アイキャッチ画像撮影:松本圭司
もしかして、紙の地図っていらないかも?

「登山には地図とコンパスと持っていきましょう」とはよく言われますし、それは間違いなく正しいです。しかし多く人がスマホを使うようになった現在、スマホに登山用の地図アプリをインストールすれば地図上に現在地を示すマークが表示されます。
こんな便利なものがあるのなら紙の地図やコンパスは必要ないのかもしれません。
登山用のGPS地図アプリ比較についてはこちら↓
だって、スマホがあれば現在地も地図も見られるし

スマホの画面は高解像度で紙の地図と変わらない高精細な地図を表示出来ます。地形も読めますし、GPSで現在地も分かります。
人間は道に迷ってパニックになれば冷静な判断が出来ません。そんな時でも正確な現在地を教えてくれるGPSは非常に心強い存在です。
だって、紙の地図とコンパスって迷ったら使えないよね?

紙の地図は現在地が分かっている状態で使うもので、迷ってから現在地を特定するのは非常に難しいのです。もちろんコンパスも現在地が分かっていなければ使えません。

名前が分かっている目標物2点以上の方位が分かれば現在地を特定すること(クロスベアリング)もできますが、視界が悪い樹林帯や霧の中、慣れていない山域では困難です。現実的には使えないと思ったほうがよいでしょう。
だって、地図読み出来ないし持ってても意味なくない?

地図読みの達人ならいいのでしょうが、慣れていない人が紙の地
【ポイント1】地図と現在地はスマホで見られる
【ポイント2】紙の地図とコンパスは使えるシーンが限られる
【ポイント3】読図ができなければ紙地図で現在地を特定することは難しい。スマホGPSなら現在地が分かる
紙の地図とコンパスが無いと困る3つのシチュエーション
では、本当に紙の地図とコンパスを持っていなくてもいいかといえば、それも少し違います。