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プロの荷物を徹底分析!初心者が忘れがちな持ち物とパッキングのキホン(2ページ目)

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登山歴約1年のYさんの装備

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行ってみたい山は南アルプスの鳳凰三山というYさん。Iさんとは対照的に、少し大きめの45リットルのリュックからたくさんの装備が出てきました。絆創膏やテープ、靴紐が切れた時の予備といった緊急時の道具、地図、コンパス、タオル、食料、ガス、そして、約3リットルもの大量の水分が入っていました。ヘッドライトが2つあるのは、壊れた時の予備なのだそう。

登山家・大蔵喜福氏の装備

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意外にも一番多くの装備を持ってきていたのは大蔵氏。30リットルという小型のリュックからでてきた装備はこちらの写真のとおりですが、他の2人との最も大きな違いは「まさか!」の事態を想定したものでした。

薬

特に目を引くのは医薬品の数。一番使うのは胃腸関係の薬で、ほかにも風邪薬や目薬、ポイズンリムーバーも出てきました。「薬に関しては本当に細かくそろえています。」と、大蔵氏。体の不調は、時に動けなくなったりすることもある重大なリスク。例えば、山では急に冷えたり水あたりで下痢になることも想定して、ストッパなどの下痢止め薬を医薬品リストに入れておくのがいいでしょう。実際、大蔵氏のリュックには、普段からストッパが入っているそう。

 「荷物はその人の登山を表す」

余計なものを持ってこない潔さ

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3人の装備を比較すると、一番経験豊富な登山家が最も山での緊急事態に備えていることがわかりました。リスクを回避することで、安全で楽しく登山ができるのですね。一方で、余計なものを持ってこないことも大切なことです。「特に女性の場合は、化粧品や着替えを余計すぎるくらい持って来ている人をみることがある。」と、大蔵氏。いま一度見直してみると、荷物がぐっと減るかもしれませんね。

持ち物はわかったけど詰め方は大丈夫?ーーパッキングの基本4つ

①重さを考えた適切な配置を

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パッキングで重要なのは重心の位置!大蔵氏によると、「(重心となる)背中の真ん中より少し上を意識して重いものを。」とのこと。重いものは上部に、軽いものは下部に配置することで重さを感じにくくすることができます。

②サイドのストラップを締めて「長方形」を意識しよう

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「サイドのベルトを最初から締めて厚みを減らしておけば、形が安定する」と、大蔵氏。丸みのある形状よりも縦長の長方形を意識することで、重心を安定させることができます。

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