このボリュームなのに超軽量!「モンベル アルチプラノダウン パーカ」
寒い季節の登山では欠かせないウェアの一つが、ダウンウェア。休憩時の保温着として、必須アイテムです。
しかし、ボリュームのあるダウンは、冬の早朝かつ行動開始時や、よほどの厳冬期高所登山でなければ、行動着としては暑すぎます。休憩や山小屋、テント泊など停滞時の保温着として、携帯しておくことが多いですよね。
軽量コンパクトで、かつ、高い保温性のダウンウェアは?
行動中に着ることがほとんどないのであれば、できるだけ軽くコンパクトなものが良いですが、寒い時期に着るためには高い保温性がなければ意味がありません。
そこで今回おすすめしたいのが、モンベルの「アルチプラノダウンパーカ」です。
モデル名の”アルチプラノ”とは、南米アンデス山脈にある、標高3500~4500m、幅150~250kmにも及ぶ高原のこと。冷涼で乾燥した、厳しい環境で知られています。
■モンベル アルチプラノダウンパーカ(男女兼用)
【素材】 | 10デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ[ポルカテックス®加工・帯電防止加工] 中綿:900フィルパワー・EXダウン |
【平均重量】 | 360g |
【カラー】 | ガンメタル(GM)、ロイヤルブルー(RBL) |
【サイズ】 | XS、S、M、L、XL (男女兼用) |
【収納サイズ】 | ∅14×25cm |
【特長】 | ジッパーがあごに当たらない仕様/立体裁断(肘)/ダウンプルーフ加工 /デュアルアクスルフード/リードインコード・システム/ジッパー付きポケット2個(腰2) /スタッフバッグ付き/取り外し式フード |
【税込価格】 | ¥33,000 |
冬山登山におすすめするこれだけの理由
アルチプラノダウンパーカは、冬山登山に最適な機能が満載。実際に着用してみて感じた、たくさんの”おすすめする理由”がありました。
①超高品質ダウンで軽量コンパクト|900フィルパワー・EXダウン
いくら暖かい保温着でも、重くてかさばったら登山用としてはあまり適していません。アルチプラノダウンパーカは、約360gの超軽量で収納もコンパクト。
その理由は、900フィルパワー(※1)のEXダウンを中綿に使っているため。コンパクトに圧縮された状態から大きく膨らむので、暖かい空気をたくさん溜め込み、高い保温力を維持してくれます。
付属のスタッフバッグに詰めると、夏用山岳シュラフぐらいの大きさです。パッと見た感じ、さすがにライトタイプのダウンウェアに比べると嵩張り感があります。
しかし、上の画像のように押してみると簡単につぶれます。スタッフバックには余裕があるため、コンプレッションバックなどで圧縮すれば、さらにコンパクトなサイズに。
そのままザックに入れても、他の荷物で押されて見た目より場所を取らずに収納できそうです。
※1【フィルパワー(FP)】
ダウンが持つ「かさ高さ」をinch3/30gという単位で表示したもの。
800フィルパワー(FP)であれば30gのダウンが800立方インチ(約13L)の体積にふくらんでいることを示し、数値が高いほど大きくふくらみます。
一般的には550~700フィルパワーのものが良質ダウン、700フィルパワー以上のものが高品質ダウンとされています。
②極薄だけど安心強度のシェル|バリスティック エアライト®
アルチプラノダウンパーカは、表地に10デニールの「バリスティック エアライト®(※2)」を使用。
木々の枝や岩角など障害物が多く、弱い生地だとウェアを破ってしまう山の中では、軽量なだけではなく十分な強さもあると嬉しいポイントです。
モンベルのシュラフにも使われている生地なので、ゴワゴワ感が無く、このまま寝ても気持ちよさそう。
※2【バリスティック エアライト】
しなやかな強度を兼ね備えた超軽量シェル素材です。ダウンが飛び出しにくい加工を施しています。