“いばらの道”を進みたい人集合!
山頂へ通ずる道は一つとは限りません。ロープウェイや車で距離を稼ぐコースもあれば、麓の尾根末端から歩くコースなど様々。
今回、「あえて厳しい道を選びたい」そんな方のために、編集部員Nが独断と偏見で『きっつい登山ルート』を選びました。「きつい登山は嫌だ!」なんて人も、日本アルプスを代表する高難度のルートをチェックしてみてください!
南アルプスの「きっつい登山ルート」3選
甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根
標高 | 山頂所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
---|---|---|---|
2,967m | 長野県伊那市 | 10.5℃ | 6.4℃ |
南アルプスの最北に位置する日本百名山。全国に20座以上ある「駒ヶ岳」と名の付く山の中でも、ひときわ存在感のある名峰です。
花崗岩の白砂を敷き詰めた頂上は、南アルプス屈指の美しさ。多くの登山者を魅力しています。
【山行計画の目安】
- 【体力レベル】★★★★★
- 1泊2日
- コース距離:約16km
- コースタイム:約15時間
- 【技術的難易度】★★★★☆
- ・岩場、雪渓を安定して通過できる技術が必要
・ルートファインディングの技術が必要
日本三大急登の一つとされる黒戸尾根。山頂から北東に延びる尾根の標高差は、なんと2,200m!長い登りに加え、ハシゴや鎖場を登る岩稜帯もある上級者向きの“きっつい登山ルート”です。
鋸岳 戸台川からの周回コース
標高 | 山頂所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
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2,685m | 山梨県北杜市、長野県伊那市 | 17.5℃ | 8℃ |
参考:ヤマレコ
南アルプスの北端に位置し、山梨県と長野県の境にそびえる鋸岳。その名の通り、鋸の歯のような荒々しい山容が特徴。高難度の山として知られ、一般登山道がありません。
困難な道中を乗り越え、ようやくたどり着いた山頂からは、南アルプス・八ヶ岳・北アルプス・中央アルプスを望む素晴らしい絶景が楽しめます。
【山行計画の目安】
- 【体力レベル】★★★★★
- 日帰り
- コース距離:約18km
- コースタイム:約15時間30分
- 【技術的難易度】★★★★★
- ・岩場、雪渓を長時間継続して通過できる技術が必要
・ルートファインディングの技術に加え、撤退などの判断能力ができる
幕営に適したポイントがないため、日帰り山行がベター。コースタイムは約15時間にもなるため、午前3時の出発も特別なことではありません。
登り口までのアプローチは5kmと長く、渡渉や急稜なガレ場、鎖場も多数登場するため、充分な経験と体力が必要な“きっつい”登山ルートです。
大無間山 田代温泉ピストンコース
標高 | 山頂所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
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2,329m | 静岡県静岡市葵区榛原郡川根本町市 | 17.3℃ | 9.7℃ |
日本二百名山の中でも難関の山と言われている大無間山(だいむげんざん)。アクセスも困難な南アルプス深南部にあり、さらに登山道の崩落が進んでいるため、「いつ登れなくなるかわからない」といわれている名峰です。
【山行計画の目安】
- 【体力レベル】★★★★☆
- 1泊2日
- コース距離:約19km
- コースタイム:約14時間30分
- 【技術的難易度】★★★★★
- ・岩場、雪渓を長時間継続して通過できる技術が必要
・ルートファインディングの技術に加え、撤退などの判断能力ができる
田代温泉から出発して山頂を目指すコースでは、小無間山の手前に崩壊地が現れます。ロープも張られていますが、大無間山を目指す登山者の間では、危険箇所として知られている難所。
相当な経験を積まなければ辿り着けない“きっつい”登山ルートです。