山道具を自分で作るって、ちょっとカッコイイ
「MYOG(読み方:ミョーグ、ミョグ)」って、知ってますか?
MYOGは、「メイク・ユア・オウン・ギア(Make Your Own Gear)」の略。そのままだと、「自分の道具は自分で作れ」ってことですが、どういう事なんでしょう?
従来、アウトドア用品や登山道具は、メーカー製のものの中から、自分に合うものを選んでいました。
しかし、山スタイルが多種多様になる中、メーカー製のものではカバーできなくなっていることも事実。「だったら、自分で使うものは、自分専用のスタイルで作っちゃえ!」という発想から始まったのがMYOGです。
自分の山道具を自分で作る「MYOG」ってなんだかカッコイイと思いませんか?
でも、ちょっと難しそう……
自分で作ったバッグで歩いて、自分で作ったテントで寝るとか、ちょっとロマン……。でも、道具を作るには、それ相当のスキルが必要なはず。「そんなスキルなんて無いし」と、あきらめていた筆者でしたが、嬉しいことに「MYOGキット」という便利なものがあるじゃないですか!
MYOGキットとは?
本来、MYOGは、材料の調達から始めるものですが、バッグひとつにしても、生地やファスナー、ベルトや紐などたくさんの材料が必要。また、それらの型紙を作って、寸法を測り裁断してとなると、初心者には大変。
そこで、その部分を飛ばして、MYOGの醍醐味である「作る」だけを体験するための製品がMYOGキットです。なので厳密には、MYOGではありませんが、入門編にはピッタリですね。
ミシン初体験の不器用なおっさんがやってみた
早速、MYOGキットでMYOG初体験!ちなみに、筆者は中学生の家庭科の授業以来、何十年も裁縫なんてやったことが無いオヤジです。
頭の中ではこんな風に素敵なアイテムが出来上がる予定ですが………。さて、どうなることやら………。
まずはMYOGキットを購入
何はともあれ、MYOGキットが必要。WEBをいろいろ物色していると、このサイトを発見。
サイトで作り方動画を公開しているのでわかりやすそう………という事でこちらでの購入に決定。ポーチ(ACTIBASE myog kit (pouch) ¥ 1,980)を選びました。
ほかにもポケットティッシュケースがあります。
※2023年5月現在、公式サイトでの販売なし
WEBサイトで購入後、すぐに到着。直筆メッセージがついていましたが、こういうちょっとした事も嬉しいですね!猫も興味津々です。
ポーチ作りに必要な道具を揃えましょう
MYOGキットに入っていたものは
・生地
・ファスナー
・スライダー
・タグ
その他必要なものは、
・ミシン
・糸切りバサミ(普通のハサミでもOK)
・まち針 または、クリップ
今回の制作には「ミシン」が必要。縫製系のMYOGは、ミシンを用意する事、ある程度使えるようになることが一番のネックかもですね。
もちろん、筆者はミシンなんて使ったこともありません。幸い、パートナーのミシンがあったのでそれを拝借。今回ポーチ作りを開始する前に、お古のハンカチを使ってミシンの練習をしました。
ACTIBASEさんのWEBサイトでは以上ですが、今回あったほうがいいと思ったものは、
「リッパー」と「糸抜き」です。
筆者のように、ミシンに慣れていない場合は、絶対、縫い間違えます。その時のためにこれらが必要。慣れている人は必要無いかもしれません。幸い自宅にあったので今回は助かりました。
この後、実際に大活躍する場面が……。
作成開始!
全体の流れは、
1.タグ付け(これが、今後の位置決めの基準になる)
2.ファスナーの縫い付け(ここが結構手間)
3.左右を縫って綴じて、裏返して完成
となります。詳しい作り方は、こちらの動画もチェックしてみてください。
この動画を何度も見て覚え、作っている最中も、見ながら作りました。初心者でも30分でできるという事ですが……。