届け!30万人 山の安心をひろげるプロジェクト 第2弾 / 希望者全員にココヘリをプレゼント 限定ステッカーももらえる! / 今すぐ申し込む
野口五郎岳

野口五郎岳|1泊2日で「裏銀座」の稜線を歩ける、いいとこ取りプランを紹介!

北アルプスの野口五郎岳の紹介です。裏銀座コースと言えば、登山者の憧れ。しかし、長距離縦走なので日程的に諦めている人も多いはず。今回は「野口五郎岳」を登り、1泊2日で裏銀座の稜線を体験できるコースを案内。山行プランや七倉からのアクセス詳細、周辺の山小屋と温泉情報をご紹介します!

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像引用:PIXTA

裏銀座の名峰「野口五郎岳」とは

裏銀座の野口五郎岳
出典:PIXTA
標高所在地最高気温(8月)最低気温(8月)
2924m富山県富山市、長野県大町市16.6℃6.1℃

北アルプスのちょうど中間に位置する野口五郎岳(のぐちごろうだけ)は北アルプスを代表する縦走路「裏銀座」を構成する名峰のひとつ。
標高約2500mが続く県境尾根は、素晴らしい眺めを楽しめるとあって、槍ヶ岳や穂高連峰にも引けを取らない人気の名山です。

名前の由来は?

夏の野口五郎岳
出典:PIXTA

山名に付けられる“五郎”とは、「岩がゴロゴロしている山」の意味。諸説ありますが、麓に大町市野口集落があり、山頂に岩がゴロゴロしていることから「野口五郎岳」になったとされています。
ちなみに、歌手の野口五郎さんの芸名はこの山から付けられたとのこと。

北アルプスを一望できる大パノラマ

見晴らしの良い山頂
提供:ヤマレコ/URU57

山頂からの景色は圧巻!北アルプスの山々を一望できます。水晶岳や鷲羽岳など北アルプス深部の山々の姿の風景に、思わず息を呑むことでしょう。

裏銀座の魅力とは

綿毛のチングルマと野口五郎
出典:PIXTA

北アルプスにはアプローチがしやすい山も多くありますが、裏銀座コースは中央に位置するので日数も必要。そのため、人が少なく静かな山行ができることも魅力のひとつ。
また、高山植物の宝庫とも言われ、コマクサやチングルマなどたくさんの花を見ることができます。

野口五郎岳の登山適期は?

紅葉期の高瀬ダム
出典:PIXTA

ベストシーズンは高山植物のピークである7月下旬から8月中旬。梅雨が明けた青空の下、大展望と白い稜線に咲くピンク色のコマクサを愛でながら、最高の山歩きが楽しめますよ。
てんきとくらす|野口五郎岳
※登山指数を参考に、天気予報や天気概況などの情報も検討したうえで登山計画を立てましょう

【中級者向け】1泊2日で行く野口五郎岳&烏帽子岳「裏銀座プラン」

裏銀座の登山道
出典:PIXTA

裏銀座コースをすべて踏破するには最低でも4日かかります。そんなに日程を取れないひとのために今回紹介するのは、1泊2日の短めプラン。
1日10km以上を歩ける健脚者向けですが、限られた日数で北アルプスを楽しみたいというひとにおすすめです。

合計距離: 23.65 km
最高点の標高: 2901 m
最低点の標高: 1256 m
累積標高(上り): 3969 m
累積標高(下り): -3969 m
【体力レベル】★★★★★
1泊2日
コースタイム:16時間35分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★★☆☆
・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要(1泊2日)

 

【1日目】高瀬ダム(40分)→水場(280分)→烏帽子小屋(90分)→三ヶ岳(120分)→野口五郎岳(20分)→野口五郎小屋(宿泊)
【2日目】野口五郎小屋(140分)→烏帽子小屋(50分)→烏帽子岳(45分)→烏帽子小屋(210分)→高瀬ダム

1日目は七倉ダムに前泊もしくは早朝に到着。時間短縮のため、タクシーで高瀬ダムに行き登山開始します。ブナ立尾根登山ルートから野口五郎岳まで行き、野口五郎小屋で宿泊。もし、1日目七倉ダムからの早朝出発が厳しい場合は、前日に縦走路上の烏帽子小屋に泊まり、そこからピストンすることも可能です。

2日目はブナ立尾根をそのまま引き返して下山。途中、日本二百名山の烏帽子岳を経由し登山口へ戻ります。次のページよりルートの詳細を紹介します。

【1日目】七倉ダム~野口五郎小屋

七倉山荘の外観
提供:ヤマレコ/yamagutu 

七倉ゲートから乗合タクシーで高瀬ダムへ。

不動沢吊り橋
提供:ヤマレコ/yamakichi

ダム堰堤からトンネルを抜け、不動沢吊り橋を渡って砂地の河原を過ぎるとブナ立尾根登山口。いよいよ登山の始まりです!

ブナ立尾根
提供:ヤマレコ/yamakichi

ここから北アルプス三大急登のひとつ「ブナ立尾根」が始まります。標高差約1200mとかなりの急登ですが、登山道は分かりやすく、整備されているので不安定な感覚はありません。

整備されているブナ立尾根
提供:ヤマレコ/yamagutu

標識には登山口から番号が振られていて、12から始まり烏帽子小屋は0番。番号が減るのを励みに頑張りましょう!夏なら途中、センジュガンピやゴザンタチバナなど高山植物にも出会えます。

烏帽子小屋
提供:ヤマレコ/yamagutu

ブナ立尾根を登りきると、烏帽子小屋へ到着、最初で最大の関門を登り切りました。

三ツ岳
提供:ヤマレコ/URU57

烏帽子小屋で一息入れたら、気持ちのいい尾根歩きの始まり。まず、最初の目標地点、三ッ岳(標高2843m)へ目指し再出発です。

コマクサ
提供:ヤマレコ/URU57

稜線は白い花崗岩質の岩と砂礫地の連続。夏はコマクサの群生地が登山を盛り上げてくれます。

野口五郎岳が見える
提供:ヤマレコ/yamagutu

尾根の急登を登りきると、三ッ岳への北峰へ到着。目的地の野口五郎岳が見え、その向こうには槍ヶ岳も顔をのぞかせます。

ここで「稜線ルート」と「お花畑ルート」に分かれますが、最終的には合流します。行きと帰りでルートを変えるのもいいかもしれません。

野口五郎小屋
提供:ヤマレコ/maripapa

遠くに北アルプスの山々を眺めながら尾根道を歩き、最後の登りを上がれば、野口五郎小屋に到着。荷物を置いて、山頂へ向かいましょう!

なだらかな山頂
提供:ヤマレコ/URU57

小屋から約10分、野口五郎岳に到着です!山頂は広くなだらか。360度の絶景。槍ヶ岳をはじめ、水晶岳や赤牛岳など、北アルプスの大パノラマが広がります!

歩いた稜線を眺める
提供:ヤマレコ/yamakichi

北の方向を振り返ると今日歩いてきた長い稜線が見えます。しばし絶景を堪能したら、今日の宿泊地である野口五郎小屋へ戻りましょう。

【2日目】野口五郎小屋~烏帽子岳~七倉ダム

朝日
提供:ヤマレコ/yamagutu

翌朝、せっかくなら北アルプスでご来光を拝みたいもの。再び山頂か、もし余裕があれば少し先の真砂岳で朝を迎えてみてはいかがでしょうか。
野口五郎岳に別れを告げて、下山は烏帽子岳を目指します。

とんがり帽子の烏帽子岳
提供:ヤマレコ/maripapa

1日目通った烏帽子小屋まで戻ってきました。ここから2日目の目標、烏帽子岳へ。

烏帽子岳を目指す
提供:ヤマレコ/yamagutu

前烏帽子へ着くと烏帽子岳が目前に。山頂までは険しく狭いところを通るので、手前の分岐に荷物を置いておきましょう。
岩をよじ登り、クサリ場を上がると烏帽子岳山頂です。

烏帽子岳の山頂
提供:ヤマレコ/maripapa

烏帽子岳山頂からは、遠くにに劔岳が。しかし、山頂は鋭角な岩の頂上です。狭く危険なので十分注意してください。
烏帽子岳を後にし、1日目に登ったブナ立尾根を下山します。高瀬ダムから七倉までは乗合タクシーが使うか歩くかは、時間と体力を考えて決めましょう。

裏銀座で気をつけたい「水場」

ペットボトルに入った水
出典:PIXTA

このルートでは尾根に入ると水場がありません。また小屋も雨水を利用しているため、渇水の際には販売制限となる可能性があります。不動沢吊橋を越えたところにある水場が最後となるので、1泊2日分の十分な水を確保した上で登りましょう。

ルート上にある山小屋情報

今回の登山ルートに便利な山小屋や山荘などの情報をご紹介。今回のルート上でテント泊を考えている場合は、烏帽子小屋のみ可能。また、七倉早朝到着が厳しい場合は、七倉山荘への前泊がおすすめです。

野口五郎小屋

野口五郎小屋の外観
撮影:編集部

野口五郎岳直下、家族経営のこぢんまりとしたな山小屋。裏銀座の長い縦走路の途中、突如現れる姿はまさにオアシスのようです。小屋の名物は手作りの「ごろりんアイス」。暑い縦走路での食べるアイスは格別!テント場はありませんので注意しましょう。

電話:090-3149-1197 (シーズンオフ時:0261−22−5758(上條))
営業期間:例年7月上旬〜9月下旬
料金:(1泊2食)10,000円、(素泊り)7,000円

野口五郎小屋|公式サイト

烏帽子小屋

烏帽子小屋の外観
提供:ヤマレコ/maripapa

ブナ立尾根を登り切った場所、裏銀座コースの起点として便利な烏帽子小屋。シラビソの森に囲まれた山小屋です。テント場も20張ほどあります。夕食のボルシチが有名。
また7月には小屋前のイワギキョウが美しく咲き乱れます。
鳥帽子小屋のイワギキョウ

撮影:編集部
電話:090-3149-1198
営業期間:例年7月上旬〜10月上旬
料金:(素泊り)7,500円、(テント場)2,000円 ※2021年度の食事提供は基本なし

烏帽子小屋 |公式サイト

七倉山荘

虹がかる七倉山荘
出典:Facebook/七倉山荘

裏銀座への入り口七倉に位置する七倉温泉の一軒宿。登山の前泊や、日帰り温泉としての利用も可能です。こちらも10張程度ですがテント泊可能です。

住所:長野県大町市平高瀬入2118-37
電話:0261-22-4006
営業期間:通年
宿泊料金:(1泊2食)11,000円〜、(素泊り)7,700円〜、(テント場)1,650円 ※温泉入浴付き
日帰り温泉入浴料:大人660円 小人300円(夏季は6:00〜19:00、それ以外は8:00〜19:00)

七倉山荘|公式サイト

登山口までのアクセス方法

クルマは七倉山荘まで乗り入れ可。七倉山荘〜高瀬ダム間は認可を得た特定タクシーもしくは徒歩になります。公共交通の場合はバス路線がないため、信濃大町駅からタクシーとなります。

クルマの場合

長野道「安曇野」IC→県道306号→県道326号→七倉山荘(約60分・約40km)

■七倉山荘前駐車場
台数:約50台(満車の場合は七倉ダム駐車場へ駐車)
トイレ:あり
料金:無料

公共交通機関の場合

JR大糸線「信濃大町」駅からタクシー→七倉ダム(約45分)

七倉~高瀬ダムの特定タクシーについて

ダム湖と特定タクシー
出典:PIXTA

前述の通り、七倉から登山口の高瀬ダムまでは、特定タクシーのみ通行可能です。料金は片道2,400円。1台につき4名まで乗車可能なので、グループで行くか、もしくは登山者同士で声を掛け合い、乗り合わせすることが多いようです。

また下山時は高瀬ダムにタクシーが待機していない場合、ダム堰堤にある公衆電話より呼び出すことができます。電波が通じない可能性があるので、呼び出し用の小銭を用意しておきましょう。
大町市観光協会|バス・タクシー

下山したら行きたい温泉情報

下山したらやっぱり温泉。縦走の疲れをゆっくり癒しましょう。タクシー利用なら七倉山荘、マイカーなら高瀬川沿いの温泉がおすすめです。紅葉の季節であれば、露天風呂から素晴らしい眺めが楽しめますよ。

葛温泉髙瀬館

葛温泉高瀬館
出典:髙瀬館公式サイト

高瀬川沿い、源泉かけ流し大自然に囲まれた秘湯の宿。北アルプスを背景に入浴できる野趣あふれる岩露天風呂が人気です。

電話:0261-22-1446
営業時間:10:00~20:00 無休
料金:大人700円 小人400円

高瀬館|公式サイト

葛温泉 温宿かじか

温泉かじか
出典:Facebook/葛温泉 温宿かじか

こちらも高瀬川沿いにある、こぢんまりとした温泉宿。森林に囲まれた露天風呂が自慢です。

電話:0261-22-1311
営業時間:10:00~15:00 無休
料金:大人850円 小人500円

葛温泉 温宿かじか

憧れの裏銀座 野口五郎岳で静かな縦走を楽しみましょう

モルゲンルート
出典:PIXTA

北アルプスのど真ん中、野口五郎岳を短い日程でも十分楽しめるプランをご紹介しました。憧れの北アルプス裏銀座「野口五郎岳」。十分な準備をして臨めば、最高の山行になること間違いありません!

※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

関連記事