ちょっと待って! 冬の登山道具をしまう前に
GWあたりを境に、山はどんどん新緑から夏の山へ姿を変えていきます。1年中山を楽しむ人は、そろそろ冬山ギアをしまう準備に入るのでは? でも、実はわかっているようでよくわかっていない、ギアのメンテ……。長期保管になるわけですから、しっかりとお手入れして来シーズンを迎えたいですよね。
そこで今回は山道具のスペシャリスト、石井山専 新宿東口ビックロ店のスタッフ(2018年取材)に冬用ギアのケアについてお話を伺ってきました。
アイゼンとピッケルのケアと保管、教えて!
編集部(以下:編):今日はよろしくお願いします。早速なんですが、アイゼンって夏も標高の高い山では必要な場面がありますが、冬だけ使用してしまっちゃう方もいると思うんです。しまう前に、どんなケアをしてあげればいいんですか?
植田さん:長期保管でも、シーズン中でも基本的にお手入れは変わりません。汚れを落として、しっかり乾かす!これに尽きます。
編:汚れを落とすのって、バシャバシャ水で洗っていいんですか?
植田さん:いいですよ。ただし、その後の乾燥が大事。売り場のアイゼンを見てもらうと分かるかと思いますが、新品の状態だと塗装してあるので色がついています。
植田さん:この黒い先端部分です。使っていくうちにこれが剥がれてくるんですけど、そうすると目に見えない細かな傷がついてくるんです。凸凹がある状態になるというか。
編:は~。思い切り岩や氷に突き刺すわけだから、そりゃあ傷もつきますよね……。
植田さん:はい。この傷に水が溜まって、サビに繋がるんです。理想は1回使って帰ってきたら、その日のうちに水でザッと洗って汚れを落とし、拭いて、とにかくしっかり乾かす。これが超基本です!