アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔
筑波山ってどんな山?もっとも標高の低い日本百名山に登ろう!
撮影:鷲尾 太輔
標高 | 所在地 | 最高気温 (6月-8月) | 最低気温 (6月-8月) |
877m(女体山) 871m(男体山) | 茨城県つくば市 | 25.4℃ | 16.7℃ |
参考:ヤマレコ
「西の富士、東の筑波」と、富士山と並び称される筑波山(つくばさん)。標高が877mと低く気軽に登れるため、多くの人が訪れる人気の山です。
しかも『日本百名山』(深田久弥著)の選定にあたっての付加的要素ひとつである「標高1,500m以上の山」に満たないながらも、選定条件である品格・歴史・個性を存分に備えていたことから選定された、日本百名山でもっとも低い山でもあるのです。
山頂から見渡す関東平野を一望できるパノラマは圧巻!登山コースは、ケーブルカーやロープウェイを利用した初心者向けコースから、登りごたえがあるコースまで、レベルに応じて楽しめます。
筑波山は2つのピークを持つ双耳峰
撮影:鷲尾 太輔
筑波山は、「男体山(なんたいさん)」と「女体山(にょたいさん)」の2つのピークを持つ双耳峰(そうじほう)。男体山へはケーブルカーを使って山頂の手前の御幸ヶ原まで、女体山へはつつじヶ丘から山頂直下までロープウェイが運行されています。
例えば、行きは徒歩、帰りは乗車といった利用の仕方も可能で、体力に自信がない人も安心して登山できるのも、初心者におすすめできる理由。2つのピークは、山頂連絡路を使って簡単に行き来できます。
筑波山には奇石や絶景など見どころがたくさん
撮影:鷲尾 太輔
筑波山には色々な名所や絶景ポイントがたくさんありますが、そのなかでも特におすすめを紹介します。
まずは登山の安全祈願!筑波山神社
撮影:鷲尾 太輔
筑波山をご神体として、麓に鎮座する筑波山神社。筑波山の代表的な登山口のひとつでもあります。まず、こちらで登山の安全を祈願し、筑波山を目指しましょう。
ちなみに、この場所はご神体である筑波山を遥拝するための拝殿です。筑波山神社本殿は、ご祭神である伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉冊尊(イザナミノミコト)を祀る男体山・女体山の山頂にそれぞれ鎮座しています。
「弁慶七戻り」などの巨石群を巡ってみよう
撮影:鷲尾 太輔
筑波山には、「ガマ石」「胎内くぐり」など巨石が点在しています。その中でも、「弁慶七戻り」は、大きな岩が今にも落ちそうで、あの弁慶が恐怖のあまり7回も戻ったと言われる巨石の奇岩。勇気を持ってくぐってみましょう。
四季を彩る山野草に癒される
出典:PIXTA
ロープウェイの女体山駅とケーブルカーの山頂駅とを結ぶ「山頂連絡路」は、多くの山野草が咲くエリアとしても人気。カタクリの群落をはじめ、春はニリンソウやツツジ、夏はヤマユリが咲き乱れます。
360度の大パノラマ!絶景の山頂と「登拝」御朱印
撮影:鷲尾 太輔
筑波山最高点である「女体山」山頂は、霞ヶ浦・関東平野を見下ろす360度の大パノラマ!筑波山神社本殿も鎮座し、「登拝」の文字が入った登山者限定の御朱印が頂けます。登山の記念にぜひ。
必見!筑波山のパワースポット「男女川の源流」と「紫峰杉」
撮影:鷲尾 太輔
御幸ヶ原から徒歩1分程度、筑波山から流れる「男女川(みなのがわ)の源流」と、「紫峰杉(しほうすぎ)」を見ることができます。
ここは、以前は立ち入り禁止だった場所で、2012年から一般開放された比較的新しい名所。源流のせせらぎに癒されるとともに、樹齢800年の杉の巨木である「紫峰杉」は圧巻。たくさんの人が訪れるパワースポットです。
筑波山に行く際のチェックポイント!
地図は必ず携帯しよう!
筑波山登山するならば、地図は必ず携帯しましょう。コースタイムなどが見やすい登山地図がおすすめです。
登山する前は天気もチェック
登山する前は、必ず天気をチェックしましょう。
てんきとくらす|筑波山
山ごはん派は要確認!「筑波山バーナーエリア」
撮影:鷲尾 太輔
広葉樹の落葉も多い筑波山では、山火事誘発の可能性があり火器(バーナー)の使用エリアが決まっています。場所は筑波山御幸ヶ原(筑波山ケーブルカー「筑波山頂駅」前広場)。それ以外の場所での火器の使用はNGですので注意しましょう!
筑波山バーナーエリア(主なルール)
・場所:筑波山御幸ヶ原(ケーブルカー山頂駅前広場)
・利用可能時間:10:00〜15:00
・焚き火台や火の粉が舞う行為は禁止
・テント等の設営は禁止
・1団体5名以下での利用(場所の占拠の禁止)
・小型バーナーに限る
筑波山コースマップ
出典:筑波観光鉄道株式会社(筑波山マップ)※画像をクリックすると拡大表示されます
筑波山には個性豊かな様々な登山コースがあり、それぞれに見どころとなるスポットが点在しています。がっつり登山で行きたい人も、観光とセットで自然散策を楽しみたい人も、目的に合わせてコースを組み合わせて巡れることも魅力です。
また、ケーブルカーの始点近くにある筑波山神社入口とロープウェイの始点であるつつじが丘の間はシャトルバスで移動することも可能で、登山口と下山口が異なっても行き来することができます。
ただし便数は限られているので、あらかじめ時刻表をチェックしておきましょう。
一般社団法人 つくば観光コンベンション協会|筑波山シャトルバス
ここからは、各コースの詳細とみどころを紹介していきます。
登山者向けのおすすめ3コース
筑波山神社から男体山山頂を目指すコース
奇石を巡りながら女体山山頂を目指すコース
つつじヶ丘から女体山山頂を目指すコース
ケーブルカー&ロープウェイでの山頂散策におすすめの2コース
女体山と男体山を結ぶコース
男体山の山頂直下をぐるっと1時間の周遊コース
登山で楽しむ筑波山|おすすめ3コース
筑波山で登山を楽しみたい方のために、登りごたえのあるおすすめコースを3つご紹介。登りと下りを別のコースにして、名所を巡るのもおすすめです!
御幸ケ原コース|2つのピークの間にある御幸ヶ原までの最短コース
撮影:鷲尾 太輔
合計距離: 2.9 km
最高点の標高: 847 m
最低点の標高: 218 m
累積標高(上り): 658 m
累積標高(下り): -33 m
- 【体力レベル】★☆☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:2時間5分(片道・登り)
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
ルート概要
筑波山神社入口(10分)→筑波神社前(5分)→宮脇(70分)→男女川源流(30分)→御幸ヶ原(10分)→男体山
筑波山神社登山口から、2つのピークの間にある御幸ヶ原を経由して、男体山山頂を目指すコースです。前半は筑波山ケーブルカーに沿って登り、後半は階段が続きます。
筑波山神社入口→男女川源流
撮影:鷲尾 太輔
筑波山神社・拝殿から左へ進み階段を登った場所にある鳥居。こちらが登山口となります。

撮影:鷲尾 太輔
ケーブルカーのりばである宮脇駅を左手に見ながら、直進します。

撮影:鷲尾 太輔
最初は明るい森の中を、ゆるやかに登っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
大きな岩がゴロゴロとした、河原のような斜面を登っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
この広場の先あたりから、木製階段の登りが始まります。

撮影:鷲尾 太輔
中の茶屋跡を過ぎて少し登ると、真新しい東屋が設置されたMINANO HUTに到着します。

撮影:鷲尾 太輔
MINANO HUT前の広場はケーブルカーの中間地点に面しており、上り・下りのケーブルカーがすれ違う様子を目の前で見ることができます。

撮影:鷲尾 太輔
ケーブルカーがトンネルに入り登山道と分かれるあたりから、岩場の急斜面が始まります。

撮影:鷲尾 太輔
登山道が左に曲がると傾斜はややゆるやかになり、下る区間もあります。

撮影:鷲尾 太輔
男女川源流に到着です。奉納された石碑や小さな祠のたもとから、水量は少ないものの水が流れ出ています。
男女川源流→男体山
撮影:鷲尾 太輔
男女川源流を渡り、登山道両脇の木からかけられたしめ縄をくぐって登っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
すぐに、やや急な木製階段が始まります。登りきった場所には、ベンチや祠があります。

撮影:鷲尾 太輔
筑波山神社の神域として守られてきた森だけに、巨樹が多いのも印象的です。

撮影:鷲尾 太輔
登山道の幅が広い区間にも、木製階段が設置されています。

撮影:鷲尾 太輔
木製階段の段差がやや不規則に変わると、御幸ヶ原まではひと息です。

撮影:鷲尾 太輔
階段を登りきって前方に茶屋の見浦亭が見えてくれば、御幸ヶ原に到着です。周辺には茶屋や土産物店が点在しており、ケーブルカーを利用して登ってきた人も加わって賑わっています。

撮影:鷲尾 太輔
男体山へは御幸ヶ原から左手に伸びる階段を登っていきます。茶屋の幸雲亭が目印です。

撮影:鷲尾 太輔
御幸ヶ原から男体山へは、岩場が続きます。だんだんと傾斜が急になってきますが、慎重に進めば10分ほどで山頂です。

撮影:鷲尾 太輔
男体山御本殿がある男体山山頂に到着です。

撮影:鷲尾 太輔
山頂直下の南側は展望台になっており、宝篋山(461m)や関東平野の眺望が見事です。
白雲橋コース|奇石を巡りながら女体山山頂を目指すコース
撮影:鷲尾 太輔
合計距離: 3.14 km
最高点の標高: 843 m
最低点の標高: 218 m
累積標高(上り): 635 m
累積標高(下り): -27 m
- 【体力レベル】★☆☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:2時間30分(片道・登り)
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
ルート概要
筑波山神社入口(10分)→筑波神社前(20分)→酒迎場分岐(70分)→弁慶茶屋跡(50分)→女体山
筑波山神社からスタートして奇石スポットを巡りながら女体山山頂を目指すコースです。おたつ石コースと合流した後は、岩場が続きます。
筑波山神社→弁慶茶屋跡
撮影:鷲尾 太輔
筑波山神社・拝殿から右に進み春日神社・日枝神社の脇を通って、愛宕山神社の先で境内から出ます。

撮影:鷲尾 太輔
白雲橋を渡って舗装路を進むと、石造りの鳥居が現れます。ここが登山口となります。

撮影:鷲尾 太輔
はじめのうちは、コンクリート舗装された階段状の登山道をゆるやかに登っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
酒迎場分岐で、つつじが丘へ向かう迎場コースと分岐します。白雲橋コースは左手へ進みましょう。

撮影:鷲尾 太輔
出世・金運にご利益があるというパワースポット・白蛇弁天です。登山道から離れて裏側から参拝します。

撮影:鷲尾 太輔
岩が連なった急斜面を登りつめていきます。

撮影:鷲尾 太輔
巨岩が点在する広場まで登ると、コースは右に曲がりややゆるやかに変わります。

撮影:鷲尾 太輔
尾根の東側をトラバース(横断)するように登っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
筑波山ロープウェイの架線の下をくぐると、岩場の急坂をひと登りで弁慶茶屋跡です。

撮影:鷲尾 太輔
きれいな東屋が整備された弁慶茶屋跡、ここでおたつ石コースと合流します。
弁慶茶屋跡→女体山山頂
撮影:鷲尾 太輔
弁慶七戻りをくぐって、登山道は左に曲がるように続いています。

撮影:鷲尾 太輔
高天原と呼ばれる巨岩です。岩の裂け目から登ると、岩の上に鎮座する稲村神社に参拝できます。

撮影:鷲尾 太輔
ゆるやかな岩場ですが、鎖が設置されています。奥に見える巨岩が陰陽石、陰と陽の巨岩が寄り添うようにそびえています。

撮影:鷲尾 太輔
短い鎖場を通過して、岩場を進んでいきます。

撮影:鷲尾 太輔
港を出港する船と入稿する船に似ていることから名付けられた、出船入船です。

撮影:鷲尾 太輔
出船入船からしばらくは平坦な登山道が続きますが、この北斗岩から先はふたたび登りに変わります。

岩の奥に安座常神社が祀られている屏風岩。頭上には筑波山ロープウェイの支柱と架線が見えます。

撮影:鷲尾 太輔
山頂直下の最後の急斜面は、両側に鎖が設置されています。

撮影:鷲尾 太輔
女体山御本殿の裏手に出て太鼓橋を渡れば、女体山の山頂です。

撮影:鷲尾 太輔
一等三角点が設置された女体山山頂は岩場になっています。岩の先端付近に行けば周囲の眺望は抜群ですが、転落には要注意。周囲は決して広くないため荷物を置いての長時間の休憩は避けて、特に混雑時は譲りあって行動しましょう。
おたつ石コース|つつじヶ丘から女体山山頂を目指すコース
撮影:鷲尾 太輔
合計距離: 1.78 km
最高点の標高: 843 m
最低点の標高: 531 m
累積標高(上り): 330 m
累積標高(下り): -35 m
- 【体力レベル】★☆☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:1時間40分(片道・登り)
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
ルート概要
つつじヶ丘(50分)→弁慶茶屋跡(50分)→女体山
つつじヶ丘からスタートしてゆるやかに登り、白雲橋コースと合流してからは巨石や奇石を巡りながら女体山山頂を目指します。女体山までの距離や標高差が短いコースです。
つつじヶ丘→弁慶茶屋跡
撮影:鷲尾 太輔
つつじが丘駐車場の西端から、おたつ石コースが始まります。

撮影:鷲尾 太輔
つつじが丘にあるガマランドの金色のガマ像と赤い鳥居を見ながら、階段を登っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
ツツジなどの灌木が多い林の中の階段を登っていきます。春には鮮やかな花が咲く場所です。

撮影:鷲尾 太輔
東屋やベンチ・テーブルがある広場で、いったん視界が開けます。振り返るとつつじが丘がよく見えます。

撮影:鷲尾 太輔
ふたたび階段が始まります。右手に芝生の広場があり、霞ヶ浦などを見下ろすことができます。

撮影:鷲尾 太輔
周囲の森に針葉樹が増えてくると、登山道はやや平坦なトラバースに変わります。

右手の斜面に巨岩が目立つようになってくると、やや下り坂に変わります。

撮影:鷲尾 太輔
この階段を登れば、弁慶茶屋跡は目前です。

撮影:鷲尾 太輔
弁慶茶屋跡の東屋が見えてきました。ここで白雲橋コースと合流します。
弁慶茶屋跡→女体山山頂
撮影:鷲尾 太輔
弁慶茶屋跡の裏手にある弁慶七戻りから、奇岩・怪石めぐりがはじまります。

撮影:鷲尾 太輔
鎖がある岩場を進むと、陰陽石が鎮座しています。

撮影:鷲尾 太輔
短い鎖場を越えて、岩場を登っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
鎖場を登りきると、ベンチが設置された広場があります。

撮影:鷲尾 太輔
出船入船。港を出入りする船の舳先と船尾にそっくりな2つの巨岩です。

撮影:鷲尾 太輔
出船入船からしばらくは、なだらかな登山道が続きます。

撮影:鷲尾 太輔
北斗岩から先は、女体山への最後の登りが始まります。

撮影:鷲尾 太輔
ロープウェイの架線のすぐ下にある屏風岩。奥に見えるのは安座常神社です。

撮影:鷲尾 太輔
女体山直下の鎖場を、慎重に登っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
女体山御本殿の裏手に出ます。柵に沿って進み太鼓橋を渡ると、女体山山頂です。山頂は狭い岩場になっており、周囲にロープも設置されています。混雑している時は記念撮影などは手短に、他の登山者にも配慮しましょう。
ケーブルカー&ロープウェイで山頂散策
撮影:鷲尾 太輔
筑波山神社そばの宮脇駅からケーブルカーで男体山近く、御幸ヶ原の筑波山頂駅まで8分。また、つつじヶ丘から筑波山ロープウェイで女体山駅まで6分。それぞれ山頂からは、自然研究路や山頂連絡路など周辺の散策が楽しめます。
山頂連絡路|女体山と男体山、2つの山頂に行ける30分のコース
撮影:鷲尾 太輔
合計距離: 0.93 km
最高点の標高: 848 m
最低点の標高: 792 m
累積標高(上り): 86 m
累積標高(下り): -69 m
- 【体力レベル】★☆☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:30分
- 【技術的難易度】★☆☆☆☆
- ・概ね整備されている
・道迷いの心配が少ない
・歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
ルート概要
女体山(20分)→御幸ヶ原(10分)→男体山
女体山と男体山を結ぶ山頂連絡路。今回は白雲橋コース・おたつ石コースのゴールである女体山から御幸ヶ原へ下り、男体山へ登り返します。
撮影:鷲尾 太輔
女体山の山頂に鎮座する女体山御本殿。伊弉冊尊(イザナミノミコト)が祀られています。

撮影:鷲尾 太輔
女体山から石段を下っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
筑波山ロープウェイの山頂にあたる女体山駅への入口を左手に見ながら進みます。

撮影:鷲尾 太輔
御幸ヶ原へ向かって、岩場の登山道を下っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
筑波山の山頂周辺には電波塔が点在しています。

撮影:鷲尾 太輔
その形から名付けられ、筑波山名物の「ガマの油」の口上もここで考えられたというガマ石。江戸時代には「雄竜(おたつ)石」と呼ばれており、つつじが丘からのコース名の由来にもなっています。

撮影:鷲尾 太輔
女体山に一番近い茶屋が、せきれい茶屋です。筑波山は千葉県・銚子港を拠点とする漁師たちが航海の際のランドマークにしていたこともあり、茶屋の傍には彼らが奉納した碇(いかり)が設置されています。

撮影:鷲尾 太輔
さらに下っていくと左側斜面に広がるのがかたくりの里です。見頃の時季以外は遊歩道は閉鎖されており、立ち入れないようになっています。

撮影:鷲尾 太輔
御幸ヶ原まで下ってきました。反対側には男体山がそびえています。

撮影:鷲尾 太輔
御幸ヶ原の南斜面へ下る紫峰杉入口、せっかくなので立ち寄ってみましょう。

撮影:鷲尾 太輔
堂々たる枝ぶりの紫峰杉です。近くにはつくば市内有数のブナの巨木もあります。

撮影:鷲尾 太輔
紫峰杉の傍には、御幸ヶ原コースの途中にもある男女川源流のさらに上流にあたる源流があります。

撮影:鷲尾 太輔
御幸ヶ原には2か所のトイレがあります。女体山側トイレは、広場の北東端にあります。

撮影:鷲尾 太輔
男体山側のトイレは、バリアフリー化されています。

撮影:鷲尾 太輔
男体山へは御幸ヶ原の西端にある茶屋・幸雲亭への階段から登り返します。

撮影:鷲尾 太輔
山頂直下を周回する自然研究路と分かれ、岩場の斜面を登っていきます。

撮影:鷲尾 太輔
岩場の傾斜がだんだんと急になっていきます。ロープも設置されているので自信がなければつかまってもよいでしょう。

撮影:鷲尾 太輔
山頂直下の岩場は、階段状になっています。登りきったら左手に進みます。

撮影:鷲尾 太輔
伊弉諾尊(イザナギノミコト)が祀られた男体山御本殿の裏手が男体山山頂です。男体山御本殿の前は展望台になっており、ここからの関東平野の眺望も見事です。近くには筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所も建っています。
自然研究路|男体山の山頂直下をぐるっと1時間の歩きやすい周遊コース
撮影:鷲尾 太輔
合計距離: 1.97 km
最高点の標高: 847 m
最低点の標高: 727 m
累積標高(上り): 216 m
累積標高(下り): -216 m
- 【体力レベル】★☆☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:55分
- 【技術的難易度】★☆☆☆☆
- ・概ね整備されている
・道迷いの心配が少ない
・歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
ルート概要
御幸ヶ原(10分)→男体山(30分)→大石重ね(15分)→御幸ヶ原
男体山の山頂直下を一周する自然研究路は大半がコンクリート舗装されており、様々な案内板から筑波山の自然を学ぶことができます。南側から北側へと時計回りに進む方が、登り区間が短くおすすめです。
撮影:鷲尾 太輔
御幸ヶ原から男体山をめざす道と分かれ、左手へ進みます。

撮影:鷲尾 太輔
男体山の南斜面をトラバースしながら進みます。完全に平坦な訳ではなく、登り階段・下り階段が点在しています。

撮影:鷲尾 太輔
江戸時代の探検家・間宮林蔵が少年時代に心願成就を祈願したという伝説が残る立身石が見えてきました。

撮影:鷲尾 太輔
立身岩の裏側は展望台になっており、宝篋山や山麓の田園風景を一望することができます。

撮影:鷲尾 太輔
この分岐を右に登り返すと、男体山頂に行くこともできます。

撮影:鷲尾 太輔
男体山の東斜面へは、階段をジグザグに下る区間が続きます。

撮影:鷲尾 太輔
このように登山道の幅が狭くなっている場所もあります。左側(谷側)への滑落には注意しましょう。

撮影:鷲尾 太輔
沢を渡る箇所では、木製の橋や桟道が設置されています。

撮影:鷲尾 太輔
自然研究路には2か所に東屋が設置されており、休憩にも好適です。

撮影:鷲尾 太輔
筑波山に登拝した人々が願いごとを書いた小石を奉納した大石重ね。小石に記載された日付を見ると、つい最近に奉納された小石も目立ちます。

撮影:鷲尾 太輔
北西山麓の薬王院からの登山コースが合流します。左手へ進みます。

撮影:鷲尾 太輔
男体山の北斜面に入ると、植生はブナ・ミズナラなどの広葉樹に変わり、明るい森の中を登り返していきます。

撮影:鷲尾 太輔
御幸ヶ原の男体山側トイレ手前で、自然研究路が終わります。
ロープウェイ・ケーブルカー情報と駅までのアクセス
ロープウェイやケーブルカー、駐車場へのアクセス情報をご紹介。お得なきっぷ情報や駐車場の情報は事前にチェックしておきましょう。
ロープウェイかケーブルカーを使うなら「筑波山きっぷ」がお買い得!
出典:PIXTA
つくばエクスプレス・関東鉄道(バス)・ケーブルカー・ロープウェイに乗れるお得な切符です。ケーブルカー・ロープウェイと関東鉄道(バス)沼田バス停からつつじヶ丘間が乗り降り自由。つくばエクスプレス秋葉原駅から研究学園駅までの19駅で購入できます。
つくばエクスプレス|公式サイト
筑波山神社からケーブルカーで筑波山頂駅へ
撮影:鷲尾 太輔
ケーブルカーは、毎時00分、20分、40分の20分間隔で運行されています。始発・終発の時刻は曜日や季節によって変更があるので、公式サイトで確認しましょう。
筑波山ケーブルカー&ロープウェイ公式サイト
筑波山神社へのアクセス
【クルマの場合】
常磐自動車道「土浦北」IC→国道125号経由で筑波山神社(約35分)
【公共交通機関の場合】
つくばエクスプレス「つくば」駅→関東鉄道バス「直行筑波山シャトルバス」のりばより、「筑波山神社入口・つつじヶ丘行き」乗車→「筑波山神社入口」バス停下車(約35分)
つつじヶ丘からロープウェイで女体山駅へ
撮影:鷲尾 太輔
ロープウェイも毎時00分、20分、40分の20分間隔で運行されています。こちらも始発・終発の時刻は曜日や季節によって変更があるので、公式サイトで確認しましょう。
筑波山ケーブルカー&ロープウェイ公式サイト
つつじヶ丘へのアクセス
【クルマの場合】
常磐自動車道「土浦北」IC→国道125号経由で筑波山神社へ39分
【公共交通機関の場合】
つくばエクスプレス「つくば」駅→関東鉄道バス「直行筑波山シャトルバス」のりばより、「筑波山神社入口・つつじヶ丘行き」乗車→「つつじヶ丘」バス停下車(約50分)
関東鉄道|公式サイト
筑波山周辺の観光スポットと季節のイベント
筑波山の周辺には観光名所も多く、季節のイベントなども実施されています。温泉や一風変わったガマランドなど、周辺の名所をご紹介します。
下山後は温泉や周辺のお店巡りも
撮影:鷲尾 太輔
筑波山麓にはふたつの源泉がある筑波山温泉郷があり、日帰り入浴も可能なホテル・旅館や立ち寄り湯が点在しています。関東平野の眺望を楽しめる施設もあり、ゆったりと汗を流しながら筑波山登山の余韻に浸るのもおすすめです。
一般社団法人 つくば観光コンベンション協会|日帰り入浴
出典:PIXTA
筑波山を登山すると、登山口から山頂まで、茶屋やレストランなど、食事処がたくさんありますが、ほとんどの店にあるのが、名物「つくばうどん」。名前の頭文字を取って、
「つ」…つくね
「く」…ゴボウやシイタケなどの「黒い」野菜
「ば」…バラ肉
の3つの具がたっぷりと入り、地産小麦とレンコンパウダーを使った麺が特徴の地元グルメです。それぞれのお店で、様々なアレンジを加えていますので、登山のたびに違う、つくばうどんを楽しむことができます。
撮影:鷲尾 太輔
今回紹介した「おたつ石コース」の登山口であるつつじヶ丘に、遊園地のような「ガマランド」があります。
入口の大きなガマガエルがド迫力で圧倒されますが、その中は、もっと驚きの珍名所。かなりレトロで不思議なものを売っているお土産屋や、いろいろな意味で怖い「ガマ洞窟」……。珍スポット好きなら、ぜひ、おすすめです。
季節イベントがある日を狙えばより楽しめる!
出典:PIXTA
筑波山周辺では、山麓にある筑波山梅林での梅まつりなど、定期的にイベントを開催しています。様々なコースがある筑波山、こうしたイベントも楽しみながら季節を変えて訪れるのも良いでしょう。
いばナビ|つくば市筑波山周辺で開催されるイベントを一覧から探す
見どころいっぱい!筑波山を登ろう
出典:PIXTA
歴史もあり、自然もありの筑波山。ケーブルカーやロープウェイで便利な上、観光地としても人気があるので、グルメも、見どころもたくさん整備されています。
すぐに登れる初心者向けのコースから、ベテランでも楽しめる周遊コースなど、登山としても人気の山。ぜひ、見どころいっぱいの筑波山に登りましょう。
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