⑨ 南アルプス 甲斐駒ケ岳(2967m)
南アルプスを代表する山のひとつ甲斐駒ケ岳。山頂部分は、花崗岩で白くなり、夏でも雪をまとっているようです。峻険な山容は迫力があり、麓や中央沿線からも目立つのですぐに認識できます。
最も登りやすいのは、山梨県と長野県のちょうど境にある北沢峠から。北沢峠へは、マイカー規制のためバスを利用。北沢峠付近の小屋に宿泊して登ると余裕を持った行程になります。
■所在地:山梨県北杜市、長野県伊那市
■レベル:中級
■コース:北沢峠~駒津峰~甲斐駒ケ岳
■コースタイム合計:約7時間10分(登り:4時間20分 下り:2時間50分※休憩時間含まず)
⑩ 南アルプス 仙丈ケ岳(3033m)
標高2032mの北沢峠まで路線バスが通っているので、比較的登りやすい3000m級の山のひとつです。北沢峠から仙丈ケ岳へは、いくつかルートがありますが、稜線上を登る小仙丈尾根ルートが人気です。北沢峠を基点に、甲斐駒ヶ岳とセットで登山をする人もいます。
■所在地:長野県伊那市、山梨県南アルプス市
■レベル:中級
■コース:北沢峠~小仙丈ケ岳~仙丈ケ岳
■コースタイム合計:約7時間10分(登り:4時間20分 下り:2時間50分※休憩時間含まず)
※紹介したコースタイムは、ヤマプラを参考にしています。休憩時間を含みませんので計画を立てるときは、休憩時間を含めた全体の行動時間を算出してみて下さい。また、コースタイムは登山経験や体力、天候などによって変わります。ご自身の体力に合わせた無理のない計画をたて、登山を楽しみましょう。
この夏、3000m級の高みへ行こう!
今回紹介した3000m級の山々は、日帰りが可能な山も含まれていますが、宿泊して山を満喫するのもおすすめです。さあ、この夏、3000mの高みへ登ってみませんか?
【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。