③洋服
体温に合わせて調整できたため、重ね着をしたのは正解でした。しかし登っている間にかなり汗をかき、途中休憩している最中に風が吹くと、徐々に身体が冷えてしまいました。
編:今回暑いと寒い、両方あったんだよね。
Yさん:うん、そうだね。洋服での注意点は『(あくまでも一般的に)登山は大量の汗をかく』という事。重ね着をしたのは良かったけど、保温だけではなく速乾性も考慮しないと汗で体が冷えてしまうんだ。あと山は思っている以上に寒いので、しっかり防寒着を持っていくことも重要!
登山用の服は保温性・速乾性・透湿性に優れているものが多いんだよね。でもやはり、いきなり全身揃える、という言うのは確かにハードルは高いから、優先的に揃えるといい物を教えるね。
●速乾性のあるインナー
Yさん:速乾性のあるインナーが一つあるだけで、登山中の快適さが全然ちがうよ。
編:速乾性?
Yさん:例えば、綿のTシャツは一度濡れると乾きにくいけど、ポリエステル等の化学繊維は汗の乾きも早いのが特徴なんだ。家にある洋服で行きたい場合は、洋服のタグを一回確認するのがいいと思うよ。意外と使えるものがあるかも!
●防寒着
編:寒くなくても防寒着いるの?
Yさん:山は標高が高く風も強いので、麓よりずっと寒い想定で防寒着を用意しておこう!
100m上がれば気温が0.6度、風速1mで体感温度が1度下がるって言われているんだ。高尾山は599mなので、約3.6度。見晴らしのいい場所なら風も強いので、風速5mの風が吹けばなんと8度以上も低く感じるんだよ。

●レインウェア
編:レインウェア?雨降ったら山登らないよ?
Yさん:初心者が意外に持ち歩かないのがレインウェア。確かに初心者は雨が降ったら登らないよね。でももし予想外の雨が降ったら?全身ズブ濡れになっちゃうよ。見晴らしのいい頂上などは風も強く、服が濡れると体が一気に冷えて危険なんだ!