アルミフレーム搭載だけど軽いゴッサマーギア「マリポサ」
ウルトラライトのムーブメントを初期の頃から牽引してきたブランドの1つゴッサマーギア。その中でも、アメリカで多くのハイカーから長年支持されているのがこちらのマリポサ(税込39,600円)。
「ロングトレイルを歩く人に特におすすめしているザックです。重量は800g台、本体の容量は40Lで、ポケットも含めると60Lくらい入ります。ロングハイキングはもちろん、数日間かけて歩くようなテント泊の縦走、海外旅行などにも便利だと思います」(同)
激しく走ってもフィットするOMMの「クラシック」
アドベンチャーレースを牽引してきたメーカーの1つ、イギリスのOMM(オリジナルマウンテンマラソン)のクラシックシリーズは、アドベンチャーレース用のバックパックの雛型とも言えるそう。
「マウンテンマラソン、山岳レースのために作られたこのバックパックは、激しい体の動きにもぴったりフィットする安定感が特徴です。25L(全重量715g、税込17,600円)と32L(全重量730g、税込18,700円)では、背面の長さが違うので、女性には25Lを男性には32Lをおすすめしています。背面には就寝用のマットが内蔵されているので、日帰りのハイキングなら、これをランチシートとして使ってもいいと思います」
走ることを前提として作られたこのザック。フィット感があるので、重いものを入れても、あまり重さを感じないそうです。大き過ぎないサイズ感が、女性にも良さそうです。
機能性と軽さを両立させたmacpac「フィヨルド40」
もう1つアドベンチャーレースがルーツのバックパックとしておすすめなのが、macpacのフィヨルド40。
「アドベンチャーレースが盛んなニュージーランドのブランドmacpacのフィヨルド40(税込26,400円)は、フレームの代わりに薄いパネルをサイドに入れることによって、強度と軽さを両立させています。容量は40Lとテント泊にも十分対応している大きさ。雨蓋やヒップベルトは取り外しできたり、ハイドレーションパックにも対応しているなど、機能性と軽さを追求したバックパックです」(同)
ロングハイクだけじゃない、目的に応じて選ぼう
ウルトラライトというと、ロングハイキングや何日にも及ぶ縦走をイメージしてしまい、普段は軽いハイキング程度しか山歩きをしない私には無関係では…と思っていましたが、今回お話を聞いて、日帰りでも1泊の山小屋泊でも、用途に応じて使い分けることで、軽さによる快適さを得られることがわかりました。しかも、個人的には、仕事での外出や、子どもともお出かけ時、旅行の時などにも使ってみたい。ウルトラライト系のバックパックの魅力を改めて知ることができました。
◆お話をお聞きした方:土屋智哉さん
1971年埼玉県生まれ。アウトドアショップバイヤー時代にアメリカでウルトラライトハイキングに出会う。2008年、ジョン・ミューア・トレイルスルーハイクののち、三鷹にウルトラライトハイキングをテーマとしたアウトドアショップ「ハイカーズデポ」をオープン。著書に『ウルトラライトハイキング』(山と渓谷社)がある。