日原鍾乳洞へのアクセス方法

東京は奥多摩にある日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)は、東京都の天然記念物に指定されており関東随一の鍾乳洞として人気の観光地です。ここではまず2つのアクセス方法をご紹介します。
所在地と営業情報

所在地:〒198-0211 東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
営業期間:1/4~12/29(年末年始休業12/30~1/3)
営業時間:AM8:00~PM5:00(4/1~11/30)
AM8:30~PM4:30(12/1~3/31)
入場料金
<一般>
大人(高校生含む) 800円
中学生 600円
小学生 500円
<団体(25名以上)>
大人(高校生含む) 700円
中学生 500円
小学生 400円
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アクセス方法①電車+バス※できればこちらがオススメ
JR青梅線「奥多摩」駅下車。奥多摩駅まではそれぞれ、
新宿から・・・約1時間50分(立川乗換え)※土日祝は奥多摩まで直通の「ホリデー快速おくたま」があります。約1時間30分
八王子から・・・約1時間15分(拝島乗換え)
川崎から・・・約2時間(立川乗換え)
※青梅線は、立川⇔青梅/青梅⇔奥多摩といった運転が多いため、青梅でいったん乗り換えが生じる場合があるので注意してください。
奥多摩駅から出ている日原方面行の西東京バスに乗車、約35分で到着します。(約10kmほど)
平日:「鍾乳洞」行のバスに乗車、「日原鍾乳洞」で下車(乗車時間約30分/料金500円)→徒歩5分
土日祝:休日は鍾乳洞まで行くバスがなく「東日原」駅止まり。「東日原」駅下車(乗車時間約24分/料金460円)→徒歩30分
※特に土日は東日原で下車してから30分「日原街道」という山道を歩きます。車も通る舗装された道ではありますが、歩きやすい靴などの準備を忘れずに!
バスの時刻表を見る
アクセス方法②車

<中央道を通ってくる場合>
八王子JCT→圏央道日の出IC→国道411号線→奥多摩→日原
<関越自動車道を通ってくる場合>
鶴ヶ島JCT→圏央道青梅IC→奥多摩→日原
奥多摩駅入口交差点を右折すると奥多摩駅に行きます。右折せずに直進し、日原街道に入ってください。
駐車場は混雑します!

電車+バスをおすすめする理由として、GWや8月の盆休みなどハイシーズンには駐車待ちが1~3時間発生する可能性もあり、臨時の駐車場も台数に限りがあるため大変混雑します。規制緩和のため、できるだけ公共交通機関で行くか、平日や休日の朝(午前10時ぐらいまで)だと比較的空いている様なので時間を調整して出かけることをおすすめします。
日原鍾乳洞ってどんなところ?

それでは、さっそく気になる鍾乳洞の中を写真でお見せします!本物の迫力は写真では伝わらないので、行く前にこれを見て気分を高めましょう。おすすめポイントも併せてご紹介します!
数十万年の時間が作り出した空間
鎌倉時代から山に篭り厳しい修行をする「修験道」の聖地であった日原鍾乳洞。自然崇拝が強く根付いており、鍾乳洞全体を社殿とし、中に入ることを参詣と言います。各所にはあらゆる仏の名が付けられているのも特徴。つらら状の鍾乳石は、3cm伸びるのに200年もかかるんです!今では日原の名所として観光客で賑わいますが、このエピソードを知っていると、少し背筋を正して訪れたい気持ちになりますね。
どんな服装で行けばいいの?

鍾乳洞内の気温は年間を通じて11℃!地上は太陽の光で温度が上昇しますが、鍾乳洞の中まで日光が届かないためこの気温なんです。夏場はひんやり涼しく冬は暖かに感じます。心配な方は羽織るものを1枚持っていくと肌寒くなくて済みますよ。また、激しい雨が降った翌日などは鍾乳洞内で染み出しがある可能性もあります。簡易的な雨ガッパや撥水性のあるウィンドブレーカーなどがあると安心です。
鍾乳洞の入口

入口周辺。屋根付きのところで料金を払いましょう。
ワクワク!いざ突入

さぁ、いよいよ探検の始まりです!
全長は800m!


一歩踏み入ると、そこはまるでインディ・ジョーンズ気分を味わえる様な空間が!秘密の地下ダンジョンに迷い込んだ様です。
一際目を引く石筍「白衣観音」

石筍(せきじゅん)とは、石灰質を含んだ水が滴り落ち、固まり積もってたけのこ状になったもの。なんと石筍ができるのには400年もかかるんだそう!阿弥陀如来の妻と言われている白衣観音は、出家せず俗世で暮らしながら仏道に帰依していたと言われています。
美しい音色を奏でる水琴窟

水を張った瓶に雫が落ちて美しい水音が響く水琴窟。じっくりとこの音を聞いていると、日々の生活を忘れてしまいそうです。
一番奥には縁結びの神様が!

実はここには縁結びの観音様がいます。婚活のパワースポットとしてにわかに人気があるという噂。また、デートスポットとしてもおすすめです。
まるでカエル?ガマ岩

ドン!と佇む姿がカエルに似ていることから名づけられたガマ岩。どこが口で、どこが背中?と立ち止まって考えてみるのも楽しいかもしれませんね。
覗き込むのが怖い!?地獄谷

綺麗に割れた谷の名前は「地獄谷」。少し名前が怖いですが、順路から覗き込んでみてください。
自然が造った杖がいっぱい!金剛杖

数多くの柱がそびえる金剛杖。これも石灰を含んだ水が堆積してできた自然の造形美です。何十万年かかったのかと思うと、不思議な感覚になります。
日原鍾乳洞に来たら行きたい!周辺観光スポット

日原鍾乳洞の所要時間は、ゆっくり見て回っても1時間前後。旅行の途中や、朝早くに出て来た方はせっかく奥多摩に来たならあわせて観光もしちゃいましょう!
ニジマスやイワナを釣ろう!日原渓流釣り場

所在地:〒198-0211 東京都西多摩郡奥多摩町日原1048
営業期間:3/1~11/30
入漁時間:AM8:00~PM5:00
AM8:30~PM4:30(3月中)
入漁料:3,300円
貸竿料:200円(1本)
エサ代:350円(イクラ)500円(ブドウ虫)
問い合わせTEL:0428-83-2794
上流のおがま・めがまの滝~下流の小川谷出会いまで楽しめる渓流釣り。マスやヤマメ、イワナも放流されています。釣った魚をそのままバーベキューで食べられるのも楽しみの1つ!また、レストハウスでは川魚の料理も頂けます。
ランチは日原鍾乳洞売店で!

鍾乳洞のすぐそばには売店があり、渓流釣りがさかんでもあるこの土地らしくマス定食が頂けますよ!その他にも山のめぐみ・山菜うどんやそばなどもあります。
営業時間:AM10:00~PM15:30
定休日:不定休
奥多摩の食事処を探す
日原ふるさと美術館

住所:〒198-0211 東京都西多摩郡奥多摩町日原775-4
最寄り駅:西東京バス「東日原」徒歩3分
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
入館料:無料
東京都新宿区生まれの故・倉田三郎画伯の作品を年に数回入れ替えして展示してあります。30数年間で世界約50カ国を渡り歩いて描いたスケッチ画と、静かな奥多摩の地で向き合うことができます。
旅行テーマはアウトドア!な方におすすめ登山

奥多摩は自然が豊かで、日原は登山コースの基点となっています。本格的な登山に挑戦するもよし、ゆったり散策するもよし、色々なコースがありますよ。
コース①東京都最高峰の本格登山
雲取山は標高2017m、秩父多摩甲斐国立公園のほぼ中央にある、東京都の最高峰です。登り約6時間・下り約4時間半の中級レベルのコース。天気が良ければ山頂から富士山が見えます。
コース②自然を満喫する鷹ノ巣山
雲取山から東の延長にある鷹ノ巣山は標高1737m。中日原から登りが連続するのでキツい印象がありますが、ブナの自然林があり深い山奥の空気を味わえます。帰りは奥多摩駅、奥多摩湖にも下れますし、尾根が続いているので雲取山方面へも行けます。
宿泊もできる!やすら樹の宿「ねねんぼう」

住所:〒198-0211 東京都西多摩郡奥多摩町日原848-1
最寄り駅:西東京バス「中日原」徒歩3分
5名以上から宿泊できる施設。休憩のみでも利用できます。貴重な山の食材が食べられることも!?
詳細を見る・予約
疲れもさっぱり!奥多摩温泉もえぎの湯

住所:東京都西多摩郡奥多摩町氷川119-1
最寄り駅:奥多摩駅徒歩10分
営業時間:9:30~19:00
定休日:月曜日
奥多摩温泉は、日本最古の地層といわれる古成層から湧き出る100%源泉の温泉です。露天風呂から多摩川の四季折々の風情が楽しめます。1日遊んだあとは、お風呂で疲れを癒して帰りましょう!
もえぎの湯 詳細を見る
高尾・奥多摩 (大きな地図で見やすいガイド)
初心者向けの詳細が載っているガイド本です。季節ごとに見所や注意するポイントなどが載っているので1冊持っておいて損はありません。
高尾・奥多摩 (大きな地図で見やすいガイド)
東京奥多摩地下探検ハイキング 大多摩ウォーキングトレイルでお勧めカフェと温泉も楽しむ
まだまだ奥多摩の自然は深いです。簡単なハイキングコースからディープな地下世界、はては快適な温泉まで載っているという大満足の1冊です。
東京奥多摩地下探検ハイキング大多摩ウォーキングトレイルでお勧めカフェと温泉も楽しむ
東京の庭 青梅~奥多摩小さな旅
JR青梅線を奥多摩駅まで下車し、そしてさらに小河内・日原エリアを、丁寧に案内するように紹介したものになっています。
東京の庭(青梅~奥多摩 小さな旅)
日原鍾乳洞で異空間を体験しよう!

夏に向けて暑くなってくると、涼しさが恋しくなりますよね。首都圏から比較的近く、大自然に囲まれた奥多摩。日原鍾乳洞や温泉で、癒しの時間を過ごしてみませんか?