過敏性腸症候群
(IBS)改善薬

西洋ハーブの「ペパーミントオイル」
腹痛・腹部不快感を伴うくり返す
下痢・便秘といった、ストレスなどによって
起こる過敏性腸症候群の諸症状を緩和します。

※コルペルミンの服用は以前に医師の診断・治療を受けた人に限ります。

ストレスを感じるときや大事なとき!

このような経験はありませんか?

  • 通勤や通学の電車の中、
    突然の腹痛!下痢がきた!
  • 大事な会議の前日、
    決まって下痢や便秘がきた!
  • 試験の前、急におなかの調子が悪くなる!
もしかして…

思い当る症状があれば、お医者さんに相談を

その症状
過敏性腸症候群(IBS)
かもしれません。

過敏性腸症候群(IBS)とは
こんな病気です

大腸や小腸に潰瘍や腫瘍などの病変がないにもかかわらず、下痢や便秘などの便通異常を伴う腹痛や腹部不快感が、慢性的にくり返される病気です。
主な症状は、腹痛または腹部不快感、それに関連した便通異常(下痢、便秘、交互にあらわれる下痢・便秘)です。
他にもお腹が張る、ゴロゴロ鳴る、ガスがたまる、残便感といった腹部症状があらわれることがあります。

IBSの4つのタイプ

IBSは便の形から4つのタイプに分類されます

  • 硬い便やコロコロ便が多いタイプ
  • 泥状便や水様便が多いタイプ
  • 硬い便/コロコロ便になったり、泥状便/
    水様便にな
    ったり、便秘と下痢を交互に
    くり返すタイプ
  • どれでもない
コルペルミン

西洋ハーブの過敏性腸症候群改善薬

コルペルミン

コルペルミンは、
欧州でIBSの治療に長年使用されてきた
ペパーミントオイルを有効成分とする医薬品です。
ペパーミントオイルがIBSの症状を改善します。

コルぺルミンの特徴

薬局・ドラッグストア
買えるIBS改善薬

ペパーミントオイル
IBSに効く
西洋ハーブ医薬品

下痢型、便秘型、混合型
のいずれのタイプにも
効果を発揮

「西洋ハーブ医薬品」とは

ヨーロッパで伝統的に使用されてきた植物由来の生薬です。古代ギリシャ時代から病気の治療に利用されてきた歴史があり、有効性・安全性について欧州医薬品庁(EMA)が定めた基準を満たしたものが西洋ハーブ医薬品として認められています。

「ペパーミントオイル」とは

スペアミントとウォーターミントの自然交雑種であるシソ科の多年生植物であるペパーミントを蒸留して得られるオイルです。ペパーミントオイルは古くから世界中で食品香料や化粧品に使用されており、その一部が医薬品に利用されてきました。現在ではIBSの諸症状を改善する一般用医薬品として欧州を中心にさまざま国々で汎用されています。

ペパーミントオイルのはたらき

IBS における異常な腸管収縮を抑制することにより腹痛または腹部不快感、下痢および便秘などの諸症状を改善するとともに、腸内細菌からの異常に産生されたガスを消去することにより腹部膨満感を改善することが示唆されています。

世界で汎用される「コルペルミン」

スイスのTillotts Pharma AG により開発され、1981年に英国で販売されて以降、スイス、ドイツをはじめ数十か国においてIBS の諸症状を改善する一般用医薬品として販売されています。

「コルペルミン」の国内臨床試験結果

臨床試験の成績において、IBS 症状を有意に改善し、被験者による全般改善効果の改善割合は、服用2週時及び服用4週時で高い割合を示し、いずれのタイプ(下痢型、便秘型、混合型)においても有効性が確認されました。

患者による全般改善効果(症状改善者の割合)

評価時期
全体 下痢型 便秘型 混合型
2週時 4週時
2週時
全体
71.6% 69.7% 66.7% 81.3% 85.1%
4週時
下痢型
85.1% 78.8% 88.9% 93.8% 69.7% 78.8%
便秘型
66.7% 88.9%
混合型
81.3% 93.8%

医師による全般改善効果(症状改善者の割合)

評価時期
全体 下痢型 便秘型 混合型
2週時 4週時
2週時
全体
73.1% 69.7% 66.7% 87.5% 85.1%
4週時
下痢型
85.1% 78.8% 88.9% 93.8% 69.7% 78.8%
便秘型
66.7% 88.9%
混合型
87.5% 93.8%

<医薬品製造販売承認申請時添付データ>
【対象患者】IBS患者 
【試験デザイン】多施設共同非盲検非対照試験
【投与方法】本剤を1回1カプセル、1日3回服用、食前投与 
【解析対象例数】69例
【副作用】2例3件(過敏症および呼気臭1例、湿疹1例)

コルぺルミンの
成分・服用方法

区分
要指導医薬品
有効成分
セイヨウハッカ油(ペパーミントオイル)
用法・用量
成人(15歳以上):1回1カプセル、1日3回を食前または食間に服用
15歳未満   :服用しないでください
成人(15歳以上):1回1カプセル、1日3回を食前または食間に服用
15歳未満:服用しないでください
効能・効果
過敏性腸症候群の次の諸症状の緩和:腹痛又は腹部不快感を伴い、
繰り返し又は交互に現れる下痢及び便秘(以前に医師の診断・治療を受けた人に限る。)
希望小売価格
30カプセル(10日分):2,618円(税込)

購入の方法

以前に医師からIBSと
診断・治療されたことがありますか?

コルペルミンは、IBSの再発を改善するお薬です。以前に診断・治療をされたことがあり、IBSのような症状を感じた場合は、薬剤師に相談してみましょう。チェックシートを用いて、薬剤師によるカウンセリングを受けた上で、コルペルミンを購入することができます。

コルペルミンQ&A

「以前に医師の診断・治療を受けた人
に限る。」のはなぜでしょうか?

症状が類似するものに大腸がん、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)等の重大な他の疾患があります。これらを見落とさないようにするため、IBSを初めて発症したと思われる場合は、医療機関を受診するようにしてください。

「過敏性腸症候群の再発かどうかよくわからない人」が
服用できないのはなぜでしょうか?

たとえば、過去にIBSと診断された後、本症状に関して、長期間医療機関を受診しておらず、今回の症状は、以前にIBSの診断・治療を受けた時と違うかどうかよくわからない人は、他の疾患の可能性もありますので、医療機関を受診してください。

いつ飲めばよいのでしょうか?

食前又は食間に、毎日服用するようにしてください。食事とともに服用することはさけてください。(胸やけを起こすことがあります。)

飲み忘れてしまった際は、どうすればよいのでしょうか?

気付いた時点で、1回分を食前又は食間に服用してください。例えば食前の服用を忘れて食事中に気づいた場合は、食事の2時間後(食間)を目安に服用してください。なお、次の服用時に2回分を一度に服用することはできません。

間違って多く飲んでしまった場合はどうすればよいのでしょうか?

副作用があらわれる可能性があります。異常がある場合は添付文書を持って医療機関を受診してください。異常がない場合は次の服用時から定められた用法・用量を守って、服用してください。

服用に関する注意はどのようなことがあるでしょうか?

コルペルミンは腸溶性のカプセルですので、かんだり、つぶしたり(割ったり)せずに、そのまま服用してください。(胸やけを起こすことがあります。)

IBSに効用があるように宣伝されたペパーミントオイル含有の
ダイエタリー・サプリメントと併用してもよいのでしょうか?

これらのダイエタリー・サプリメントには、ペパーミントオイルを多く含む可能性があることから、コルペルミンを服用中は併用しないでください。