利用できる天然の熱源は空気だけではありません。下の方に目を向け
ると、巨大な熱源「地球」があるではありませんか。
人間の活動に比べると“無尽蔵”ともいえるこの熱源を有効活用したのが、
細田工務店の次世代省エネ住宅「エコ・ジオス」です。
ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
地下40mで熱交換
を行うことにより、空調機や給湯器の排熱を地中に逃がす仕組みをもっているのです。
逆に言えば、夏は涼しく、冬は暖かい地下40mの快適環境を地上まで
ポンプアップしているとも言えそうですね。
エコ・ジオスシステム図(以下の画像:細田工務店のニュースリリースより)
千葉県成田市のはなのき台分譲地にオープンしたモデルハウス
地中での熱交換には、住宅の敷地内4カ所に地下40mまで達する「採熱管」を設置し、
これに不凍液を循環させることにより、ヒートポンプなどの機器の排熱を地中に逃がします。
例えば、夏場でも高温の排熱は空気中でなく地中に放熱されるので、 ヒートアイランド
現象への影響を非常に少なくすることができます。
「エコ・ジオス」とは、同社の高気密、高断熱、計画換気システムを備えた
「エコサーマル21 システム」と、地中熱を熱源として給湯冷暖房を行う
アトム環境工学の
環境エンジン
を組み合わせたハイブリッド住宅で、ソーラーパネルも併用することにより
従来の住宅に比べるとランニングコストは4分の1程度になるそうです。
地中熱の活用が広がってくると、ボーリング屋さんの仕事も忙しくなりそうですね。