登山・山ごはん歴は20年以上! そんな山メシの大ベテランで、大人気の山ごはんブログ『山めし礼讃』の著者・げんさんがYAMA HACKに登場! 毎回テーマを設けて、絶品レシピを厳選してご紹介していきます。
2020年山ごはんシリーズの第2回は、花が咲き始めた春の山で楽しむ「おつまみ山ごはん特集」です。
コンビニでも買えるアイテムを使った簡単おつまみ
時節柄、大勢でワイワイと花見をするのは残念ながらできないけれど、外出自粛が解除されたら暖かい日差しの中でテントを張って、ひとり山の中で春の訪れを愉しむ。自然の中ならそんな楽しみ方もできますよね。
今回はそんなひとときにぴったりな、簡単おつまみレシピをご紹介します。
①かにかまキムチのチーズマヨ和え
バーナーもコッヘルも使わず、シェラカップ一つあればできる、超かんたんおつまみ。
手早くできてお手軽ながら、ビールにぴったりの一品です。
<材料>
大人のかにかま
さけるチーズ
マヨネーズ
キムチ
<作り方>
①かにかまを粗く割いてシェラカップに入れ、
②さけるチーズのほうは、するめ状に割き、
③そこにキムチをイン。
④あとはマヨネーズを加えて、まぜるだけ。
あっという間に、かにかまキムチのチーズマヨ和え、できあがり~
キムチの辛味と、マヨネーズ、さけるチーズとカニカマの食感が絶妙で、これは飲める
~(笑)
割けるチーズは、山でも人気のおつまみ。そのまま食べてもおいしいけれど、キムチとマヨネーズで和えるだけなのに、グッとコクも出て、辛さとコクのバランスが絶妙のおつまみになります。
割けるチーズの食感がするめのような感じで、おつまみ感もグレードアップ。テントを張ってすぐ飲みたい!っていうときにも重宝します。
<この山ごはんで使用した道具>
・シェラカップ
・おはし
②じゃがりこのレシュティ風
こちらはヨーロッパアルプスを旅した時に、マッターホルンの見える山の中腹のテラスレストランで食したスイスの郷土料理、「レシュティ」をヒントにして作ってみたおつまみです。
<材料>
じゃがりこ
ソーセージ
パプリカ(赤・黄)
バター
とろけるスライスチーズ
乾燥パセリ
<作り方>
①パプリカは細切りに、ソーセージは火が通りやすいように薄切りに。
②フライパンにバターを溶かし、ソーセージとパプリカをソテーする。
③ソーセージに火が通ったら、じゃがりこを適量加え、水を少し足して、
④とろけるチーズをのせて、蓋をし、蒸し焼きにする。
⑤チーズがとろけたら、仕上げに乾燥パセリをふりかけてできあがり。
じゃがりこが水分でしんなりとして、まるでじゃがいものよう。そこにソーセージのうまみとチーズのコクが加わって、あのカリッと焼かれたスイスの郷土料理「レシュティ」を彷彿とさせる味わい。ビールがすすむこと請け合いの一品です。
<この山ごはんで使用した道具>
・バーナー
・フライパン
・フォーク
・ナイフ
・テルモス
これから山では、気温も日に日に高くなって、汗をかいた後のビールが美味しくなってくる季節。火を使わずに手軽にサッと楽しめるおつまみや、しっかり主食にもなるガッツリおつまみなど、少しレパートリーがあると、いろんな山の場面で楽しみが増えますね。
是非試してみてください!
げんさんプロフィール
ビールを飲むためにテントを担いで山に登り、山ごはんを作るのが趣味。
登山歴、山ごはん歴20年以上。低山からアルプス、日帰りからテント山行まで、四季を通じて休みがあれば山に行き、山めしを作って飲む。
夏は北アルプスや南アルプスを中心に、最近は東北の山にも目覚めている。冬は八ケ岳を中心に、美しい景色と美味しい山ごはんのために山へ繰り出す。
著書に「げんさんの山めしおつまみ」(エンターブレイン)、
共著に「げんさんとよーこさんの山ごはん」(山と渓谷社)、「秒速!山ごはん」(山と渓谷社)などがある。
山ごはんのブログ 「山めし礼讃」
この記事のレシピで使用したアイテム
イワタニ プリムス 153ウルトラバーナー
プリムス ライテックセラミックフライパン
スノーピーク 和武器 M
マグナ カトラリー
スノーピーク シェラカップ チタン
サーモス 山専用ボトル