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登山中の生理対策

女性のみなさんどうしてる?聞きにくい登山中の「生理対策」

女性特有の悩みのひとつ「生理」は登山日でもやってきます。今回はYAMAHACK読者に「生理と登山」というテーマに、今までの登山で困ったことや工夫していることをアンケートしました。さらに読者・編集部で選んだ「生理中の登山で役立ちそうなグッズ」もご紹介。普段は大きい声では話せない話題でも、体にとっては本当に大切なこと。改めて考えてみませんか?

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目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

聞きにくいからこそ、知っておきたい「登山と生理」

ぐったりする女性

出典:PIXTA

「登山の予定日と生理が重なってしまった……」
大きい声では言えない女性特有の不安の種「生理」は、登山日だってやってきます。生理は1人ひとりによって重さや症状も違うから、工夫や対策も難しいもの。
普段、聞きにくいことだからこそ、みんなどうしているのか気になりますよね。

そこで今回、YAMAHACKでは女性読者を対象にアンケートを実施し、そんな悩みについての対策や工夫を聞いてみました。
ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました!

半数以上の女性が悩んでいるという結果に

今回のアンケートでお尋ねしたのは、このようなこと。

Q1:登山中に生理で困ったことはありますか?
Q2:具体的にどんなことで困りましたか?
Q3:生理中に登山・ハイキングに行くとき、自分なりに工夫していることはありますか?

まずは結果を紹介します。

Q1 登山中に生理で困ったことはありますか?

アンケート結果

作成:筆者

回答いただいた341人中、「YES」と答えてくださった方は231人と約68%に対して、「NO」は110人の32%。
やはり過半数以上の女性が登山中の生理事情に頭を悩ませた経験を持っているようです。
また「NO」の理由としては、「生理の時にはそもそも山へ行かない」という回答が多くみられました。

Q2 具体的にどんなことで困りましたか?

Q1で「YES」と答えてくださった方に、困ったことを具体的にお伺いしました。

1位:トイレ問題
2位:突然はじまった・予定外だった問題
3位:体調問題

多くの方が困っていたのは、圧倒的に『トイレ問題』。

登山 トイレ

出典:PIXTA

具体的には、

・トイレがないためナプキンを交換できない
・そのため漏れが心配

というもの。また使用済みのナプキンを捨てる場所もないため、「ゴミがかさばる・においが気になる」といった声も多く寄せられました。

また『突然はじまった・予定外だった問題』も多くの事例が集まりました。
「突然やってくる」「登山中に急にはじまった」など、事前に予想できないケースも悩みの種のひとつです。開始予定になくても念のために生理用品を忍ばせておく、というのは手かもしれませんが、荷物の最小化を考えると悩ましい部分でもあります。

腹痛

出典:PIXTA

さらに『体調問題』も当日のコンディションに大きく関わってきます。
「生理痛や腰痛」といった痛みや、「メンタル的な不調」、「貧血でクラクラしてしまう」などの症状が、女性登山者を悩ませているようです。

症状の種類や重さは人それぞれ違うものですので、なかなかチーム内での共有も難しいかもしれませんし、痛みやつらさは個人の裁量でコントロールしづらいのも悩みどころです。

Q3 生理中に登山・ハイキングに行くとき、自分なりに工夫していることはありますか?

最後に具体的にはどんな工夫をしているか・どんなことに気をつけているか尋ねてみました。

すると、圧倒的に多く挙げられたのは「ナプキン+タンポンの併用」というアイディア。
タンポンを使うことで「漏れなどの心配がなくなる」や「ナプキン交換の頻度が減る」などのメリットがある一方で、「普段使っていなかったから、違和感を感じてしまった」という意見も。
ナプキンとタンポン

出典:PIXTA

さらに、「使用するナプキンの種類を工夫する」というアイディアも多く集まりました。
「ナイト用のナプキンを使用する」、「二枚重ねて使う」、出血が重い方は「大人用パンツを使う」という工夫まで。また「スポーツ用のナプキンとショーツで快適性を確保する」というアイディアも多く寄せれらました。

使用済みアイテムの破棄問題では、「ジップロックが便利」という知恵も。
「においや漏れがないように、ジップロックなど密閉できる袋に入れています。使用前のナプキンを空気を抜いたジップロックに入れることでカサが減ります」
また「当日はパンツをダーク系でまとめる」や、「痛み止めの薬を事前に飲んでおく」など実践されている方もいらっしゃるようです。

女性登山者

出典:PIXTA

……ですが全体的にかなり有力だったのが、「行かない・予定を変更する」ということです。
「なるべく生理期間は避ける」や「山・ルートを変更する」など、根本的に回避するのが一番安心かもしれません。
また決行するにしても、「あらかじめ同行者に事情を伝えておくことは両者にとって大切」という意見も集まりました。

全回答を集計しながら、ひとりの女性である筆者は「わかる…わかる……」と深く頷くことしかできませんでした。
症状や体調不良など、全てが「不安」としてひっそり心にのしかかる生理という問題。女性読者の誰もが抱えながら、それでも好きな登山を続けているということが第一にかっこいい、そう感じます。

次の章では、より多くの女性が心置きなく快適に山を楽しめるよう、アンケートの意見をもとに便利そうなアイテムを紹介していきたいと思います。

山での生理対策で役立つアイテム

アイテム

出典:PIXTA

「生理期間でも登山を楽しみたい」ときや「予定日が近くて不安…」なときも、あると安心できるアイテムを探してみました。自身の体調や症状、登頂する山の環境に合わせて取り入れてみるのも良いかもしれません。

「スポーツ用ナプキン」で漏れなし安心

「スポーツ用のナプキンを使用する」という意見があった通り、快適性を求めるのならば専用のナプキンを使用するという手があります。
ソフィからリリースされている「ソフィSPORTS」は、スポーツシーンでも快適に過ごせるよう開発された特別なナプキン。激しい動きによるズレを徹底的に防ぐ最先端フィットテクノロジーを搭載しており、漏れの心配をせずに過ごせます。


ライター
大城
筆者も実際に試してみましたが、まず驚くのはナプキンの薄さ!
非常に薄いため着けている感覚はゼロに近いものの、ブロックを組み合わせたような特殊な吸収パッドが立体的に包み込んでくれるため安心感があります。

値段も一般的なナプキンとあまり変わらないため、気軽に試すことができるのも嬉しいです。

突然でも安心。ナプキン&タンポン不要ショーツ

生理中はもちろん、生理が始まりそうで始まらない時期も不安は尽きません。かといって、出血前にナプキンを装着するのは不快だし……。そんなときに履いていて安心なのが、ナプキン&タンポン不要の吸収型サニターリーショーツです。
製品によって吸収量や機能性は異なりますが、多い日でなければパンツ1枚で完結することも可能となっており、履いておいて安心のインナーです。

【ベア シグネチャー ショーツ】
生理用パンツ ベア シグネチャー ショーツ

撮影:YAMAHACK編集部

5層のテクノロジー構造で、約120mlもの液体を吸収してくれる、超吸収型生理ショーツ「ベア シグネチャー ショーツ」。少し生地は厚手ですが、安心感のあるショーツです。抗菌・防臭機能付きで、生理中の気になるニオイともおさらば!

編集部
実際履いて日帰り登山行きましたが、タンポン+ショーツで問題なく過ごせました!でも少し厚手なので、真夏はちょっと暑くて厳しいかも…。



【エヴァウェア】
タンポン約2本分の経血を吸収してくれるサニタリーショーツ。見た目は一般的なショーツと同じで、履き心地も普段と変わらず快適に過ごすことができます。

エヴァウェア 超吸収型 サニタリーショーツ

サイズ:S、M、L、XL 素材:ナイロン、綿、スパンデックス サイズ: S M L XL ヒップ(cm) 87-91 92-94 95-99 100-106

【Thinx】
NY初の吸収機能性サニタリーショーツで、アメリカをはじめフランスやドイツなど5か国で展開されているアイテムです。日本国内では2019年から取り扱いが始まりました。シンプルで大人らしいデザインが特徴です。

シンクス Thinx レディース インナー

素材:95% Cotton, 5% Elastane, Fabric 2: 85% Nylon, 15% Elastane, Mesh: 95% Cotton, 5% Elastane.

【ムーンパンツ】
台湾発の吸水機能性サニターリーショーツ。15〜20mlの液体を吸収するため、普通の日はショーツ1枚で快適に過ごせます。さりげないレース使いなど、ブルーな日でもおしゃれを楽しみたい方におすすめです。

ムーンパンツ(MOON PANTS ) ヘビー&ナイト

ヒップサイズ: S 72〜82cm/M 82〜92cm/L 92〜102cm/XL 102〜112m 本体:ナイウロン80%、ポリウレタン20% クロッチ:ナイウロン82%、ポリウレタン18% 吸収層:ポリエステル100% 防水層:ナイロン100%(ポリウレタンラミネート)

最近ではユニクロでも発売!エアリズムキュウスイサニタリーショーツ

山トイレでも「スッキリ快適」に過ごしたい

生理中はデリケートゾーンを”ウォシュレット”で洗浄し清潔に保っている方も多いかと思います。
けれど山のトイレは皆さんご存知の通り、数少ない上に、あったとしても生理中の女性にとっては地獄のような環境……。厳しい状況でも快適に過ごすため、クリーンアイテムを持って行くのも一つの方法です。

【デリケートゾーンウエットティッシュ】
デリケートゾーンをサッパリ拭き取ることができるウエットティッシュ。肌に優しい低刺激処方で、生理中以外にもシャワーに入れない泊まり登山時にも役立ちます。

ソフイ デリケートウェットシート フレッシュグリーンの香り

フレッシュグリーンの香り ノンアルコール・パラベン無配合内容量:6枚×2個 シートサイズ:約160mm×約190mm

【クリーンシャワー】
ノズルをタンポンのように挿入し、弱酸性の洗浄液で内側を洗い流す使い切りビデ。不快感があるときや、生理終わりに嬉しいアイテムです。
使用時には手指を清潔にし、使い終わった容器も必ず持ち帰るようにしましょう。

「冷え対策」を徹底して、痛みを防止

生理中は特に体の冷えから腹痛や下半身の痛みが引き起こされることも。腹部を温めることで不快感や痛みを予防・緩和するアイテムも心強いものです。

【スポーツ腹巻】
・あずや「巻ing」
あずや「巻ing」は、汗をかいても保温しながらベタつかず、スピーディーに脱着できるスポーツ腹巻です。保温性と吸汗速乾性に優れた素材を使用することで、薄手ながら暖かく、かいた汗を素早く吸収・乾燥させお腹を守ります。
あずや「巻ing」
・モンベル ジオライン L.W.ウエストウォーマー
モンベルの大人気アンダーウェア「ジオライン」シリーズの腹巻です。アウトドア用に最適化された機能性と、寒さレベルによって選べる製品展開が心強いですね。
モンベル (mont-bell) ジオライン L.W.ウエストウォーマー 男女兼用

提供:mont-bell

素材:ジオライン®(ポリエステル)100%
平均重量:32g
カラー:ブラック(BK)/
サイズ:S(ウエスト57〜71cm)、M(ウエスト71〜85cm)、L(ウエスト85〜99cm) (男女兼用)

モンベル ジオライン L.W.ウエストウォーマー

【温熱シート】
ショーツに貼り付けるタイプの温湿布「暖女子」は、いざという時に頼れるアイテムのひとつ。約39℃が5~8時間持続するため、下腹部の冷えが気になる時にそっと忍ばせてあげましょう。

人によってはこんな手も……

経血カップ

メジャーではないかもしれませんが、「経血カップ」というアイテムも存在します。
膣に直接シリコン製のカップを挿入して、経血をカップ内に溜めるもので、最大12時間ほどの装着が可能とのこと。洗浄し繰り返し使用できるため経済的とも言われています。
内部に入れることにより、ナプキン使用時のズレや漏れの不快感から開放されます。


まだ日本では一般的ではなく賛否が飛び交う経血カップですが、登山等のアウトドアシーンで注意したいのは取り扱い方です。

カップの脱着時は必ず手指の清潔を保ち、使用後のカップも清潔に洗浄する。月経終了後、保管する前には必ずカップを煮沸消毒すること。

実際に山で使用するとなると衛生管理が難しいため、「日帰りハイキング」といったライトなシーンでの使用に限られてしまいそうです。導入を検討する際には使用上の用法や注意を必ず守り、安全に使用できるよう事前に練習して臨みましょう。

あなたの体がいちばん大事。リスケだって大切な選択肢

登山を楽しむ女性

出典:PIXTA

……と、さまざまなアイディアや工夫、アイテムを見てきましたが、最後にみなさんも挙げてくださった”最強の切り札”を再確認します。
それは「登山日を再調整(リスケジュール)する」という手段。

一番シンプルで、自分の体を守るための最強のカードかもしれません。生理は性差はもちろん、同じ女性であってもそれぞれ症状や重さが違うだけに、かなりデリケートで口に出しにくい問題です。
しかし、ともに登山をする相手は一蓮托生のバディーのような存在。体の小さな不安でも共有できるような関係性を築くこと、そして無理をしないこと・させないことが一番大切です。

「自分の体を守る」気持ちを第一に、生涯にわたって山を歩き続けていきましょうね。

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