「緊急事態宣言が出ても全国一斉休校は要請せず」文部科学相
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が出された場合の対応について、萩生田文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、全国一斉の休校は要請せず、来年1月に予定されている大学入学共通テストも感染防止対策を講じたうえで実施する考えを示しました。
この中で、萩生田文部科学大臣は、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が出された場合の対応について「児童生徒の発症や重症者の割合は低く、学校を中心に感染が広がっている状況はないことから、現時点で春先のような全国一斉休校を要請することは考えていない」と述べました。
そのうえで「仮に緊急事態宣言が出された場合、自治体などの学校の設置者が休校の必要性を判断するが、学びの保障や、子どもたちの心身への影響の観点から、まさに必要な場合に限定し、慎重に判断すべきだ」と述べました。
また、萩生田大臣は、来年1月に予定されている大学入学共通テストについて「厳格な感染予防を講じたうえで、予定どおり実施する方向で準備をしている」と述べ、緊急事態宣言が出された場合でも、感染予防対策を講じたうえで実施する考えを示しました。