザー)。その上がリッド(フタ)とガスカートリッジ型の小物入れ

ガスカートリッジのように見えるものは、カートリッジ型でフタも付いた小物入れでした。リッドにガスカートリッジが固定できることを表すためにわざわざ付属しているのでしょうが、ちょっと得した気持ちになります。イラスト入りのデザインもかわいいですよ。

ジェットボイルでは初めてのリッドの固定方法

リッドの固定方式

オレンジ色の部分がハンドル。調理の際は反対側に倒して使用します

スタッシュはリッド(フタ)も工夫され、収納時はハンドルを倒すと簡単にリッドが固定されます。これは従来のジェットボイル製品にはなかった仕様です。

蓋と小物入れ

右はガスカートリッジと同じサイズの金属製小物入れ。収納時はリッドの裏のくぼみにガスカートリッジの底面がハマります

また、近年のジェットボイル製品はリッドの裏にスタビライザーを収納できるようになっていましたが、スタッシュはスタビライザーではなく、ガスカートリッジ(100Gサイズ)が固定できます。

小さいライターも収納可能
リッドにハメたガスカートリッジの裏にはライターがピタリ。ただし一般的な形状のものよりも小さいサイズのみですが。

変わらないスタビライザー
スタビライザーだけは、従来のものとまったく同じです。

最軽量を支えるフラックスリングとバーナーヘッドの改良

ここからは、シリーズ最軽量を実現したスタッシュの工夫を解説します。

半分ほどに薄くなったフラックスリング

改善されたフラックスリング

クッカー底面で丸く波を打っているパーツがフラックスリング

まずは、アルミ製の「クッカー」。ジェットボイル最大の特徴であり、火力を無駄なくクッカーに伝えるフラックスリングのシステムは、スタッシュでも健在です。しかし、よく見ると、これまでの製品とはどこか違います。

じつはスタッシュのフラックスリング(正確に言えば、フラックスリングを覆う金属のパーツ部分)は、従来の製品よりもかなり薄いのです。

詳しくは後ほど従来品と比較して説明しますが、ざっくりいって半分ほどという印象
クッカー部分は140gとなり、これはスタッシュが歴代ジェットボイルで“最軽量”となった秘密です。

これだけでも欲しい!チタン製のバーナーヘッド

バーナーヘッド

バーナーヘッドの大きさは収納時、縦7㎝、横8.5㎝程度

続いては、クッカーとともにジェットボイルの最重要部分である「バーナー」。これがもう、本当に驚くほど軽いんですよ!
ヘッドの部分がチタン製で、重量はなんと60g。他メーカーの超軽量バーナーヘッドと比べても遜色ないどころか、場合によっては凌駕していたりするくらいで、このバーナーヘッド単体だけでも非常に魅力があります。

ホント、これだけ販売してもいいのでは?

3本のゴトク
ゴトクは3本。広げると直径11㎝程度です。

バーナーヘッドと収納袋
クッカーに収納したときに傷つかないように、収納袋が付属しています。

クッカーとバーナーは”セパレート”なシステム

安定感がある

ゴトクの中央にはくぼみがつけられ、クッカーの下部がしっかりハマります

ジェットボイルの愛用者の方は、もうお気づきでしょう。そう、スタッシュのバーナー部分は、超軽量という特徴を持ちつつも、形状自体はわりと“普通”なのです。
ある意味、既存のジェットボイルシリーズの「一体型」イメージとは大きく異なり、分離していることになります(バーナーヘッドのみの販売も以前はなかったわけではないですが)。

つまり、これまでのジェットボイルとは違い、クッカーとバーナーを結合して使うわけではなく、“普通”にバーナーの上へクッカーを置いて使うというスタイルなのです。
とはいえ、クッカーには熱効率を飛躍的に高めるフラックスリングがついているのですから、ただの“普通”ではないのですけれど。

収納のコツ

収納時、バーナーヘッドはサイドに立て、スタビライザーを底面に。すると、ガスカートリッジを固定したリッドがきれいに収まります

なるほど、まさかジェットボイルがこういう形で進化するとは!
これらが従来のジェットボイルシリーズとは異なり、「機密情報」扱いされてきたスタッシュの大きな特徴なのでした。

比較すればよりわかる!これまでのジェットボイルシリーズとの違い

ここからは話を変え、これまでのジェットボイルシリーズと比較してみましょう。

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