そんな荷物で大丈夫?登山の持ち物選びは多くても少なくてもダメ!
「まだまだ登山初心者、水や食料くらいはあるけど何を持ってくるべきなのかは正直よくわからない。」そんな悩みを抱えたまま山登りをしていませんか?正しい知識がないと軽すぎて不安になることもあれば、持ってきすぎてしまい重くて楽しめない・・・なんてことも。
プロの登山家に”持ち物選び”と”パッキング”のコツについて教えてもらいました!
山登りの持ち物とパッキングについて登山家はどのように考えているのでしょうか。その悩みを解決すべく、今年7月に登山家の大蔵喜福氏と登山学習サイト「Sherpa」の管理人・石井孝典氏をゲストに迎え、登山の持ち物やパッキングについての座談会を開催しました。山のプロが考える登山の持ち物とは?
メインゲストプロフィール
・登山家 大蔵喜福氏
プロフィール:大蔵喜福(おおくら よしとみ)氏
1951年生まれ、長野県飯田市出身。10代から本格的な登山をはじめ、1979年には世界初のヒマラヤ縦走を成功させた。北米最高峰のデナリ(マッキンリー)には計20回以上登頂した経験を持つ。
・登山学習サイト「Sherpa」管理人 石井孝典氏
プロフィール:石井孝典(いしい たかのり)氏
1986年生まれ、千葉県出身。登山歴約3年程でありながら「山岳遭難事故を減らしたい」という想いで山岳ガイドが登山の質問に答える学習サイト「Sherpa(シェルパ)」の立上げ・運営を行う。国内最大級のFacebook登山者コミュニティ「みんなの登山部」の管理人もしている。
ライオン株式会社「ストッパ」とYAMA HACKのコラボ企画
本座談会は、ライオン株式会社の『ストッパ』の提供でお送りします。ブランドマネジャー・坂田真氏によると、ストッパはストレスやプレッシャーからくる下痢の薬として開発されたものなのだそう。天候や体調の影響を受けやすい”登山”は無事に登って下りるまで毎回がチャレンジ。ストッパを持っていくことが、登山などのチャレンジの後押しとなることを願い、この座談会が実現しました。
丹沢・大山の登山を想定!登山家と初心者の荷物の違いは!?
登山初心者のリュックの中身は?
登山家の装備を知る前に、座談会に出席している登山歴の浅い初心者の荷物を見てみましょう。今回は丹沢にある大山(1252m)へ日帰りで行くことを想定して、初心者2人に装備を持ってきてもらいました。
登山歴2年のIさんの装備
普段は低山の日帰りがメインのIさんは、「登山を気軽に楽しみたい」という理由で30リットルのリュックに装備は最低限。日焼け止めやタオル、レインウェア、飲料水、食料などが入っていました。