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早月尾根の岩場

「北アルプス三大急登」特集!名峰が集まるエリアならではの憧れルートとは?

今回は「北アルプス三大急登」を特集します!

「日本三大急登」とはまた違う、北アルプスにエリアを絞った急登ルート。名峰が集まるこのエリアだからこそ、多くの登山者に人気・憧れのルートが存在します。いつかは登ってみたい憧れの3つの急登コースをご紹介します。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

「北アルプス三大急登」って知ってる?

早月尾根
出典:PIXTA

山の世界では、「日本三大急登」が有名です。斜度がきつくて辛い3つの尾根のことを指しますが、実は登山者の間でもう1つメジャーな「三大急登」が存在します。

それが「北アルプス三大急登」。急峻な山岳地帯で、名峰が多く存在する北アルプスにおいて、急登と言われている3つの尾根を紹介します!

①ブナ立尾根(烏帽子岳)

烏帽子岳、南沢岳、立山出典:PIXTA

1つ目は北アルプス・烏帽子岳へ向かうブナ立尾根

烏帽子岳は裏銀座コースの起点となる山で、国有林のブナ林を登っていくコースです。登山口と烏帽子岳の標高差は1,350m。七倉山荘から徒歩の場合は1,558mです。ブナ立尾根は「日本三大急登」の1つにも数えられています。


裏銀座登山口

高瀬ダムのトンネルを抜けると登山口があり、「北アルプス裏銀座登山口」の看板からブナ立尾根がスタート!この時点で標高1,272m。

ブナ立尾根

烏帽子小屋まで12分割に看板があるので、キツいけど数字であとどれくらいかを見ると頑張れるかも!?(まだこんだけかぁ~……のパターンもありますが)

②合戦尾根(燕岳)

燕岳

出典:PIXTA

2つ目は、燕岳の合戦尾根

燕岳はとても人気の高い山の1つです。登山口と頂上の標高差は1,287mです。

合戦小屋の看板
出典:PIXTA

中房温泉の登山口標高は1,453m。夏場は、途中の合戦小屋でスイカが食べられることも!うまくエネルギーをチャージしながら登りましょう。

合戦尾根の鎖場
出典:PIXTA

途中には鎖場もあります。燕山荘まで着けば、あと一息!小屋では美味しい食事やケーキも味わえます。ご褒美目指して頑張りましょう!


③早月尾根(剱岳)

早月尾根から見る剱岳
出典:PIXTA(早月尾根から見る剱岳頂上方面)

3つ目は剱岳へ向かう早月尾根

剱岳は「岩と雪の殿堂」と言われている、多くの登山者の憧れの山。急峻な岩稜地帯を行く険しい登山ルートは、経験を積んだ登山者のみが挑戦できます。

もっとも一般的なのは室堂から頂上へ向かうルートですが、馬場島から入るこの早月尾根、登山口と頂上の標高差はなんと驚きの2,238m!

早月川
出典:PIXTA

登山口の標高は703m。馬場島までは写真の早月川沿いに進みます。遠くに見えるのは剱岳です。標高差でルートのきつさを判断する場合、1,000mが1つの基準としやすい数字ですが、その倍以上。とにかく急登なことが伺えます。

早月尾根の岩場
出典:PIXTA

写真のような、急峻な岩稜地帯が続きます。「カニのハサミ」など難所が登場しますので、しっかりとした装備と技術を持って臨んでください。

剱岳山頂から見た早月尾根
出典:PIXTA

剱岳頂上から見た早月尾根は、まさに壮観!ここを登ってきたのかと思うと、きっと胸にこみ上げてくるものがあるでしょう。

辛い登りを乗り越えた後の達成感!

燕岳
出典:PIXTA

北アルプスを代表する3つの急登ルート。みなさんは登ったことはありますか?多くの名峰が集まるこのエリアだからこそ、「三大急登」と呼ばれるルートが存在するのですね。また、辛い急登の先にある達成感は何にも代えがたいものがあります。1度のみならず2度3度、挑戦してみたくなる山たちです!

【登山時の注意点】
・登山道は滑りやすく、山の上は天候も変わりやすいため、トレッキングシューズやレインウェアなどの登山装備が必要です。
・道に迷わないよう、地図でルートを確認しながら登りましょう。登山地図アプリを使う場合は、事前に地図をダウンロードしておく必要があります。
・コースタイムに休憩時間は含まれていません。また初心者のうちはコースタイムよりも時間がかかることが多いため、長めに見積もって計画を立てましょう。