4.八幡平(東北)1,613m
花の百名山にも選定されている八幡平(はちまんたい)。樹海の中に広がる広大な湿原には数々の高山植物を見ることができ、雪解けから夏まで楽しめます。山頂から見るエメラルドグリーンの八幡沼は息をのむ美しさ。登山口から山頂までは40分程度。舗装されているので、軽装でも歩けます。
5.大台ヶ原山(近畿)1,695m
大台ケ原(おおだいがはら)は山々に囲まれた半径5kmほどのエリアで、最高峰は日出ヶ岳(ひのでがたけ)。晴れた日の早朝には富士山も観られるそう。シロヤシオのトンネル、立ち枯れた木々が観られる広大な丘陵、シオカラ谷の吊り橋など、さまざまな表情のある登山道を3時間半ほどで周れます。高低差約800mの断崖絶壁の上にある大蛇グラからの大パノラマもおすすめ!
6.蔵王山(東北)1,841m
スキーでも有名な蔵王連峰。蔵王山は農業と水の霊山として信仰されてきました。熊野岳(くまのだけ)から刈田岳(かつただけ)に向かう馬の背では、荒涼とした火山岩原を見ることができます。熊野岳まではロープウェイの山頂駅から約50分。御釜を観ながら刈田岳まで足を伸ばしても1時間半ほどで歩けます。
7.霧ヶ峰(長野)1,925m
美ヶ原から霧ヶ峰へと明るく美しい草原を歩くハイキングコースは季節ごとに楽しめる高山植物の宝庫。富士山や八ヶ岳、日本アルプスの眺望にも恵まれています。ビーナスラインの両側に入山口が点在しているので、ドライブがてらに立ち寄れる手軽さも人気です。
8.草津白根山(上信越)2,165m
9.乗鞍岳(北アルプス)3,026m
乗鞍岳(のりくらだけ)の最高峰は3,025.7mの剣ヶ峰。3,000mクラスの山ではありますが、標高2,700mの乗鞍畳平までシャトルバスで行けるので、約1時間半で山頂へ!夏でも残雪が多く見られる雄大な光景は現実を忘れさせてくれる美しさです。
きっとまた登りたくなる!日本百名山
品格・歴史・個性、すべてを楽しめる日本百名山。実際に行ってみるとその風格に圧倒され、厳かな気持ちにすらなってきます。今回紹介したのはドライブがてらに立ち寄れる山や、日程に余裕があれば手軽に3,000m級にも挑戦できる山である9座。初心者だからと尻込みする必要はありません。ぜひ日本百名山の魅力に触れてみてくださいね。
【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山してください。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに! ・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんでください。